アカウントが30～50個ほどある場合、
左のアカウント表示のバーがスクロールが必要なほどになってしまいます。
これをアカウントをフォルダにまとめる、もしくはアカウントを非表示にすることは可能ですか？
アドオン等あれば教えてください。

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※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、OS の種類や Thunderbird のバージョン、アカウントの種類（IMAP か POP か）といった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。

ご利用環境などの情報が明記されていませんから、まず一般的な話を述べさせていただきます。

アカウントは、メールクライアントとしてサーバーとの１対１の対応関係を定義した根幹であり、画面左側のフォルダペインに表示されるフォルダ構造のルート（root）になります。
したがって通常は、これより上位に分類フォルダを作って、各アカウントをそれら分類フォルダの配下に移動するようなことはできません。
Thunderbird だけでなく、３ペインの画面構造を基本にしているたいていのメールクライアントがそうです。

例えていえば、PC にたくさんのハードディスクを接続したり、ハードディスクにパーティションを切ると、エクスプローラーなどのファイルマネージャー上にたくさんのドライブが表示されますが、これらのドライブを別のドライブ内に入れて仕分けすることはできませんし、ドライブを分類する上位のフォルダをつくることもできません。ドライブという存在が、それぞれ独立したルートになっているからです。各ドライブの配下にはフォルダを作って分類することは可能です。まあこれと同じようなことだとお考えください。

原則論としては以上です。
しかし、代替的な別解はあります。

（A）共通受信トレイを使う
Thunderbird は、POP アカウントだけなら共通受信トレイ（ローカルフォルダ）にまとめることが可能です。（IMAP アカウントは、IMAP 自体の仕様上、ローカルフォルダへの統合はできません。）

これは、昔の Outook Express のような仕様を再現します。アカウントが何個あろうと、すべて１つの [受信トレイ] にまとめてしまうという仕様で、その名のとおり "複数のアカウントにとっての共通した受信トレイ" ということです。
ローカルフォルダは既定で１つしかないので、「30～50個ほどある」アカウントがすべて POP なら、それらをひとまとめにすることはできます。この場合、フォルダペインにはローカルフォルダしか表示されなくなりますが、受信は各アカウントに対しておこなわれ、その結果はすべてローカルフォルダの [受信トレイ] に入ってくるようになります。

[アカウント設定] -> [<アカウント名>] -> [サーバ設定] -> [メッセージの保存] にある [詳細] ボタンを押すと、[アカウントの詳細設定] というダイアログが開きます。
ここで、[別のアカウントの受信トレイ] を選択し、右の選択欄から [共通受信トレイ（ローカルフォルダ）] を選択します。
[新着メールの取得時にこのサーバも同時に受信] にチェックを付けて [OK] ボタンでダイアログを閉じます。[アカウント設定] 画面も閉じて Thunderbird を再起動すると、そのアカウントが [ローカルフォルダ] に統合されます。

【重要な注意事項】
すでに独立したアカウントとして送受信したメールが蓄積されている状態から、そのアカウントをローカルフォルダに統合するためには、既存のメールを事前に退避しておかなければなりません。統合後は、フォルダペインにそのアカウントが表示されなくなるため、既存のメールにアクセスできなくなります。（メール自体が削除されるのではなく、画面に表示されなくなるだけです。統合を解除すれば、統合前の状態に戻ります。）
統合したあとのローカルフォルダの [受信トレイ] は、複数の POP アカウントのメールを一手に引き受けて受信するので、[受信トレイ] の飽和を招きやすくなります。メッセージフィルタを使うなどして、別フォルダへ振り分けるなどの配慮をしてください。

バリエーションとしては、LocalFolder というそのまんまな名前のアドオンがあり、これを使えば複数のローカルフォルダを作ることができます。新規に作ったローカルフォルダ（名称は自由につけられます）ごとに、既存のアカウントを統合していけば、個々のローカルフォルダをルートにして、あたかもアカウントをフォルダ分けしたような感じにはできるかもしれません。
・LocalFolder
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/localfolder/
（注：Thunderbird の対応バージョンに注意してください。45.x 系でも使えるとは思いますが...。）

（B）タブをフォルダ的に使う運用方法
運用上の工夫で、ある程度はカバーできるかもしれません。
（アドオンの導入や特殊な設定を使わず、Thunderbird の基本機能だけを使うので、ご希望からは遠いと思いますが、あれこれの変更をする必要がない分リスクは小さいと思います。）

Thunderbird の画面左側のフォルダペインで、適当なアカウントを選択した状態から右クリックで [新しいタブで開く] を実行するかマウスの中ボタンクリックで、そのアカウントを選択した状態のメイン画面がタブで開きます。（[新しいウィンドウで開く] も可能です。）

つまり、フォルダペインの上方、中位、下方といった位置ごとにアカウントを選択してタブを開くことができるので、開いたタブを一種の分類フォルダのような位置づけで扱うことはできるでしょう。
ただし、開いたタブで縦スクロールバーを動かせば、個々のタブにおけるフォルダペインの縦位置は変動します。
開くときに選択していたアカウントやフォルダの名前がタブに表示されます。開いたタブでアカウントやフォルダを選択し直せば、選択中のものがタブの名称になります。
複数のタブを開いた状態で Thunderbird を終了しても、次回起動時にはその状態が復元されます。よく使うアカウントがあるなら、そのアカウントを選択したタブを開きっぱなしにする使い方もできるでしょう。

（C）プロファイルを分ける運用方法
ビジネス用、プライベート用など、お使いのアカウントを用途で分けることができるのなら、複数のプロファイルを作り、「30～50個ほど」のアカウントをプロファイルごとに分割するという手も考えられます。
（この方法にはリスク分散の効果も期待できます。現状では、いまお使いのプロファイルに重大な障害が起これば、最悪「30～50個ほど」のアカウントが一気に全滅しますから...。）
・Thunderbird のプロファイル - Mozilla Support Community
https://support.mozilla.org/t5/インストール-移行-更新/Thunderbird-のプロファイル/ta-p/18829

次のようなアドオンを使えば、プロファイルの切り替えが簡単になります。
・ProfileSwitcher
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/profileswitcher/

あるいは、プロファイルごとに Thunderbird を複数同時に起動させる方法もあります。

ご希望にそぐわない話かもしれませんが、とりあえず以上です。
冒頭で示したような環境条件や運用状況などを具体的にご説明いただければ、他の方たちから追加のアドバイスが寄せられるかもしれません。

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こんばんは。
多数のアカウントを取得しているが、特定の(またはいくつかの)アカウントへ集約しているので残りは表示しなくて良いという場合の対処法を示します。
申し訳ありませんが手元のThunderbirdは英語メニューなので日本語環境では適宜読み替えてください。

メニューバーのViewにFoldersという項目があるのでひとまずAllを選択し、表示したい項目を右クリックしてFavorite Folderを選択します。(再び右クリックするとチェックされています)
必要なだけチェックを入れたらメニューバーからFoldersを今度はFavoriteに変更します。
すると、選択した(自分が表示して欲しいと思った)項目だけが表示されるようになります。

(Unified Folderで表示される検索フォルダをFavorite Folderにできればなお良かったのですが無理でした。閑話休題。)

あとはCompact Viewを適用すると垂直方向には更にコンパクトになりますがこれは好みが分かれそうだと思いました。

以上、参考になれば幸いです。

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