E1Tmntshow さんが書きました:
FirefoxはUIにアドレスバーとは別に検索バーを置けますが、これはどんなメリットがあるのでしょうか?
私は、アドレスバーとは別に「検索バー」を使用しています。
about:preferences#search
① 「検索とナビゲーションにアドレスバーを使用する」が一般的であり、
② 「検索バーをツールバーに追加する」を使用するユーザーは少数派と思われます。
ブラウザの使用方法によっては、どちらのオプションも便利です。
例えば、検索バーとアドレスバーが統合されていると、メインツールバーのスペースを節約できます。
一方、バーが分離されていると、アドレスバー(規定)とは異なる検索プロバイダを使用でき、プライバシーの向上にもつながります。
検索とアドレスバーを一つにまとめたものの主な利点は、
ツールバーに配置できる他のアイテム(拡張機能のアイコンなど)のためのスペースを確保したり、結果的にアドレスバーが拡張されるので、URL を表示し(情報量を多大化でき)たりできることです。
アドレスバーは様々な方法で調整(カスタマイズ)することができます。例えば、デフォルトの検索エンジンや候補として表示されているものを変更することができます。
懸念事項:
① 「検索とナビゲーションにアドレスバーを使用する」を使用すれば、
入力時に要した行為のすべてが「既定の検索エンジン」にリダイレクトされます。そのリダイレクトにより、結果的に「閲覧履歴やアクティビティ」が、検索エンジン のプロバイダ(Google、Bing=Microsoft など)に収集(検索サービスでの副次益が、Google、Microsoft の収入源と市場支配力の源泉です)されることになります。
私は、
「プライバシーの懸念」と「市場の健全化」を重視し、
可能な限り、市場を独占支配下するプラットフォーマー GAFMA(Google、Apple、Facebook、Microsoft、Amazon)の使用を避けています。
その一貫として、
「検索バー」を使用して、任意の「検索エンジン」に切り替えて使用する手法を好んでいます。そして「既定の検索エンジン」は、
Brave を設定(追加)しています。
「検索」バーの沿革:
● Windows 用の主要な Web ブラウザでは、
アドレスバーの横に「検索」バーを表示可能なウェブブラウザは
「Firefox とその派生ブラウザ」、及び「Vivaldi」に限られています。
他のブラウザでは(Google や Microsoft などは「権益」を損なうことになる)検索バーを(Google Chrome や Microsoft Edge などに)表示しないし、サポートしていないので、表示化は不可能です。キーワード検索で任意の検索エンジンにリダイレクトが可能ですが、かなり面倒で不便です。
● Firefox は、
version「57」から「検索バー」を(オプトイン機能にし)規定でオフ(無効化)に変更しました。
これは、Google Chrome の単一フィールド(アドレスと検索)のレイアウトを参考にした(
Bug 694291)、インターフェイスのプロジェクト「Photon」デザインを適用した結果です。
「Photon」デザインの理由は「インターフェイスのスペースを確保する」ことが理由でしたが、(Photon デザインの適用で「Google Search Engine」を規定にし)Google からの莫大な見返り(Mozilla の収入の大半)を得られることも動機のひとつです。
Bug 1387416 に理由と対象が説明されています。