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作成者 メッセージ
投稿記事Posted: 2010年8月01日(日) 02:00 
現在Windows7を使っております。
Mozilla Thunderbird バージョン3.1.1を使っております。

古いパソコンでも同じアカウントでMozilla Thunderbird(バージョンは1.0)を使っておりました。

新しいパソコンの方ですでに受信メールも結構入っている状態です。
しかし今頃になって、古いパソコンに入っている受信メールと送信済みメールの内容だけが必要になりました。
つまり今使っているパソコンの一番古いメールの下に、さらに古いメールを加えたいわけです。

そこで移行をやってみました。
いろいろ試してみたのですが、うまくいきません。

サーバーの方は、過去の古いメールは消えており、そこからのアプローチは難しい状況です。


どのファイルを移せばよいのでしょうか。
教えていただけましたら幸いに存じます。


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投稿記事Posted: 2010年8月01日(日) 06:54 
juju さんが書きました:
そこで移行をやってみました。
いろいろ試してみたのですが、うまくいきません。

実行した具体的な内容が不明なので、そうした試行後の状態が判然としませんが、一般論としては次のような手順でメッセージデータ(メールデータ)の移行は可能です。

【下準備】
これは、古いパソコンで使っていた Thunderbird 1.0 系のメッセージデータを新しい環境に持ってくるための準備です。

(a1)現行の Thunderbird 3.1.1(on Windows 7)の適当なアカウント配下(「ローカルフォルダ」が妥当でしょう)に、作業用のフォルダを新規に作ります。
 「ローカルフォルダ」を右クリック -> [新しいフォルダ] です。
 フォルダ名称は自由につけてかまいませんが、ここでは仮に oldTBdata としておきます。

(a2)いったん、Thunderbird 3.1.1 を終了します。

【旧環境からのデータ拾い上げ】
これは、古いパソコン(OS 不明)で使っていた Thunderbird のメッセージデータの実体ファイルを直接拾い上げ、新しいパソコンに持っていくための作業です。(古いデータということから考えて、POP3 のメールだと仮定します。)

(b1)古いパソコンの Thunderbird を終了させた状態で、エクスプローラ(Windows)などのファイルマネージャを使って、Thunderbird のプロファイル・フォルダに直接アクセスします。
 プロファイル・フォルダの場所は、OS / ユーザー環境によって微妙に異なります。下記を参照し、自分の環境に合わせて読み替えてください。
(参考)
http://www.mozilla-japan.org/support/th ... rd/profile

(b2)プロファイル・フォルダの配下に、メッセージデータの実体があります。基本的な場所は次のとおりです。
~ \Thunderbird\Profiles\<xxxxxxxx.default>\Mail
 この Mail フォルダの中にあるファイル / フォルダ群が、Thunderbird 1.0 系で送受信していたメッセージの実体です。
 これらを、Mail フォルダごと一括して USB メモリなどにコピーします。→ 新環境へ
  | CD-R など再書き込みのできないメディアに書き込むと、
  | ファイル属性が読み取り専用になるので、あとで解除しなければなりません。


【旧環境から新環境へのデータ移行】
(c1)新しいパソコンの Thunderbird を終了させた状態で、エクスプローラなどのファイルマネージャを使って、Thunderbird のプロファイル・フォルダに直接アクセスします。
 プロファイル・フォルダの場所は、OS / ユーザー環境によって微妙に異なります。上記(b1)および下記を参照してください。
(参考)
https://support.mozillamessaging.com/ja/kb/profile

(c2)ここでは、(a1)で作った作業用フォルダ(oldTBdata)を確認し、開きます。
 基本的な場所は次のとおりです。
~ \Thunderbird\Profiles\<xxxxxxxx.default>\Mail\Local Folders
 Local Folders フォルダの中には複数のファイル / フォルダがあると思いますが、(a1)で作ったフォルダの実体ができていて、oldTBdata(拡張子なし)、 oldTBdata.msf という 2 つのファイルと、 oldTBdata.sbd という 1 つのフォルダがあるはずです。
 ここで重要なのは、oldTBdata.sbd フォルダです。

(c3)この oldTBdata.sbd フォルダの中に、(b2)でコピーした Mail フォルダの中にあるファイル / フォルダ一式をまるごとコピーしてください。
  | Mail フォルダごと、ではありません。
  | Mail フォルダ内のファイル / フォルダ一式、です。
  | 言い換えれば、Mail フォルダ内と oldTBdata.sbd フォルダ内の
  | ファイル構成が同じになるようにコピーするわけです。

(c4) Thunderbird 3.1.1 を起動し、(a1)で「ローカルフォルダ」の下に作った oldTBdata フォルダを見てください。古いパソコンで使っていた Thunderbird 1.0 系のメッセージデータが、その階層を維持したまま再現されているはずです。

(c5)この中から必要なメッセージを、現在の Thunderbird 3.1.1 上で必要なフォルダに分類・移動し、整理してください。
 旧環境の状態のまま維持したい(oldTBdata フォルダのまま使いたい)のなら、とくに整理する必要はないでしょう。

(補 1)必要なデータの整理が完了し、あとは不要なデータしか残っていないなら、「ローカルフォルダ」の下に作った oldTBdata フォルダを削除してもかまいません。

(補 2)古いメッセージデータを大量に移動させた先のフォルダ、または旧環境の状態を維持したまま使うことにした oldTBdata フォルダは、必要に応じて「最適化」を実行しておくといいでしょう。

【注】
Thunderbird の基本的なフォルダ(「受信トレイ」「送信済みトレイ」など)は、旧バージョンも新バージョンも実体ファイルの名称(InBox 、Sent など)が同じです。
「下準備」で作業用フォルダを新たに作ったのは、新環境に旧環境のファイルを不用意に上書きした場合、新環境のメッセージデータが旧環境のデータで上書きされてしまうのを防ぐためです。とりわけ(c3)の手順で、どのフォルダの中身をどのフォルダの中にコピーするかは、絶対に間違えないでください。
もし、操作に自信がない場合は、新環境のプロファイルをしっかりバックアップしてから作業したほうが安全かもしれません。

とりあえず以上です。
もし不明な点があれば、どこがどう分からないか、できるだけ具体的に質問してください。
他の方がたから、もっと適切なアドバイスがあるかもしれません。


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投稿記事Posted: 2010年8月01日(日) 14:42 
偶然的通行人様

懇切丁寧なご説明、本当に感謝いたします。


まず、古いパソコンのOSは、Windows XPです。

POP3も合っております。



そして(c1)まで順調でした。
しかし、そのLocal Foldersを開いても『oldTBdata.sbd フォルダ』が作成されておりません。


何か他に欲しい情報がありますでしょうか?
お手数おかけいたしますが、ご説明よろしくお願いいたします。


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投稿記事Posted: 2010年8月01日(日) 15:25 
juju さんが書きました:
そして(c1)まで順調でした。
しかし、そのLocal Foldersを開いても『oldTBdata.sbd フォルダ』が作成されておりま
せん。

申し訳ありません。
(a1)で、Thunderbird 上でフォルダを生成しただけでは、プロファイル配下に *.sbd フォルダができないのでした。
  | 言い訳になりますが、いつもプロファイルを直にいじるので、
  | ついその感覚で書いてしまいました。ほんとにすみません。

  
そこまでたどりついておられるなら、Local Folders 配下に新しいフォルダを作り、名前を oldTBdata.sbd と付けください。
  | 少なくとも oldTBdata(拡張子なし)ファイルはありますね?
  | oldTBdata(拡張子なし)と oldTBdata.sbd フォルダがそろっていれば
  | oldTBdata.sbd フォルダ内にコピーしたデータが、
  | Thunderbird 上でフォルダ / トレイとして認識されます。
  
あとは(c2)以降の手順で大丈夫です。

混乱させて申し訳ありませんでした。
さらに疑問があれば、遠慮なく質問してください。

以上、取り急ぎ。


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投稿記事Posted: 2010年8月01日(日) 17:10 
オフライン

登録日時: 2006年9月05日(火) 18:47
記事: 4207
 
偶然的通行人 さんとは違う方法の紹介です。

残念ながら Thunderbird 同士でメッセージデータなどを移行する機能はありませんので手動でのファイル
操作が必要になります。

がしかし、なかなか誰でも簡単にとはいかないようですのでまずは以下のアドオン ImportExportTools を
新旧両 PC の Thunderbird にインストールして利用されるのをお勧めします。
MozillaZine.jp : [Thunderbird Addons] ImportExportTools 2.2 リリース

古いパソコンに入っている受信メールと送信済みメールをエクスポートして USB メモリなどのメディアに保
存し、Windows 7 の Thunderbird 3.1.1 でそこからインポートすることが可能になります。

注1:拡張子 .msf のないファイルだけを移行してください。.msf ファイルは不要です。
注2:エクスポートしたメールデータのファイル・フォルダ名は重複しないように変更しておきましょう。
   (名前は半角英数字のみが無難です)
注3:インポート後に任意のフォルダにメールを移動した際は必ず「最適化」を実行しておきましょう。
   (インデックスファイルを整合化してトラブルを避けるためです)

上記の方法でもうまくいかない場合はその内容を書いて教えてください。


[参照] 最近のデータ移行に関連するトピックです。他にもありますので検索してみてください。
[解決済み] メールデータの移行について
受信トレイのエクスポートとインポート

[ナレッジベースドキュメント] 
Mozilla Messaging / ナレッジベース / プロファイル
 


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投稿記事Posted: 2010年8月02日(月) 10:01 
偶然的通行人様

追加でご説明、ありがとうございます。

やってみました。
しかし、Mozilla Thunderbird上でフォルダは形成されるのですが、
その中のInboxやSentなど全てのフォルダを覗いても、
全然過去のメールが反映されず、空白のままでございます。

一体どうなってしまったのでしょうか。
分かる範囲で構いません。何かアドバイス、見解等ございましたらよろしくお願いいたします。

juju


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投稿記事Posted: 2010年8月02日(月) 10:13 
kiki様

ご説明ありがとうございます。

デスクトップにダウンロードしてみたのですが、
XPIファイルとなっており、インストールできません。

ウェブ上で何かプログラムを選択しなければならないのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

juju


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投稿記事Posted: 2010年8月02日(月) 11:02 
再度訂正します。

古いパソコンの Mail フォルダ配下には、各アカウントのフォルダがあります。
例えば、Local Folders フォルダなどです。
そのフォルダの内容物(InBox 、Sent など)を、新しいパソコンに作った oldTBdata.sbd フォルダの中にコピーしてください。

古いパソコンに複数のアカウントがあり、それぞれ独立させて使っていたのであれば、新しいパソコンの側に oldTBdata1 、oldTBdata2 などを追加し、それぞれ同様に旧→新でコピーしてください。

説明が不正確だったため、かえって余計なお手間を取らせてしまったようで申し訳ございません。

以上、取り急ぎ。


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投稿記事Posted: 2010年8月02日(月) 11:55 
偶然的通行人様

ありがとうございます!!!!!!!
できました!!

現行で使っている受信トレイに過去の全てのメールを無事移動させることができました!!

表示も全然問題なく、ちゃんと使えております!!

本当にありがとうございました。


初めてこのフォーラムに来たのにも関わらず、
優しく懇切丁寧に教えてくださり、本当に感謝の言葉では足りません。

同じように困っていらっしゃる方がこれからもいらっしゃると思います。
そのときは偶然的通行人様がまた助けて差し上げてください。
一人でも多くの方にMozilla Thunderbirdを快適に使っていただけるように願っております。

この度は本当にありがとうございました。

juju


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投稿記事Posted: 2010年8月02日(月) 12:22 
オフライン

登録日時: 2006年9月05日(火) 18:47
記事: 4207
 
【補足】

juju さんが書きました:
デスクトップにダウンロードしてみたのですが、
XPIファイルとなっており、インストールできません。

xpi ファイル形式で問題ありません。
Thunderbird へのインストール方法については以下のサポート・ナレッジベースの説明を
お読みください。
Mozilla Japan - Thunderbird サポート - ナレッジベース - 拡張機能のインストール

上記の手順でもインストールできない場合は不具合を抱えている可能性があります。
 


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投稿記事Posted: 2010年8月02日(月) 23:13 
今回はぼくのミスで大事な部分に書き間違いがあり、ご迷惑をおかけいたしました。ごめんなさい。

kiki さんからも別の方法が提案されています。
異なる Thunderbird 環境からのメッセージデータの取り込み方法はひとつではないので、それぞれのユーザーにとって、またケース・バイ・ケースで、利用しやすい方法を使えばいいと思います。

ぼく自身も、ImportExportTools を使うことはありますが、どちらかといえば少数の決まったメッセージのみを別環境に移植したい場合に使うことが多いです。
旧環境のメッセージをすべて新環境に…といった場合は、今回紹介したようなプロファイルを直に操作する方法を採ります。
  | なるべくアドオン等を通さず、つまり生データに変換等の手を加えず、
  | 可能な限り自分の目と手で確認しながら扱いたいからなんですが...。

しかし、操作方法の簡便さという点では、いったん移行元と移行先の 2 つのThunderbird に ImportExportTools をインストールしさえすれば、あとは基本的に Thunderbird 上からメッセージデータのエクスポート・インポート操作をおこなえるので、エクスプローラなどのファイル・マネージャーを使い慣れていない人には、こちらのほうが簡単かもしれませんね。


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投稿記事Posted: 2010年8月16日(月) 21:00 
 私もこの投稿をもとに、Windows7の64ビットから32ビットへ変換するためのバックアップ、復元のリハーサルをしてみましたが、「oldTBdata.sbd フォルダの中にコピーしてください。」のところで
引っかかってしまいました(移行したはずのメールの内容が表示されず、タブの部分で円が回っています)。

私の環境は、
 OS:Windows7
 Thunderbird 3.1.2
 ウィルスバスター2010使用
 Cドライブ残量377GBです。

偶然的通行人 さんが書きました:
再度訂正します。

古いパソコンの Mail フォルダ配下には、各アカウントのフォルダがあります。
例えば、Local Folders フォルダなどです。
そのフォルダの内容物(InBox 、Sent など)を、新しいパソコンに作った oldTBdata.sbd フォルダの中にコピーしてください。

古いパソコンに複数のアカウントがあり、それぞれ独立させて使っていたのであれば、新しいパソコンの側に oldTBdata1 、oldTBdata2 などを追加し、それぞれ同様に旧→新でコピーしてください。

説明が不正確だったため、かえって余計なお手間を取らせてしまったようで申し訳ございません。

以上、取り急ぎ。


 ここで質問ですが、 「oldTBdata1 、oldTBdata2 などを追加し、それぞれ同様に旧→新でコピー」とは、ローカルフォルダの下に「oldTBdata1」、「oldTBdata2」を作成し、かつ 「oldTBdataq1.sbd」、「oldTBdataq2.sbd」を作成したうえでそれぞれのフォルダの内容物をコピーするということでよろしかったのでしょうか? 
 この方法では、上に移行したはずのメールの内容が表示されず、タブの部分で円が回ったままになっています。
 
 Thunderbird3.1.2になると、方法が異なるかもしれないとも思い、追加質問ということで投稿させていただきます。どうかご教示のほどお願いいたします。

#このような質問方法の場合、別スレッドを立てる必要があれば、そのようにします。


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投稿記事Posted: 2010年8月17日(火) 09:43 
別トピックですが、Thunderbird 上のフォルダ構成と、プロファイル内のフォルダ構成の違いについて、ごく簡単に説明したものがあるので、まずこちらを参考にして両者の構造の関係性を理解してください。
http://forums.mozillazine.jp/viewtopic. ... 4508#34508
この考え方は、Thunderbird 2.0 系でも、3.0 系でも、3.1 系でも共通です。

旧環境の Thunderbird で使っていたアカウント(Account-1)の配下のフォルダ群(「受信トレイ」「送信済みトレイ」など)を、新環境の Thunderbird の「ローカルフォルダ」配下に作った一時作業用フォルダ(oldTBdata1)にコピーする場合、プロファイル内の構造は次のような関係になります。

【旧環境のプロファイル内の構造】
- Mail(フォルダ)
  └ Account-1(フォルダ)
    ├ Inbox …Thunderbird 上の「受信トレイ」の実体
    ├ Inbox.msf …上の要約ファイル
    ├ Sent …Thunderbird 上の「送信済みトレイ」の実体
    ├ Sent.msf …上の要約ファイル
    : (中略)
    ├ Trash …Thunderbird 上の「ごみ箱」の実体
    └ Trash.msf …上の要約ファイル

     ↓↓ 緑色の部分を下記にコピー ↓↓
【新環境のプロファイル内の構造】
- Mail(フォルダ)
  └ Local Folders(フォルダ)
    ├ Inbox …Thunderbird 上の「受信トレイ」の実体
    ├ Inbox.msf …上の要約ファイル
    ├ Trash …Thunderbird 上の「ごみ箱」の実体
    ├ Trash.msf …上の要約ファイル
    : (中略)
    ├ oldTBdata1 …Thunderbird 上の「oldTBdata1」フォルダの実体
    ├ oldTBdata1.msf …上の要約ファイル
    └ oldTBdata1.sbd(フォルダ) …「oldTBdata1」フォルダ配下にサブフォルダを配置するためのフォルダ
      ├ Inbox …Thunderbird 上の「受信トレイ」の実体
      ├ Inbox.msf …上の要約ファイル
      ├ Sent …Thunderbird 上の「送信済みトレイ」の実体
      ├ Sent.msf …上の要約ファイル
      : (中略)
      ├ Trash …Thunderbird 上の「ごみ箱」の実体
      └ Trash.msf …上の要約ファイル


同様の考え方で、旧環境の Account-2 の内容物を、新環境の oldTBdata2.sbd フォルダ内へコピーする……という手順です。
ただし、構造を理解できているなら必ずしも「ローカルフォルダ」(プロファイルでは Local Folders フォルダ)配下でなく、他のアカウントの配下に一時作業用フォルダを作ってもかまいません。
このように複数のアカウントがある場合、一時作業フォルダを分けるのは、どのアカウントでも「受信トレイ」の実体は Inbox(拡張子なし)であるなど、基本的なファイル名が同一なので、一つの一時作業用フォルダに複数のアカウントの内容物をまとめてコピーすると、前にコピーしたものが後からコピーしたもので上書きされてしまうからです。
また、旧環境のフォルダ構成をきちんと区別して再現できたほうが整理しやすいという側面もあります。

重要なのは、*.sbd フォルダだけ作っても意味がないことです。
例えば、Thunderbird 上に oldTBdata1 というフォルダを作り、その配下に複数のフォルダを配置したいなら、
 oldTBdata1(拡張子なしのファイル)
 oldTBdata1.sbd(oldTBdata1 配下にフォルダを配置するためのフォルダ)
の最低 2 つが必要です。
oldTBdata1.msf ファイルはなくても大丈夫です。oldTBdata1(拡張子なし)が存在しさえすれば自動的に生成されます。
また、プロファイル内の oldTBdata1.sbd フォルダ中に何もファイルが配置されていないなら、Thunderbird 上では oldTBdata1 にサブ・フォルダは表示されません。

すでに新環境に入れた Thunderbird でメールの送受信をしている場合は、旧環境のメールデータを単純に上書きすると新環境で送受信済みのメッセージがすべて上書きされて消えるので、このトピックで紹介されているような方法で旧環境のデータを新環境に作った一時作業用のフォルダに移植し、その上で新環境のメッセージとして整理・統合するわけです。
しかし、新環境の Thunderbird で一度もメールの送受信をしないことを前提に移行するのであれば、旧環境のプロファイルを丸ごとコピーでいけるはずです。このへんは類似のトピックがいくつかあるので、このフォーラム内を検索してみてください。

こんな説明で分かりますでしょうか? 以上、取り急ぎ...。


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投稿記事Posted: 2010年8月17日(火) 22:02 
 偶然的通行人さま

 丁寧にご教示いただき、ありがとうございました。

 ご教示いただいた手順に沿って(参照先の質問も読了したうえで)メインのアカウントのみ移行しなおしたのですが、フォルダは表示されるものの、メールそのものは、タブのところでぐるぐるまわっているままでリスト、本文とも表示されませんでした。

 心当たりをいくつか書きます。

 ・移行元のInboxファイルが約469000バイトあります。
・メインのアカウントの構成(移行前)は以下の通りです。
  Mail
|- Local Folders
|- Archives.sbd
|- Inbox.sbd
|- Archives
|- Archives.msf
|- Drafts (.msfもあり)
         |- Inbox (.msfもあり)
|- msgFilterRules.dat
|- Sent (.msfもあり)
|- Templates.msf
|- Trush (.msfもあり)
|- Unsent Messages (.msfもあり)

 ファイルが壊れていて、移行できないという可能性もあるのでしょうか?

 気が付いた点がありましたら、ご教示いただけないでしょうか?

 よろしくお願いいたします。


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投稿記事Posted: 2010年8月18日(水) 08:33 
もし、新環境の Thunderbird でグローバル検索を有効にして使っていたら、大量のメールデータを取り込んだことで索引データベースの構築・更新が始まり、それに時間がかかっているのかもしれませんけど、
スーパーブリッジ さんが書きました:
・移行元のInboxファイルが約469000バイトあります。

約469000バイト ≒ 458 キロバイトですし、桁や単位を間違えていないのなら、この程度のメールデータの処理に時間がかるとは考えにくいのですが......。

Thunderbird の 1 フォルダの容量上限は 4GB です。つまり「受信トレイ」なら、その実体である Inbox(拡張子なし)のファイルサイズの上限が 4GB だということです。他の Thunderbird 上のフォルダ=プロファイル内の実体ファイルも同様です。
万一、移行前の Thunderbird のデータがこの上限に迫っていたら、その時点で何らかの不都合が起こっている可能性が考えられるかもしれません。

スーパーブリッジ さんが書きました:
・メインのアカウントの構成(移行前)は以下の通りです。

ちょっと構成が分かりにくいのですが、リハーサルとして試してるだけなら、旧環境の Inbox(拡張子なし)や Sent(拡張子なし)などメールの実体ファイルのうちあまり容量の大きくないものをいくつか、新環境上に一時作業用として作ったフォルダ内にコピーしてみたらどうなりますか?(*.msf や *.sbd はコピーしないで。)

移行元と移行先のデータおよびディレクトリを間違えていなければ、ふつうは大丈夫なはずなんですけど......。

また、目的はプロファイル内のデータを操作することではなく、メールデータの移植なわけですから、kiki さんから紹介されている ImportExportTools を使う方法を活用するのもありかと思います。

とりあえず以上です。外してたらすみません。


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