結論から申し上げますと、残念ながら "フォルダごとにメッセージペインの表示状態を設定・保存する" ことはできません。
(説明) ご存知のように、Thunderbird のメインウィンドウの標準状態は、既定のタブ内に3ペイン構造をとった形式で開かれます。 タブ内の3つのペインは次のとおりです。
(1)左側のフォルダペインには、各アカウントをルートに既定のフォルダ([受信トレイ] や [ごみ箱] など)があり、さらにユーザーが作成した任意のフォルダが、ユーザーが構成した階層構造で存在します。 (2)右上にはスレッドペイン(メッセージリストペインともいう)があり、(1)で選択されたフォルダ内の要約情報を一覧表示します。 (3)右下はメッセージペイン(ビューペインともいう)があり、(2)で選択されたメッセージの本文が展開・表示されます。
Thunderbird のメニューバーから [表示] -> [レイアウト] の [メッセージペイン] のチェックの有無、またはキーボードから [F8] キーで、メッセージペインの表示・非表示を切り替えられますが、その設定内容はタブ単位での設定・保存となり、フォルダペインにあるどのフォルダを選択しても、メッセージペインの状態は同一になります。 同一タブ内にある、アカウント(A)の [受信トレイ] はフォルダペインを表示し、アカウント(B)の [ごみ箱] はメッセージペインを非表示にする、というようなことはできません。
(補足) 逆にいえば、タブ単位ではメッセージペインの表示・非表示の状態を維持できます。
タブで開けるのは個々のメッセージだけではありません。 フォルダペインにあるアカウント/フォルダのどこからでも、右クリックから [新しいタブで開く] 、もしくはマウスの中ボタンクリックで、新しいタブを開くことができます。この新規タブは、既定のタブと同様に3ペイン構造を持ったタブです。 この新しいタブと、既定のタブで、メッセージペインの表示状態を別々に設定できますから、そのあたりを上手に使うと、あるフォルダではメッセージペインを表示した状態を、別のフォルダではメッセージペインを非表示にした状態を、タブを切り替えることで使い分けることはできると思います。
とりあえず以上です。的外れな話になっていたらすみません。
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