当方の問いかけに答えていただき、ありがとうございました。
概要は了解しました。以下、ご返答をふまえて書きます。
oyajicchi さんが書きました:
メッセージフィルタの振り分け条件に合致しているのに振り分けが実行されず、結果的に [受信トレイ] に残ったメールと[受信トレイ] に入ることが当然のメールで起こります。
問題が起こり始めた時期より前に受信していて、[受信トレイ] に保存していたメールは正常のままです。
メッセージフィルタが関与せずに [受信トレイ] に入る受信メールにも同じ問題が起こっているとのことなので、メッセージフィルタに障害が起こっている可能性は、ひとまず除外できるでしょう。
一般に、[受信トレイ] 全体が根本的なダメージを受けている場合は、過去のメールを含めて異常が現れることが多いです。
しかし、ある時期より前の受信済みメールには問題がないのであれば、ある時期を境に発生した原因が、以降の受信メールに対してのみ作用している可能性が高いと考えることができるでしょう。
oyajicchi さんが書きました:
症状は、スレッドペインのメッセージ一覧とメッセージペイン上部に表示されるヘッダビューの両方です。
ヘッダビューでも起こるのなら、メッセージ本体に問題が起こっていると考えられます。
スレッドペインと、メッセージペイン上部のヘッダビューでは、表示の元になるデータが異なります。スレッドペインは要約ファイル(*.msf)のデータが使われますが、ヘッダビューではメッセージ本体のデータが直に使われます。
メッセージ本体のデータに問題が起こって、From フィールドや Subject フィールドが欠落すれば、その状態は要約ファイルも反映され、スレッドペインとヘッダビューの両方で問題が生じます。
oyajicchi さんが書きました:
メッセージソースがなかったと思います。
この話のとおりだとすると、上記のヘッダや本文(Body)の欠落状態が裏付けられるのではないかと思います。
受信そのものができなくなっているのなら、新しいメールが着信したこと自体を認識できません。したがって、受信そのものはできており、POP サーバーからメールをダウンロードしたあとにデータを欠落させるような問題が起こっていると推測できます。
受信はできているので、件名や差出人、本文のデータがなくても、受信したメールがあることはユーザーにもわかります。
oyajicchi さんが書きました:
差出人は、"-" がひとつだけ、本文も"." がひとつだけ表示されます。
メッセージ本体のデータは存在するが、それらが適切にデコード(復号)されず、いわゆる文字化け状態で "_" や "." に置き換えられているのではないことがわかります。
つまり、メールのデータそのものが消失、または "_" や "." に置き換えられている可能性が高いと推測されます。
oyajicchi さんが書きました:
振り分け先のフォルダ内に入ったメールは、正常です。
[受信トレイ] と振り分け先のフォルダで、正常と異常を分ける違いがどこかにあるわけですが、原因となっている何かは、メッセージフィルタでの振り分けの時点では影響を与えておらず、振り分け先のフォルダへのデータ書き込みに問題を生じさせていないと推測できます。結局、[受信トレイ] にだけ作用していることになりそうです。
oyajicchi さんが書きました:
現状ですが、昨日午後5時頃にメールソフトSylpheedをインストしたところ、thunderbirdが正常に戻りました。
この状況がいまひとつ理解できません。
Thunderbird と Sylpheed はどちらも優れたメールクライアントですが、それぞれ完全に独立して使えますから、Sylpheed のインストールが Thunderbird の機能に影響を及ぼすことは通常ありません。
考えられるとしたら、Thunderbird や Sylpheed とは異なる何者かが本件に関与している可能性です。
例えば、それまで Thunderbird が既定のメールクライアントになっていたが、Sylpheed をインストールしたときこれを既定のメールクライアントにしたことで、既定のメールクライアントに対して働いていた何かしらの影響から Thunderbird が解放された結果、本件の問題が起こらなくなった、といったことはあるかもしれません。
この場合、Sylpheed では、Thunderbird で異常が起こるメールであっても、正常に受信・表示できているのでしょうか。
もし、Thunderbird 以外の何者かが関与しているとすれば、前便で紹介したトラブルシューティングの中では(E)が影響を及ぼしている可能性が高くなります。
あるいは、セキュリティ対策ソフト以外に影響を及ぼしているプログラムがあるのかもしれません。
最悪の場合、何らかのマルウェアに感染した結果、そのマルウェアが悪影響を及ぼしていることも、いまの段階では否定しきれません。
「Sylpheedをインストしたところ、thunderbirdが正常に戻りました」で解決とするには、今後に残る不安が大き過ぎる点が気になります。
Thunderbird 上で問題が起こらなくなった段階で原因を調べるのは難しいとは思いますが、本当の原因が明らかにされないまま現象が起こらなくなったというだけの状態ですから、今後同じ問題が再発する危険は払拭しきれていません。
とりあえず以上です。ぼくが見落としている点があるかもしれませんから、他のユーザーさんからのアドバイスも待ってみてください。