横から失礼します。
Hitoshi_1115 さんが書きました:
また、該当のメールアカウントは複数台のPCで共有しています。
送信履歴も共有しています。
このような運用条件なら、すべての PC とそこにインストールされたメールクライアントに目を配る必要が出てくるではないでしょうか。
なぜなら、ある PC にインストールされた Thunderbird から、[送信済みトレイ] 内のメールを誤って削除してしまった場合、その結果が IMAP サーバーに反映され、さらに他の PC にも同期されるからです(関連後述)。
この運用条件の中で、メールの送信をおこなうのは特定の PC だけでなく、個々の PC からも任意に送信がおこなわれているのですよね。
その場合、個々の PC で使用されているメールクライアントは、すべて Thunderbird ですか。それとも、異なるメールクライアントもしくは Web メールなどが利用されているという事情はありますか。
Hitoshi_1115 さんが書きました:
送信履歴に残る場合と残らない場合が発生しています。
「送信履歴に残る場合と残らない場合」と仰っているのが、Thunderbird からメールを送信したとき、その Thunderbird の [送信済みトレイ] に送信控えが残らないことがある、というお話だと解釈した場合、この送信履歴が残らない現象は、特定の PC の Thunderbird にだけ発生しているのでしょうか。それとも、他の PC の Thunderbird でも同様に「残る/残らない」が(ランダムに)発生しているのですか。
またこの「残る場合と残らない場合」は、1台の PC の Thunderbird からメールを送信した直後に [送信済みトレイ] を確認したときのお話ですか。それとも、時間を置いて見返したとき、送ったはずのメールの控えが保存されていないことに気づく、といったお話ですか。
前者の場合は、にわかには原因を推測できかねますが、後者の場合なら上述したように他の PC での操作が反映された結果かもしれません。
複数台の PC のひとつで、Thunderbird の設定の [メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する] のチェックが外れているか、保存先に別のフォルダが指定されていて、それが IMAP サーバーとの同期対象になっていないような状況なら、その PC から送信したメールの「送信履歴が送信フォルダーに残らない」ことは起こりうるとは思います。
同様に、1 台の PC の Thunderbird が、メッセージフィルターで送信後のメールを振り分けているような場合も、同期対象から外れたフォルダーに振り分けられていれば、その PC から送信されたメールが「送信履歴が送信フォルダーに残らない」ことことは起こりえます。
ただしこれらの場合は、特定の PC から送信したメールだけが [送信済みトレイ] に残らない(同期されない) ―― という話になります。
Hitoshi_1115 さんが書きました:
残る場合と残らない場合の違いは分からないです。
一口に送信メールといっても、新規に作成したもの、返信、転送、また添付ファイルの有無など、性格や条件は異なります。
十分調べた上で「違いは分からない」のだとは思いますが、あらためてそのあたりの観点からお気づきのことはありますか。
例えば、残らないのは [返信] で送信したメールだとか、添付ファイル付きのメールでよく起こる、というような傾向だけでもつかめれば、そこを手掛かりにできるかもしれない、という意味でお尋ねしています。
Hitoshi_1115 さんが書きました:
サクラサーバー側の送信履歴にも残っていない状況です。
ここでいう送信履歴は、サクラサーバーの SMTP を使って送信したメールが、同じユーザーの IMAP サーバーに自動コピーされるような、サーバー側で実行される送信控え機能、といった意味のことですか。
それとも、Thunderbird に設定したサクラサーバーのアカウントにある [送信済みトレイ] と、サクラの IMAP サーバー上にある対象フォルダで同期関係をとっている、という文脈でのお話ですか。つまり、Thunderbird の [送信済みトレイ] に控えが保存されないので、同期対象となっている IMAP サーバー上のフォルダにも反映されないというような...。
Hitoshi_1115 さんが書きました:
だだ、受信者側には届いている事は確認できています。
Thunderbird の送信動作に関していえば、メールの送信そのものと、そのメールの控えを保存する動作は、まったく別物です(下記【補足説明】参照)。
"Thunderbird の [送信済みトレイ] に控えが残らない問題" を考えるなら、送信そのものに気をとられ過ぎないほうがいいと思います。
提示されている情報から、推測できる範囲で書き込ませていただきましたが、上記のような事情が具体的に提示されていない現状では、第三者から的を絞った「原因の究明と解消方法」を述べるのは難しいだろうと思います。
とりあえず以上です。役に立たない話だったらすみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。
----【補足説明】------------------------------------------------
Thunderbird に設定したアカウント配下のフォルダーに関して、しばしば誤解されることがありますので、この機会に書き留めておきます。
本トピックの主題とは直接的な関係はないので補足扱いにしていますが、理解しておくと、本件でも適切な対応をとりやすくなるとは思います。
[受信トレイ] は、受信メールサーバーのメールボックスに対応する "窓口" 的な位置づけがあらかじめ与えられている、特別なフォルダーです。
IMAP アカウントなら、設定したとき最初から同期対象として認識されますし、POP アカウントなら受信メールは必ず [受信トレイ] で受け止められ、そのあと振り分けられます。[受信トレイ] は、他の既定フォルダーのように保存先を別フォルダーに移すなどの設定変更はできません。アカウントの根幹です。
一方、[送信済みトレイ] は、名前に "送信" の文字が含まれているため勘違いされやすいのですが、メール受信の窓口としての [受信トレイ] とセットになるような意味で、メール送信の動作やメールサーバーとの直接的な関係性はいっさい持っていません。
[送信済みトレイ] の役割は、メール送信の動作そのものには影響を与えず、受けず、送信メールのコピー(控え)を保存する "受け皿" になることです。性格的には単なる保存用フォルダーといえます。
Thunderbird のアカウント設定にある [送信控えと特別なフォルダー] の項目内で [送信控え] の動作条件を変更できますが、[メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する] という動作は、メール送信の際に働く内部的な自動コピー機能であって、その保存先の初期選択として [送信済みトレイ] がプリセットされているに過ぎません。
実際、[送信済みトレイ] 以外のフォルダを選択することもできますし、返信の場合は [返信元のメッセージと同じフォルダーに返信を保存する] も選択可能です。もっといえば、[メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する] の設定そのものを無効にすることもできます。
そして、これらの設定内容がどうなっていようと、メールの送信そのものはおこなえます。
逆に、Thunderbird からの送信後に経路上で障害が起こったような場合、宛先には届いていないが [送信済みトレイ] には控えが保存されている、ということも起こりえます。
これらの事実からいえることは、[送信済みトレイ] に保存された "送信控え" は、厳密な意味での送信履歴にはならない、ということです。あくまで簡易的な "送信履歴" でしかありません。(この "送信控え" のありようは、他のメールクライアントでもだいたい同じでしょう。)
代替策・補完的対策という意味では、通信リソースの無駄遣いという側面は否めないものの、[次のメールアドレスを Bcc に追加する] に自分のメールアドレスを指定して、送信のたびに自分宛の Bcc を飛ばしておくことで、"送信履歴" の精度を上げることはできると思います。
ただし、頻繁に大容量の添付ファイルを送信するような運用事情がある場合は、あまりお勧めできません。
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