■Ver.115起動までの作業
(1)インストール
Ver.115はセットアップの種類を「カスタムインストール」を選択し、インストール先フォルダーを例えば「C:\Program Files\Mozilla Thunderbird 115」に変更してインストールします。
ショートカット作成や規定のメールプログラムの設定はしないようにチェックを外し、これも起動前に準備作業が必要なのでThunderbirdを起動しないでセットアップを終了します。
(2)初回起動前の作業
専用の起動ショートカットを作成してそれで起動するようにします。
プロファイルはプロファイルマネージャーで作成せず、任意のフォルダー(例えば、デスクトップ上の「tb115」フォルダー)を直接指定して起動することにします。
- Thunderbird の起動ショートカットアイコンをコピーし、デスクトップなどに貼り付けます。
- コピー&貼り付けしたショートカットの名前を「Thunderbird 115」など識別できるものに変更します。
- 右クリックメニューからプロパティを開きます。
- 「リンク先」と「作業フォルダー」を実際のインストール先フォルダーに合わせて修正します。
- さらに「リンク先」にプロファイルフォルダーを指定する「-profile」引数を追加します。
- 例の通りですと以下となります。
- リンク先(T): "C:\Program Files\Mozilla Thunderbird 115\thunderbird.exe" -profile "%USERPROFILE%\Desktop\tb115"
- 作業フォルダー(S): "C:\Program Files\Mozilla Thunderbird 115"
- 「OK」をクリックして閉じます。
- この起動ショートカットをダブルクリックすると、空のプロファイルの状態で Thunderbird 115 が起動するはずです。
まっさらのプロファイルの状態から、アカウントを1つだけ設定してください。
アカウントはPOPだったと思いますので、サーバーにメッセージを残して削除しないように設定するのをお忘れなく。
この状態でしばらく動作を見てください。さすがにこれでハングはしないと思います。
それが確認できたら、メッセージフィルターを設定したり、アカウントを追加したりを段階を踏んで行ってください。
これは、正常動作の状態からどの段階でハングアップが発生するようになるのか、または最後まで環境構築終わっても発生しないのかを見るのが目的です。