はばたく鴨 さんが書きました:
Thunderbirdで、アカウントのID・PASSを変更したところ、以前のメールがすべて表示されなくなってしまいました。
アカウントはIMAPで、ID・PASS以外の内容は変更しておりません。
旧ID・PASSはもう使えないのですが、(略)
PASSって何ですか?
Thunderbird/アカウント/IDと来てPASS、だから「パスワード」だとは思いますが、PasswordからPassだけ切り取ったら、全く意味が通じませんよ。
IMAPサーバーは変わらないとして、あるIMAPサーバーで、
今まで、ID=IDXのアカウントXを使っていて、新規にID=IDYのアカウントYを取得し、今までのID=IDXのアカウントXはもう存在しない、ということですか?
Yahoo! Japanのように、Yahoo! Japan ID=YJIDに割り当てられたMboxがあって、
それにはMailAddrAが割り当てられていてログインID=MailAddrAだったのを、
割り当てられたメールアドレスをMailAddrBに変えたので、ログインIDがMalAddrBに変わった、
というような場合には、Yahoo! Japan ID=YJIDに割り当てられたMboxは変わらないので、
メールサーバーにアクセスする時のIDが変わるだけで、メールデータは継続して見られる、ということがあります。
しかし、IMAPサーバー上で全く別のアカウントであったら、サーバー側がメールデータの移行をしてくれない限り、新規のアカウントYのIDを使って、以前のアカウントXのメールを見られないのは、当然ですよね。
Thunderbird側のIDだのパスワードなどの定義、といったものは、一切関係ない話になります。
メールデータをローカルにダウンロードしてPOP3サーバーのメールボックスからは消す、ということが基本のPOP3の場合とは異なり、
Thunderbirdにおいて、IMAPでのアクセスは、IMAPでは全てがサーバーに常にある、という特性の下に設計されています。
そして、ローカルのデータは、全て、高速化・効率化、などのための、「キャッシュデータ」になります。
従って、IMAPサーバー上のアカウントが無くなれば、その無くなったアカウントのメールデータは見られない、という、至極当然の話になります。
はばたく鴨 さんが書きました:
アカウントのプロファイルフォルダをバックアップして、INBOXファイルの中身を確認してみましたが、メール自体は残っているようです。
旧ID・PASSはもう使えないのですが、表示されていないメールを閲覧するようにするにはどうしたらよいでしょうか。
メールデータがある、ということは、Auto-Sync=On/OfflineUse=Onで、ローカルにメールデータが保持されていたようですね。
その場合、メールのデータは、プロファイルのバックアップの中の、
.../親フォルダ.sbd/子フォルダ.sbd/ ... /直ぐ上のフォルダ.sbd/フォルダ名(フォルダ名.msfではない、拡張子のない方)
というファイルに保存されていますから、
このファイルを、現在のThunderbirdのメールディレクトリーの下に、「フォルダ名」というファイル名でコピーしてやれば、
現在のThunderbirdで、「フォルダ名」というフォルダーでアクセスできることになります。
使用しているアカウントでやると混乱しますから、
(1) ダミーのPOP3アカウントを作成(インチキサーバー名=z.z.z、手動設定)
(2) Thunderbirdを終了
(3) バックアップの中の .../a.sbd/ ... /z.sbd/FolderX を Thunderbirdの .../Mail/z.z.z/お好きな名前、にコピー
(または、/Mail/z.z.z/ ... 、/hogehoge.sbd/お好きな名前、にコピー)
(4) Thunderbirdを再起動して、お好きな名前、をオープン(msfが再作成される)
とした方がいいでしょう。
ただし、これだけではダメなケースが2つあります。
(a) FolderXというファイルのサイズが4GB以上ある時。
(b) FolderXというファイルの中のメールデータの部分の中に、
Thunderbirdが制御用に使う文字列と同じ、"From "で始まる行が含まれている時。
これらの問題がある時は、ツールや手作業で、自分で問題を解消しなければいけません。