まず最初に留意点をいくつか書いておきます。
少々辛口になりますが、ご容赦ください。
・法人組織などの職場内でご利用の場合は、まずは社内の PC を管理しているシステム担当部署か
管理責任者・担当者に問い合わせるか、相談すべきです。
理由は、個人使用とは環境条件も管理条件も異なるからです。
・このフォーラムで質問されるときは、できるだけ環境条件を、最初に開示しましょう。
なぜなら他人は、それらがまったく不明では的外れのアドバイスしかできないからです。
これは、双方にとって時間の無駄ですし、残念な結果を招くことにもなります。
もし、社内システムや各種制限事項、独自のカスタマイズ内容を開示できないようならば、社内
で解決してください。
・法人企業や団体組織のユーザの場合は、有償ですが法人サポートの導入検討をお勧めします。
[参照]
Firefox と Thunderbird の法人向けサポート | 法人向け情報 | Mozilla Japan Firefox と Thunderbird のよくある質問 | 法人向け情報 | Mozilla Japan次に、本題です。
確かに切り分け作業による点検と検証は、個人でおこなうのは手間と時間がかかります。
業務時間内であれば、それは業務に支障を及ぼすこともあるでしょうし、個人で対処できる範囲も
限界があろうかと思われます。
がしかし、お仕事上の必要なメール利用で、失っては困るのであれば、それこそ責任問題にも関わ
ってきますので、先延ばしせずに、ただちに、すみやかに対処すべきかと感じます。
その理由は、すでに問題が生じているからです。
転送をおこなわなければ、受信メールを失う・見逃してしまうというリスクが生じてるからです。
原因判明と対処による解決が完了するまでは、Thunderbird の使用をストップして、Web メール
システムの利用(ブラウザ利用によるアクセス)だけに絞るのも方法です。
念のため、Thunderbird の基本的なトラブルシューティングを紹介しておきます。
各種いろいろな場面で有用です。
参考にされてください。
[基本的・定石的なトラブルシューティング対処方法]以下の順番でおこない、その都度変化があるか、改善されたか、確認してみましょう。
これでも問題が再現する場合は、Thunderbird 以外に原因がある可能性が、高いと思われます。
1.Thunderbird のセーフモード起動
#アドオンを一時的に無効化する、診断モードです。 #これで問題が再現しなければ、ほぼアドオンが原因だと切り分けできます。 #ここでも問題が再現する場合は、プロファイルの破損の可能性があります。 [参照]
Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ2.Thunderbird の新規プロファイルの「追加」作成と、その適用
注:現在使用中のプロファイルを削除する必要はありません。
#従前のプロファイルから、一切データ類を引き継がないで、真っ新な状態で、 再現の有無を確認するものです。当然ながら、アドオンもなしです。 #もちろん必要最小限の初期設定をおこない、再現テストの環境条件にします。 #これで問題が再現せず、正常ならば、従前のプロファイルに、何らかのダメ ージがあったと切り分けできます。 [参照]
複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ3.Thunderbird の再インストール
#通常のアンインストール後に、インストールフォルダが残っていたら、それ
も削除します。
その後、PC 再起動後に、インストールをおこないます。 #アンインストールで、プロファイルは削除されません。 #これで問題が再現せず、正常であれば、本体側に何らかの問題があったと切 り分けできます。