問題そのものは解決したようですが、誤認と思う箇所があるので長文です。
EarlgreyTea さんが書きました:
ご利用のSMTPサーバーからのメール配信を「222.27.178.217.shared.user.transix.jp」
サーバーが拒否しているという状況のようです。
もしSMTPサーバー間での中継拒否なら「postmaster@送り側SMTPサーバー
から戻ってきたメール」の中にエラーメッセージが書かれているはずでは?
問題のエラー表示はThunderbirdのUIが「自分自身が接続したSMTPサーバーの
応答」として出していると思うのですが。
私は「222.27.178.217.shared.user.transix.jp」がSMTP/IPv4の(見かけ上の)
送り側で、OCNのSMTPサーバーが受け側と解釈して以下を書きます。
【追伸】長文書いている最中に、EarlgreyTeaさんの投稿と重なりました。
すいません。
s.matsuki さんが書きました:
サーバーからの応答:
<222.27.178.217.shared.user.transix.jp[217.178.27.222]>
この部分だけで、お使いのインターネット接続環境がIPv6+transixサービスで、
IPv4->(IPv6トンネリング)->IPv4の変換を経てThunderbird,Outlook内で設定した
SMTPサーバーに接続されているのがわかります。概念図としては
https://www.mfeed.ad.jp/transix/overview.htmlの「ユースケース2」を見てください。
この時、s.matsukiさんのパソコンから送り出されたSMTPデータは、
transix網終端装置が最後に変換した[217.178.27.222]のIPv4アドレスを
持つものとしてインターネットに送り出され、これがOCNの
SMTPサーバー側から見えています。
s.matsuki さんが書きました:
<222.27.178.217>のIPアドレスは中国で使用されているということで
これは、ドメイン形式でIP中継機器の名称を表現する逆順表記です。
[217.178.27.222]が正しい「IPv4グローバルアドレス」で、
これは国内の業者が提供しています。
問題はここからで、インターネット接続業者が各ユーザーに提供する
「IPv4グローバルアドレス」は、多数の利用者に対して数が足りないので、
「時間的共有(ネットに接続した時だけ割り当てて空いたら次に回す)」とか、
「NATで同時に共有」という技をインターネット接続業者が使い、
現状をしのいでいます。(高い料金払えば占有できますけど)
自分側のルーターかHGWを立ち上げ、IPv6トンネルがtransix網終端装置に
接続された際に空いているIPv4アドレスが割り当てられるのですが、
過去に悪意あるユーザーが「たまたま回ってきた」IPv4アドレスを使って
スパムメールとかの攻撃をやらかすと、インターネット上で収集・共有されて
いるブラックリストにIPv4アドレスが「攻撃元」と登録されてしまいます。
各メールサービス事業者のメールサーバーはこのブラックリストを参照して
SMTP接続を拒否することでスパムメール等の悪意ある攻撃からガードします。
この「けがれたIPv4グローバルアドレス」に自分の番が回ってきたことが
SMTPで送信できなくなった理由の一つだと思います。
s.matsuki さんが書きました:
結局、ONUとルーターの電源を落とし、再度電源を入れて
繋いだところあっけなく送信できるようになりました。電源を落としたことで
IPアドレスの再設定が行われたというのが結論のようです。
これが、IPv6トンネルを一度切って再接続し、自分の送り出すIPv4通信が
「相手に見えるアドレスがけがれたIPv4ではない」ものに入れ替わった効果です。
かいつまんでなので正確でない部分もあると思いますが、
概ねのところでご勘弁を。(IPv6/transixに詳しい方の検証を望みます)
デュアルスタックならDNS参照のIPv4/v6優先順がWindows10/11で
実は変わっていたとか他の理由もからみそうですので。