csekine さんが書きました:
データ復旧を手掛ける近所のPCショップに持ち込んでみたのですが、やはり上書きされてしまっているようで、元には戻せないと言われました。しくしく。。。
それは残念でしたね。
PCショップに持ち込まれて(ノートPCでしょうか)Thunderbirdのメッセージの保存先フォルダー内の状況も調べていただいたと思いますので、その上での結論ならそうなのでしょう。
csekine さんが書きました:
受信フォルダーが消える前のサーバー状況は確認していません。
容量の話はさておき、今サーバーにあるべきメールがあるのか/無いのかを確認して、被害状況は把握しておいたほうがいいでしょう。
ところで、何が起きたのでしょうか。
csekine さんが書きました:
受信フォルダーが94%と表示されるので、少しでも圧縮しようと思って、最適化しました。
「94%」というのはフォルダーのプロパティの「クォータ」タブの「xx% 使用」のことかと思います。
これはそのアカウント(ユーザー)が、サーバー上で割り当てられたストレージをどれだけ使用しているかの割合になります。
したがいまして、Thundebirdのフォルダーを最適化してメールボックスファイルのサイズを削減しても、クォータタブの数値を下げることはできません。
ここで行うべきだったのは
csekine さんが書きました:
サーバーの側では上限が1Gだったのを4Gに増やしました。
か、サーバー上の不要メールを探して削除することだったと思います。
さて、それで最適化を行ったら
csekine さんが書きました:
すると、inbox自体がいったん見えなくなってしまいました。何が起きたのかわからずうろうろしていると、どうやら新しいinboxが自動的に作成されてしまい、前のフォルダーが全て上書きされてしまいました。
となったわけですね。
これは私の想像なのですが、「ディスク領域を合計(A)[ 20]MB 以上節約できるときはフォルダーを最適化する」という設定は無効にしていて、手動での最適化も定期的には行っていなくて、受信トレイのサイズは結構大きくなっていたのではないでしょうか。
そういう場合には良くないことが起きるリスクが高まります。
最適化が何をやっているかは「Thunderbird ヘルプ」の「
フォルダーの最適化>最適化はどのように動作しますか?」に書かれています。
メールボックスファイルからメールデータを1つずつ読み出しては一時ファイルに書き出していく。
削除済みや移動済みのデータは飛ばして書き込まない。
これを最後までやったら元のメールボックスファイルは削除、一時ファイルをリネームして入れ替える。
こういう流れです。
元ファイルを削除したあと、処理済みファイルとの入れ替えが失敗(普通はないですが)すればデータロストします。
またファイルサイズが肥大化していた場合、処理中の一時的な容量の増加も無視できなくなります。
教訓としては
- メールデータのバックアップは定期的に行う。
- 受信トレイにはあまりメールを溜めずに他のフォルダーに移動しておく。
できれば古いメールはIMAPフォルダーからローカルフォルダーの下へ。 - 最適化は自動設定を有効にしておく。
となるでしょうか。
【追記】
まだ翻訳されていませんが、公式ヘルプに最適化で起こりうる問題についての記事がありました。
Compacting folders - Potential complications | Thunderbird ヘルプ