※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、Firefox のバージョンだけでなく OS の種類やバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。応答が遅くてすみません。
koyama さんが書きました:
Fx 50.0.1 64bit、プロファイルを新しくしてみました。しかし問題は再発し、32bitにして新しくプロファイルを作ったら、表示されました。
以上、ご報告とさせていただきます。
テスト結果のご報告、ありがとうございました。
OS 環境の情報をご提示いただけていませんが、投稿時に使われたブラウザのユーザーエージェントから Windows 10 (64bit) だと解釈して話を進めます。
koyama さんの OS 環境下で試された結果は、
（a）Firefox 50.0.1 (64bit) + 64bit 版 Flash Player (NPSWF64_23_0_0_207.dll)
の組み合わせを、新しいプロファイルで動かしたとき、当該ゲームの博物館画面は表示されなかった。
（b）Firefox 50.0.1 (32bit) + 32bit 版 Flash Player (NPSWF32_23_0_0_207.dll)
の組み合わせを、新しいプロファイルで動かしたとき、当該ゲームの博物館画面が表示された。
―― と整理できるでしょうか。だとしたら、Firefox および Flash Player のエディションで現象に差があることになります。
もじら組フォーラムや Bugzilla-jp への koyama さんのご報告を解釈すると、
（a'）Firefox 49.0.2 (64bit) + 64bit 版 Flash Player (NPSWF64_23_0_0_207.dll)
の組み合わせを、従来のプロファイルで動かすと、当該画面は表示される。
―― ということのようです。（Bugzilla-jp にはスクリーンショットも上げておられます。）
ぼくが手持ちの Windows 7 (64bit) 環境下でテストしたところ、
（b'）Firefox 50.0.1 (32bit) + 32bit 版 Flash Player (NPSWF32_23_0_0_207.dll)
の組み合わせで、当該画面が表示された。
―― という結果でした。
（現在、緊急のセキュリティ修正が入った Firefox 50.0.2 がリリースされていて、アップデートしましたが...。）
もじら組フォーラムでは、maji さんが Windows 7 + Firefox (49.0.2→50.0.1) の条件で検証なさっていて、どちらも「画面が表示されてます」という結果です。お使いになったのは 32bit 版のようです。＞（b''）
テストサンプルは少ないですが、現状ではひとまず、
（A）64bit 版の組み合わせでは、Firefox 49.0.2 に異常はなく、50.0.x で異常表示となる。
（B）32bit 版の組み合わせには、表示不良を招く原因は含まれていなさそう。
―― と、整理して考えることができそうです。
そこで念のための検証なのですが、koyama さんの環境で、51.0 Beta や 52.0 Developer Edition 、53.0 Nightly など開発版の 64bit 版を使ってみるとどうなりますか？
（開発版のダウンロード先）
https://www.mozilla.org/ja/firefox/channel/desktop/（注）試すときは、それぞれ専用のプロファイルを新しく作ってください。検証が終わったあと、不要になったプロファイルは、プロファイルマネージャーを使って削除してください。
現時点で、Flash Player プラグインは 23.0.0.207 のまま新バージョンは出ていませんから、もし開発版の各チャンネルで問題なく表示されるのなら、Firefox 50.0.x (64bit) 系固有のバグである可能性が高くなります。
逆に、３つの開発版でも軒並み表示されないのだとしたら、Firefox 50.0 以降に発生したバグか、何らかの変更や修正の結果であると考えられます。同時に、NPSWF64_23_0_0_207.dll が Firefox 50.0 (64bit) 以降にうまく適応できていない疑いも残ります。
３つの開発版の中でも、表示できるバージョンとできないバージョンに分かれる場合は、さらなる調査が必要だと思われます。
もうひとつ、明確にしておいたほうがいい比較があります。
koyama さんの環境において、現状の Firefox 50.0.x (64bit) + NPSWF64_23_0_0_207.dll の組み合わせで、当該ゲーム以外の Flash コンテンツはどのようになりますか。
・どんな Flash コンテンツでも正常な表示や動作にならないですか。
・正常な表示や動作になる Flash コンテンツ もありますか。（＝問題が起こるのは当該ゲームの一部だけ？）
これは、koyama さんの環境内に、本件の問題を左右する要素が含まれていないかどうかを考える上でも重要です。
このあたりの違いによって、目を配る範囲や重視する観点が変わってくるように思います。
検証を重ね、バージョンごとの結果や諸条件の差が具体的に見えてくると、問題点を絞り込む手掛かりが掴めるかもしれません。
当方も、時間がとれたら 64bit 版をインストールしてテストしてみようかと思いますが、すでに 64bit 版を使っているユーザーさんから動作状況だけでもご報告をいただければ、64bit 版固有の問題かどうか、特定バージョンに依存した問題かどうかを、いまよりは絞り込めるかもしれません。
Buguzilla-jp に投稿してまで問題解決を望まれているようですから、koyama さんご自身がフォーラム利用者に情報提供の協力を呼びかけてはいかがでしょうか。
（補足）
OS 、Firefox 、Flash Player 、対象となる Flash コンテンツ（mixi のゲーム）の諸条件を具体的に明記し、どのような手順でどんな操作をしたとき、どんな現象が起こるのかの再現性を順序立てて説明できるようになれば、Bugzilla-jp に投稿しても通用する内容になるかと思います。
偶然的通行人 さんが書きました:
koyama さんが書きました:
ゲームの管理元に聞いたところ、Fx の不具合だと言われました。
具体的に、どんな質問をして、どのような回答を得たのでしょうか？
mixi 側で把握している Firefox 50.0 系の問題点があるなら、そのことを明言していただくほうが、早くバグ修正に反映されると思います。
もし「Fx の不具合だ」の理由を述べた回答内容があるなら、それをご提示いただければありがたいです。本件を調査する上で貴重な情報になるかもしれません。
【別解】32bit 版 Firefox を使うことを納得できるのなら、それを「解決策」としてもかまいません。その場合は、無理に上記のような検証作業をしなくてもいいと思います。
一方、現在の 64bit 版 Firefox にこだわりがあるのなら、上述のような検証をさらに進めて問題点を絞り込んでいく作業が必要になると思います。
どうするかは、koyama さんのお考えしだいです。
（補足）
技術的な細部までは知りませんが、バージョンを問わず Firefox の 64bit 版では、NPAPI プラグインの動作が強制的にサンドボックス化されているなど、Flash Player を含めたプラグイン全般に対する制約が、32bit 版 に比べて厳しくなっています。バグがなかったとしてもベースがシビアな分、64bit 版で動作に制約を受ける Flash コンテンツが出てくることはありそうです。このあたりの影響を意識して、常用する Firefox のエディションを選択したほうがいいのではないでしょうか。Flash Player プラグインの使用頻度が極めて高いのなら 32bit 版を使ったほうがマシ...といった具合にです。
koyama さんが書きました:
そう言われましても、自動でFxを更新するようにしておくと、必然的に同じプロファイルの使い回しとなります。それでトラブルが起こらないような製品を望みます。
koyama さんが書きました:
また、バージョンダウンでプロファイルが壊れる件、情報頂きありがとうございます。
pal さんもぼくも、「バージョンダウンでプロファイルが壊れる」などと、狭く短絡的な言い方はしていません。
メインの話題ではありませんが、今後このトピックをご覧になった方が誤解なさらないよう、念のために以下を書き残しておきます。
Firefox のバージョンを順次新しくしていく方向だけなら、同じプロファイルを継続して使っても原則的には大丈夫です。プロファイル内のデータに関する仕様変更や改良点などが、自動的に
引き継がれるようになっています。
しかし、Firefox をいったん新バージョンに上げたあと旧バージョンに戻したり、開発版など異なる複数バージョンの Firefox で行き来して１つのプロファイルを
使い回すと、プロファイル内に新旧の仕様に基づくデータが混在し、プロファイル内の一貫性・整合性を
崩しやすくなります。開発版では、試験的に導入されている機能もあるので、そうしたデータがプロファイル内に生成・蓄積されることがあります。
その結果
問題が必ず起こるわけではありません が、多くのアドオンを導入していたり、ユーザー独自のカスタマイズを施しているなど、複雑さの度合が大きいプロファイルほど、プロファイル内部のデータに
混乱を招きやすくなり、トラブルの現われる
確率が上がります。
とりわけ本件のように、すでに何かしらの
問題が起こってしまっている状況下で、同一プロファイルを新旧バージョンの Firefox で何度も行き来して使いながら、設定変更などでいじり回すと、ただでさえく障害が発生している
かもしれないプロファイル内に、さらにデータの混乱を持ち込んで
問題をこじらせやすくなり、結果として適切な検証が遠のくことになります。
また、キャッシュ類もプロファイルに付随して存在します。もしキャッシュ類に問題が起こっていて、これを消去しないまま同じプロファイルを使えば、異なるバージョンの Firefox でもその影響がついて回ります。そうなるとバージョンの違いによる表示・動作の確認が正しくできなくなります。新しいプロファイルを使えば既存のキャッシュの影響をばっさり切り捨てることができ、バージョンの違いによる表示・動作の差を端的に見分けることができます。
トラブルシューティングにあたっては、こういった点に注意してプロファイルを扱ってくださいね、という話です。
（但書）
このあたりのリスクを熟知していて自力で管理できるユーザーが、テスト目的等で同一プロファイルを使い回すことを、否定するものではありません。
とりあえず以上です。
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