juju さんが書きました:
そこで移行をやってみました。
いろいろ試してみたのですが、うまくいきません。
実行した具体的な内容が不明なので、そうした試行後の状態が判然としませんが、一般論としては次のような手順でメッセージデータ(メールデータ)の移行は可能です。
【下準備】
これは、古いパソコンで使っていた Thunderbird 1.0 系のメッセージデータを新しい環境に持ってくるための準備です。
(a1)現行の Thunderbird 3.1.1(on Windows 7)の適当なアカウント配下(「ローカルフォルダ」が妥当でしょう)に、作業用のフォルダを新規に作ります。
「ローカルフォルダ」を右クリック -> [新しいフォルダ] です。
フォルダ名称は自由につけてかまいませんが、ここでは仮に oldTBdata としておきます。
(a2)いったん、Thunderbird 3.1.1 を終了します。
【旧環境からのデータ拾い上げ】
これは、古いパソコン(OS 不明)で使っていた Thunderbird のメッセージデータの実体ファイルを直接拾い上げ、新しいパソコンに持っていくための作業です。(古いデータということから考えて、POP3 のメールだと仮定します。)
(b1)古いパソコンの Thunderbird を終了させた状態で、エクスプローラ(Windows)などのファイルマネージャを使って、Thunderbird のプロファイル・フォルダに直接アクセスします。
プロファイル・フォルダの場所は、OS / ユーザー環境によって微妙に異なります。下記を参照し、自分の環境に合わせて読み替えてください。
(参考)
http://www.mozilla-japan.org/support/th ... rd/profile
(b2)プロファイル・フォルダの配下に、メッセージデータの実体があります。基本的な場所は次のとおりです。
~ \Thunderbird\Profiles\<xxxxxxxx.default>\Mail
この Mail フォルダの中にあるファイル / フォルダ群が、Thunderbird 1.0 系で送受信していたメッセージの実体です。
これらを、Mail フォルダごと一括して USB メモリなどにコピーします。→ 新環境へ
| CD-R など再書き込みのできないメディアに書き込むと、
| ファイル属性が読み取り専用になるので、あとで解除しなければなりません。
【旧環境から新環境へのデータ移行】
(c1)新しいパソコンの Thunderbird を終了させた状態で、エクスプローラなどのファイルマネージャを使って、Thunderbird のプロファイル・フォルダに直接アクセスします。
プロファイル・フォルダの場所は、OS / ユーザー環境によって微妙に異なります。上記(b1)および下記を参照してください。
(参考)
https://support.mozillamessaging.com/ja/kb/profile
(c2)ここでは、(a1)で作った作業用フォルダ(oldTBdata)を確認し、開きます。
基本的な場所は次のとおりです。
~ \Thunderbird\Profiles\<xxxxxxxx.default>\Mail\Local Folders
Local Folders フォルダの中には複数のファイル / フォルダがあると思いますが、(a1)で作ったフォルダの実体ができていて、oldTBdata(拡張子なし)、 oldTBdata.msf という 2 つのファイルと、 oldTBdata.sbd という 1 つのフォルダがあるはずです。
ここで重要なのは、oldTBdata.sbd フォルダです。
(c3)この oldTBdata.sbd フォルダの中に、(b2)でコピーした Mail フォルダの中にあるファイル / フォルダ一式をまるごとコピーしてください。
| Mail フォルダごと、ではありません。
| Mail フォルダ内のファイル / フォルダ一式、です。
| 言い換えれば、Mail フォルダ内と oldTBdata.sbd フォルダ内の
| ファイル構成が同じになるようにコピーするわけです。
(c4) Thunderbird 3.1.1 を起動し、(a1)で「ローカルフォルダ」の下に作った oldTBdata フォルダを見てください。古いパソコンで使っていた Thunderbird 1.0 系のメッセージデータが、その階層を維持したまま再現されているはずです。
(c5)この中から必要なメッセージを、現在の Thunderbird 3.1.1 上で必要なフォルダに分類・移動し、整理してください。
旧環境の状態のまま維持したい(oldTBdata フォルダのまま使いたい)のなら、とくに整理する必要はないでしょう。
(補 1)必要なデータの整理が完了し、あとは不要なデータしか残っていないなら、「ローカルフォルダ」の下に作った oldTBdata フォルダを削除してもかまいません。
(補 2)古いメッセージデータを大量に移動させた先のフォルダ、または旧環境の状態を維持したまま使うことにした oldTBdata フォルダは、必要に応じて「最適化」を実行しておくといいでしょう。
【注】
Thunderbird の基本的なフォルダ(「受信トレイ」「送信済みトレイ」など)は、旧バージョンも新バージョンも実体ファイルの名称(InBox 、Sent など)が同じです。
「下準備」で作業用フォルダを新たに作ったのは、新環境に旧環境のファイルを不用意に上書きした場合、新環境のメッセージデータが旧環境のデータで上書きされてしまうのを防ぐためです。とりわけ(c3)の手順で、どのフォルダの中身をどのフォルダの中にコピーするかは、絶対に間違えないでください。
もし、操作に自信がない場合は、新環境のプロファイルをしっかりバックアップしてから作業したほうが安全かもしれません。
とりあえず以上です。
もし不明な点があれば、どこがどう分からないか、できるだけ具体的に質問してください。
他の方がたから、もっと適切なアドバイスがあるかもしれません。