横から失礼します。状況がいまいち掴めなくてこのトピックを頭から読み直してみたのですが、メールの BCC に関する仕様と Thunderbird のローカルフォルダに関する仕様を合わせて考えると、ごく普通の動作に見えます。
フィルタリングの条件として Bcc を指定しても、受信側のヘッダに Bcc が現れないためフィルタが効かないというのがキモです。
仮定
A, B, C とも自分のアカウント、ローカルフォルダでまとめて管理
フィルタリング
条件
「宛先またはCc」 「に次を含む」 「B or C」 or
「Bcc」 「に次を含む」 「B or C」
動作
「メッセージを移動する」 「ローカルフォルダの (B or C) フォルダ」
思考実験開始(わかりやすいように各メッセージに色をつけてみます)
1. 送信時の指定
From: A
To: A
Bcc: B, C
2. 実際に送信されるメッセージは次の 3 通になります(送信側サーバで Bcc に関する情報は消されるため受信側のヘッダに Bcc が残らないことに注意)
メッセージ 1(A 宛)
From: A
To: A
メッセージ 2(B 宛)
From: A
To: A
メッセージ 3(C 宛)
From: A
To: A
3. これらのメッセージがどのように処理されるか考えてみます
送信側
送信時の設定のまま「送信済みメール」に格納されます(ローカルでの処理のため Bcc は消えません)。
From: A
To: A
Bcc: B, C
メッセージ 1(A 宛)
仮定よりローカルフォルダの「受信トレイ」に格納
ヘッダは
From: A
To: A
フィルタリングの条件には該当しないため移動せず、最終的な格納場所は「受信トレイ」
メッセージ 2(B 宛)
仮定よりローカルフォルダの「受信トレイ」に格納
ヘッダは
From: A
To: A
ヘッダに Bcc: B はありません
そのため設定したフィルタリングの条件には該当しないため移動せず、最終的な格納場所は「受信トレイ」
メッセージ 3(C 宛)
仮定よりローカルフォルダの「受信トレイ」に受信
ヘッダは
From: A
To: A
ヘッダに Bcc: C はありません
そのため設定したフィルタリングの条件には該当しないため移動せず、最終的な保存場所は「受信トレイ」
結論
「送信済みメール」
From: A
To: A
Bcc: B, C
「受信トレイ」
From: A
To: A
From: A
To: A
From: A
To: A
「受信トレイ」の 3 つは見た目は一緒ですが、出所は違う別々のメッセージです。
この結果は i-setaka さんの
i-setaka さんが書きました:
1. 差出人:A 宛先:A Bcc:B,C として送信した場合。
送信は、エラーの表示なくおこなわれました。
受信結果は、
Aのフォルダに3個のメールを受信(受信者はすべてA)。←異常
それらのヘッダの表示は、3個とも 差出人:A 宛先:A のみで、
"Bcc" という表示はありません。
B,Cのフォルダには受信していません。←異常
送信済みトレイには1個のメールがあって、
受信者はA
ヘッダの表示は、差出人:A 宛先:A Bcc:B,C
となりました。
と一致します。