「2025年7月25日(金) 15:26」投稿はThunderbirdの画面を確認できない状況でしたので齟齬が発生しています。
Y.K さんが書きました:
・メールの既定のフォントが規定のメイリオからNoto Sans JPに変わっていた
これは、設定>一般>フォント>「規定のフォント」の設定値の変化のことなのですね。
添付ファイル:
規定のフォントの設定値変化.jpg [ 82.65 KiB | 表示数: 2187 回 ]
私は実際のメールの表示に使われているフォントを調べられたものと解釈していました。
Y.K さんが書きました:
「設定」の「言語とフォント」の「言語」の選択肢に「他の表記体系」はありませんでした。
UIの言語を設定するのではなく、あくまで「フォント」設定が言語(実際には文字コード)ごとに用意されているという話です。
「詳細設定」ボタンをクリックすると「フォント」ダイアログが開きます。
添付ファイル:
フォント詳細設定(v140).jpg [ 134.61 KiB | 表示数: 2187 回 ]
上の添付画像はThunderbird 140の場合ですが、「規定のフォント」設定と「フォント」ダイアログ(左)の内容は赤の四角囲みで示したように対応しています。
そしてこの設定は「対象言語」ごとに用意されています。(画像右側参照)
対象言語:「日本語」は基本的には「charset=ISO-2022-JP」のメールに使われる設定(実際には他の意味もあります)になります。
現在のメールのほとんどは「charset=UTF-8」だったりしますので、「日本語」の設定はメール表示に使われていなかったりします。
UTF-8等のUNICODE用の設定は、対象言語:「他の表記体系」となりますので、ここにフォント設定をする必要があります。
ちなみに「他の表記体系」のデフォルト設定は欧文フォントが設定されており、サイズもプロポーショナルと等幅で変えてあるので、テキストメールの文字が小さいしなんか変な感じとなります。
次にThunderbird 141の場合を見ていきます。
これが不思議なことに規定のフォントとフォントダイアログの内容が対応していないように見えます。
添付ファイル:
フォント詳細設定(v141).jpg [ 53.2 KiB | 表示数: 2187 回 ]
そしてメール表示に使われていないようです。
では、規定のフォントを「メイリオ」に変更してみましょう。
選択肢を出すと先頭に「規定 (メイリオ)」とあるのでこれを選択してみます。
確かに「Noto Sans JP」のままです。
しかし選択肢の後ろの方にある「メイリオ」を選択すると「メイリオ」に変わりました。
今度は「Noto Sans JP」に変えてみます。
するとフォントダイアログの方も対応して「Noto Sans JP」に変わりました。
この結果から、初期状態で規定のフォントが「Noto Sans JP」だったのは表示だけであり、内部的には「メイリオ」だったことがわかります。
つまり設定画面の選択肢だけ「Noto Sans JP」に初期設定されて不整合を生じていた不具合ということのようです。