※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、OS の種類や Firefox のバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。ストレートな解決策ではありませんが、いくつかコメントさせていただきます。
ご承知とは思いますが、リーダービューの機能は公式サポート記事に書かれてあるとおりです。
https://support.mozilla.org/ja/kb/enjoy ... eader-view引用:
リーダービューは、ページの記事を読みやすくする Firefox の機能です。記事本文とは関係ないボタンや広告、背景画像を取り除き、ページの文字サイズ、コントラスト、レイアウトを変更して読みやすく表示します。
つまり、対象となる Web ページの構造を解析して、ナビゲーション用のボタン類や広告、背景画像、サイト側で指定された CSS などを取り除き、HTML の論理構造内のテキストコンテンツに対し、リーダービューの独自スタイルを与えて表示している、ということです。
そして、
引用:
1. リーダービューが利用できるページでは、
とあるとおり、Firefox のリーダービュー機能が使えるページと使えないページがあることが示唆されています。
問題は、この違いがどこで生じるかです。技術的な仕様を知っているわけではありませんが、エンドユーザーとしての使用経験からすると Web ページの構造に大きく左右されているように感じています。要するに、どんな Web ページにも画一的に使える機能ではないということです。
Web ページの構造、とりわけ主たるコンテンツの内容とスタイルの根幹部分が
(1)静的に定まっているのか、サーバーサイド・スクリプト等で動的に変化するのか
(2)外部スタイルシートや HTML ヘッダでまとめて指定してあるのか、個々の HTML タグにインラインで指定されているのか
(3)テキスト主体のシンプルなページ構造なのか、動画や静止画が主体だったりボックスやテーブルなどが多用されたページ構造なのか
こういった傾向の違いによって、リーダービューの働きに差が生じるように思います。
極論ですが、YouTube のような動画サイトでは、リーダービューが働かないのはご存知のとおりです。
対象ページのうち、とくにテキスト主体のコンテンツを解析できない場合に、ロケーションバー(アドレスバー/URL バー)右側に [リーダーモード切り替えボタン] が表示されないのだと考えられます。
(緩和策)
しかしながら、いくつかの緩和策は考えられます。
(A) AMO(Addons.Mozilla.Org)のサイト内を「Reader」「View」のキーワードで検索したときリストアップされるアドオンの中に、
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/s ... eader+viewユーザーが事前に指定したサイトのページを最初からリーダービューで開いてくれるアドオンがいくつかあります。
こうしたアドオンを使うことで、指定したサイトのページに対し、リーダービュー機能を強制的に適用できる可能性はあろうかと思います。
(B) ユーザースタイル(userChrome.css)を使い、強制的に [リーダーモード切り替えボタン] を表示させることができます。
(例)
#reader-mode-button {display : inline !important;}
標準状態では [リーダーモード切り替えボタン] が表示されなかった Web ページにも同ボタンが表示されるので、これを押すことで強制的にリーダービューへの切り替えを実行してみることができます。
この動作は、任意のページに対するリーダービューの適用可否の判断を Firefox に任せるのではなく、ユーザーが判断して実行することを意味します。しかし、そのことと実際にリーダービューが適用可能かどうかは別問題です。
(A)(B)いずれの方法も、任意の Web ページに対して、強制的にリーダービューを適用する動作になります。
対象となる Web ページの構造によっては、リーダービューで違和感なく表示できる場合もあると思いますが、どうしてもリーダービューに切り替わらないページもあるでしょう。
また、強制的に適用した結果、逆に読み難くなるケースがあるかもしれません(文字の可読性ではなく、文章の流れが不自然になってしまうといった意味で...)。
くり返しますが、元となる Web ページの構造に大きく左右される機能なので、どんなページでも 100 %の完璧さでリーダービューを適用できるとは限らないことに注意してください。
この点をふまえた上で、上記の緩和策を試してみるのはユーザーの自由です。
とりあえず以上です。的外れな話になっていたらすみません。