田舎のおっ さんが書きました:
件名がない状態で返信すると今までは「Re: 」のみとなり、その後のメールのやりとりでも「Re: 」のみでした。
最近だと、件名がない状態で返信すると「Re: 」、それに返信すると「Re: Re:」、さらに、「Re: Re: Re:」といった具合に
自分の返信で「Re: 」が増えていきます。
いつのバージョンから起こっていることかは把握していませんが、このトピックを拝見して Windows 7 上の Thunderbird 52.9.1 で試してみたところ、仰るように返信を重ねるごとに "Re: " が重なっていくのを確認しました。
返信元となるメッセージの Subject フィールド(件名)が存在しないか、Subject フィールドはあるがコロン (:) 後のフィールドボディが存在しない場合、そのメッセージに返信、その返信に返信 ...... とくり返すごとに、"Re: " が積み重なっていくようです。
比較として、Thunderbird 45.8.0 で試すと、Subject フィールドがないメッセージへの返信をくり返しても、"Re: " が積み重なることはなく、ひとつだけが維持されました。
Subject
また、スレッドペインに表示される [件名] カラムの表示と、メッセージペイン上部のヘッダビューの表示では、"Re: " の数が異なります。
ヘッダビューは直接メッセージソースのヘッダを表示していますが、スレッドペインは msf ファイルから表示しているので、実体ファイルから msf ファイルに要約情報を生成するとき、"Re: " がひとつ余分に増えているような印象です。
田舎のおっ さんが書きました:
件名があるとその後のメールのやり取りでも「Re: 」+件名 で続くようです。
電子メールのメッセージフォーマットを規定した RFC 5322 によれば、
RFC 5322 さんが書きました:
When used in a reply, the field body MAY start with the string "Re: " (an abbreviation of the Latin "in re", meaning "in the matter of") followed by the contents of the "Subject:" field body of the original message. If this is done, only one instance of the literal string "Re: " ought to be used since use of other strings or more than one instance can lead to undesirable consequences.
とあり、返信を重ねるごとに "Re: " が積み重なるのは望ましくない旨が述べられています。
そういう意味では、Subject を持つメッセージへの返信に対して "Re: " が積み重ならないのは、規格どおりの動作だといえるでしょう。
(補足)
Subject フィールド自体、文法上は必須のヘッダではないので、Subject フィールドが存在しないメッセージが間違いというわけではありません。
田舎のおっ さんが書きました:
Thunderbird 52.8.0 では問題なかったと思うのですが、Thunderbird 52.9.0 あたりから問題が出ています。
田舎のおっ さんが書きました:
これは仕様変更でしょうか?
Bugzilla までは調べていませんが、上記のような背景から考えると、Thunderbird 52.x のどこか(たぶん 52.9.0 以降?)で発生したバグであると思われます。
(補足)
個人的には、メールフォーマットの文法上必須でないとはいえ、自分から Subject(件名)を持たないメッセージを送ることはありませんし、Subject なしで送られてきたメッセージに返信するときは、本文の趣旨にそった件名を入れて返信するので、ご質問のような問題があることはこれまで気づきませんでした。
実際、Subject がなく "Re: " が増える場合でも、返信時に何かしらの文字列を Subject に書き込むと、"Re: " はひとつだけになりました。
例えば、
Re: Re: Re: Re:
という件名になったメッセージへの返信の際、
Re: Re: Re: Re: 件名
という具合に文字列を追加すると、
Re: 件名
にというように "Re: " はひとつだけになりました。(Thunderbird 52.9.1)
解決策ではなく追試結果と考察だけですが、以上です。役に立たない話だったらすみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。