リプライがないようなので、気になった点をいくつかコメントさせていただきます。
Daichi さんが書きました:
症状
新規メール作成時、ファイルを添付しようと「添付のボタンをクリックする」
添付ファイルの選択のウインドウが表示されない
新規メール作成時ではなく返信や転送のときは、[添付] ボタンを押すと添付ファイルの選択ダイアログが正常に開くのですか?
メッセージ作成ウィンドウの編集ツールバーに配された [添付] ボタンからではなく、メニューバーの [ファイル] -> [添付] -> [ファイル] 、またはキーボードショートカット [Ctrl] + [Shift] + [A] では、添付ファイルの選択ダイアログが開くのですか?
あるいは、Thunderbird のメッセージ作成ウィンドウへの、ファイルのドラッグ&ドロップでは、ファイル添付を問題なく実行できるのでしょうか?
症状の再現性について、条件の切り分けを具体的に進めることが、問題の所在を絞り込んでいくことに役立ちます。
例えば、編集ツールバーの [添付] ボタン押下では添付ファイルの選択ダイアログが開かないが、メニューバーの [ファイル] -> [添付] -> [ファイル] からなら開くのであれば、Thunderbird のファイル添付機能それ自体ではなく、ボタン操作に問題が起こっている可能性が高い ―― と推測できるという具合にです。
また、他の手順でなら望みの動作を実行できることがわかれば、当面の回避策にもなるでしょう。
Daichi さんが書きました:
やってみたこと
PCの再起動 効果なし
Thunderbirdの再インストール(プロファイルの削除あり・なし両方とも) 効果なし
「プロファイルの削除あり」と仰っているのは、既存のプロファイルを削除し、Thunderbird の再インストール後にまったく新しいプロファイルを作ってアカウント設定を一からやり直した状態で試しても、ご質問の問題が再現されるという意味ですか?
動作確認のために新しいプロファイルを作ったときは、既存のプロファイルからいっさいのデータをコピーせず、まっさらな状態における Thunderbird の動作を確認するのが基本です。そうでないと、既存と新規の比較ができません。ぬかりはないと思いますが、この点に注意してください。
新しいプロファイルは追加作成できるので、既存のプロファイルを温存したまま新しいプロファイルでの動作を確認することができます。
(参考)・複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/using ... e-profiles【いくつかの考察】
ツールバーボタンの動作に異常が起こる問題だとすると、一般的にはアドオン(拡張機能、テーマ)が原因になっているケースが一番多いと思います。
通常、Thunderbird をセーフモードで起動することで、アドオンの影響をざっくりと調べることができるわけですが、セーフモードでの動作確認はおこなわれましたか。
(参考)・Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/safe-mode上述のように、本来の意味で「新しいプロファイル」による動作確認をおこなえば、セーフモードをほぼ包括した形での確認ができます。ただし、新しいプロファイルの動作だけでは、アドオンに問題があるのか、アドオン以外の要素に問題があるのかは、切り分けが困難です。
しかも、もし新しいプロファイルに既存プロファイルから何かしらのデータを持ち込んだ場合は、持ち込んだデータの中に原因が含まれている可能性が残るので、適切な動作比較ができないのは上述のとおりです。
再インストールおよび新しいプロファイルでの動作確認を厳密におこなっても問題が再現するのなら、Thunderbird 以外の何かが干渉している可能性にも目を向ける必要が出てくると思います。
例えば、Thunderbird とは別のプログラム(例:セキュリティ関係のソフトとそのプラグインなど)をアップデートしたが、XP では動作不良が起こり、その影響が Thunderbird の動作にも及んでいる ―― といったようなシナリオです。(調べてみなければ具体的なことはいえませんが...。)
いまある情報からいえるのは以上です。的外れな話だったらすみません。
(オフトピ)
リスクを承知の上でお使いなら余計なお世話になってしまいますが、いちおうこういう場でのお約束なので一言書き添えておきます。
Windows XP は Microsoft がサポートを終了して久しい OS です。これを使い続けることは相応のリスクを抱え込むことになります。
セキュリティ面はもちろん実用面でも、アプリケーションまたは Web サービスによっては、新しいバージョンで XP への対応を打ち切っていたり、仕様変更によって XP だと正常に動作しなくなるケースもありえます。今後そういう場面が増える可能性は高いので、十分ご注意ください。
Thunderbird 45.x 系のシステム要件に Windows XP SP3 は含まれていますが、これは XP SP3 で動作可能という意味で、XP 自体に残されている未修正の不具合やセキュリティ脆弱性を、最新の Thunderbird 45.x でカバーできるわけではありません。
XP 上で Thunderbird 45.x 系が動くことと、メンテナンスされないまま年月が経った OS に起因する様ざまな不具合・脆弱性によって、システム運用上のリスクが増大することは、別の問題です。前者にメリットがあったとしても、後者のほうがシステムの根幹に関わる部分なので、影響の度合と範囲がはるかに大きいことにご留意ください。