※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、OS の種類や Firefox のバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。横から失礼します。
おそらく、Firefox 47.0 からの変更点のことを仰っていると思います。
Firefox のタブ復元機能にはいくつかのターニングポイントがあります。
初期バージョンのころは、起動時に復元されるタブがいっせいに読み込まれる仕様でした。
PC やネットワークの処理能力に依存しますが、数枚程度のタブならそれほど負荷はかからず、ひとつのタブを見たあと別のタブを選択すると、すでに読み込みが完了した状態でタブを切り替えられました。
一方、復元されるタブの数に比例して、いっせいに読み込まれるページコンテンツが増えるため、起動完了までの時間がかかり、とくに処理能力の低い PC やネットワーク環境では、ハングアップしたような状態を招くことがありました。復元はしたが見もしないタブがあると、それだけメモリの浪費にもなっていました。
Firefox 13.0 あたりの正式リリース版からだったと思いますが、ユーザーの要望を反映して、復元されたタブは、そのタブを選択したときにページ内容が読み込まれる初期設定に変更されました。
フォアグラウンドに表示されるタブは起動と同時にページ内容が読み込まれます。その他のタブはバックグランドに開かれはしますが、ページ内容の読み込みは保留され、タブが選択されたときに読み込まれるようになりました。
ただし、オプション設定に [タブが選択されるまでページを読み込まない] という設定項目があり、このチェックを外すことで、以前のいっせい読み込みの動作に切り替えられました。
Firefox 13.0(?)以降、この初期設定のまま使ってきたユーザーは、Firefox 47.0 になっても違和感はないはずです。
一方、この初期設定をオプションから手動で変更し、いっせい読み込みの動作に切り替えて使い続けてきたユーザーは、Firefox 47.0 になってからのタブ復元の動作を不可解に感じると思います。
Firefox 47.0 から、[タブが選択されるまでページを読み込まない] の設定項目がオプションから削除され、初期値の有効にリセットされるようになりました。このリセットは 46.0 以前のバージョンから 47.0 に更新した場合にも適用されます。
(参考)・Firefox 47.0 リリースノート
https://www.mozilla.jp/firefox/47.0/releasenotes/Firefox 47.0 リリースノート さんが書きました:
e10s の性能に関する問題を避けるため、browser.sessionstore.restore_on_demand の値が標準の true にリセットされます
ただし、about:config からこの設定項目を変更し、以前のいっせい読み込みに変更することは可能です。
詳細は、次の公式サポート記事を参照してください。
(参考)・複数タブのバックグラウンドでの読み込みを許可するには | Firefox ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/allow ... backgroundとりあえず以上です。asama さんのところの条件に当てはまらない話だったらすみません。