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投稿記事Posted: 2016年1月27日(水) 02:43 
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登録日時: 2015年11月30日(月) 11:00
記事: 5
本日午後より突然ローカルフォルダのタブのみ開き、それ以外が開けなくなってしまったためメールが作成出来なくなってしまいました。

Mac OS X Yosemite バージョン10.10.5
Thunderbird 38.5.1

「(新規)作成」をクリックすると一瞬PCが瞬いた感じになりますが窓が開きません。(タブでも新規の窓でも開きません)
頂いたメールに「返信」をしても同じです。
Thunderbirdのアイコンを右クリックするとずらずらと開いたはずのタイトルは出て来ますがいずれも選べません。(選んでも何もおきません)
このままだと仕事のメールなども返せず大変困ってしまっています。
どなたかこれを回避する方法をご存知ないでしょうか。

ちなみに、アプリを立ち上げ直しても、パソコンを立ち上げ直しても状況は変わりませんでした。

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投稿記事Posted: 2016年1月28日(木) 08:43 
当方は Windows ユーザーなので Mac OS X 固有の問題はよくわかりませんが、システムの違いに左右されない一般的な観点からコメントさせていただきます。

tomato11cats さんが書きました:
本日午後より突然ローカルフォルダのタブのみ開き、それ以外が開けなくなってしまったためメールが作成出来なくなってしまいました。

突発的にトラブルが発生する場合、Thunderbird またはシステム、あるいはシステムに深く関与して動作しているプログラム(例:セキュリティ対策ソフトなど)に加えられた何かしらの変更が、原因(またはトリガー)になっていることがあります。

日時から考えると、その時期に Thunderbird 本体の自動更新は考えにくいので、Thunderbird まわりに原因があるとするとアドオンの更新がトリガーになった可能性が考えられるかもしれません。

さしあたり、Thunderbird をセーフモードで起動し、ご質問の問題が再現するかどうか確かめてみてはいかがでしょう。
(参考)・Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/safe-mode

ご質問の症状は Thunderbird の表示や動作の比較的大きな部分で起こっているように見受けられますが、そのような部分での不具合は、例えば Thunderbird 38.0 からインストーラーに同梱されるようになったカレンダーアドオンの Lightning に起因するケースがあります。
今の時点で断言はできませんが、Lightning はアドオンとしての更新がおこなわれるので、Thunderbird 本体の更新とは異なるタイミングで自動更新がおこなわれることがあり、その際に動作不良を誘発してしまうことがあるようです。
それ以外のアドオンであっても、更新された直後に不具合を引き起こすことはあります。常用するわけでもないのに多数のアドオンが水面下で働いていると、それらが干渉し合うこともあり、その分だけトラブルを呼び込みやすくなります。
なので、まずはセーフモードでの動作確認をお勧めします。

とりあえず以上です。的外れだったらすみません。

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投稿記事Posted: 2016年1月29日(金) 16:02 
オフライン

登録日時: 2015年11月30日(月) 11:00
記事: 5
お返事ありがとうございます。

早速「セーフーモード」で立ち上げた所、無事に返信出来るようになりました!!

だがしかし。
全てのアドオンを無効にし、テーマもデフォルト、プラグインも全て無効にしても普通に立ち上げると以前と同じ症状になってしまいます。
毎回セーフモードで立ちあげなくてはならない感じです。。。
(セーフモードで立ち上げる画面の時に「すべてのアドオンを無効化する」「ツールバーとコントロールをリセットする」にチェックを入れて「変更を実行して再起動」にしてもダメでした)

この場合、何が悪さをしているのでしょうか…?

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投稿記事Posted: 2016年1月30日(土) 08:23 
前便でも申し上げたように、Mac OS X の事情はよくわかりませんので、あくまで一般的な観点から......。

Thunderbird や Firefox の「セーフモード」は、一種の診断モードです。
一番目立つ働きはアドオンを強制的に無効化して起動する点ですが、それ以外にも設定値のいくつかを初期状態(無効)に戻して起動しています。
具体的にどんな項目を初期化しているのかは、ぼくもすべてを知っているわけではありませんが、例えば「ハードウェアアクセラレーションの無効化」「ユーザースタイルの無効化」といったことがおこなわれています。

ご利用のアドオンの種類や数、その組み合わせなどによって、アドオンマネージャーから無効化しただけの場合と、セーフモードで起動した場合とで、どこかに違いが出るケースがあるのかもしれませんし、セーフモードで初期化・無効化される設定項目のどれかが影響しているのかもしれません。

tomato11cats さんが書きました:
この場合、何が悪さをしているのでしょうか…?

Windows ユーザーのぼくには、tomato11cats さんのところの実際の環境条件や運用方法、お使いのアドオンの状態などがよくわからないため、申し訳ありませんが問題点をピンポイントで指摘することはできません。
けれども定石的な点検方法としては、テスト用に新しいプロファイルを追加作成し、そのプロファイル(つまり素の状態)での動作と比較してみることで、既存のプロファイルのどのあたりに問題がありそうかを探れる場合があります。
(参考)・複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/using ... e-profiles

あるいは、原因の特定に時間をかけたくないのなら、一気にプロファイルの引っ越し(リフレッシュ)をおこなうという手もあります。
新しいプロファイルで問題が起こらないのなら、問題を含んでいるであろう既存のプロファイルから、送受信済みのメールデータやアドレス帳データなど必要最小限のものだけを移行させ、新しいプロファイルに引っ越すことが改善策のひとつになります。
既存のプロファイルから移行させるデータを最小限にとどめるのがコツです。不用意にあれもこれも移行させると、不具合の原因まで移行させてしまい、新しいプロファイルでも同じ問題を起こしてしまうからです。

ピンポイントなアドバイスではありませんが、以上です。
ぼくには Mac OS X 固有の注意点などはわからないので、Mac ユーザーからご助言が寄せられるかどうか、しばらく待ってみてください。

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投稿記事Posted: 2016年1月30日(土) 22:16 
オフライン

登録日時: 2011年7月14日(木) 22:59
記事: 547
tomato11catsさんと同様の環境(OS X10.10.5+Thunderbird38.5.1)ですが、現象は再現しません。
個人の固有環境に依存した問題のようには見えますが、いまひとつ状況と原因が見えないので、もう少し具体的に。
tomato11cats さんが書きました:
「(新規)作成」をクリックすると一瞬PCが瞬いた感じになりますが窓が開きません。(タブでも新規の窓でも開きません)
頂いたメールに「返信」をしても同じです。

メールの作成画面は本来タブで開くことはなく、新規で独立した画面(msgcomposeWindow)を開くのですが、何かアドオン等によって「タブで開く」設定にされていたのでしょうか?
tomato11cats さんが書きました:
Thunderbirdのアイコンを右クリックするとずらずらと開いたはずのタイトルは出て来ますがいずれも選べません。(選んでも何もおきません)

この「Thunderbirdのアイコン」は、どこの、何を指してますでしょうか?
Thunderbirdそのものの画面上で「Thunderbirdのアイコン」は見当たらないので、さしあたってDockかアプリケーションフォルダのアイコンか…と思いましたが、もしDockのもの(添付画像参照)でしたら、これは「実際に表示中のもの」でないとでてこないです。
※メール作成画面を開いていないのに「作成:(件名なし)」などとは出ないということ
添付ファイル:
コメント: 赤枠内が実際に開いている画面の名称
tbicon3.jpg
tbicon3.jpg [ 48 KiB | 表示数: 7515 回 ]

本当は開いているのに背面に隠れているだけ(バックグラウンドで開いている)、ということはないですか?
もしトラックパッド使用可能の環境でしたら、Thunderbirdの画面上でExposéを実行し、他に開いている画面がないか見てみてください。
Mac でマルチタッチジェスチャを使う - Apple サポート

もし「バックグラウンドで開いてしまう」という問題でしたら、以下の過去トピックを参照してください。
MozillaZine.jp フォーラム ・ トピック - 返信メールのウィンドウが背面に表示される

やはりメール作成画面が(バックグラウンド含めて)どこにもない、ということでしたら、本当にこの辺りの機能が障害されているのだろうと考えられます。
で、多分そうだろうと仮定して…残念ながら、ピンポイントで「これが原因」というものは、原段階では判断できません。

基本的な部分は、既に偶然的通行人さんより述べられてますので、あと具体的な疑問点/チェックポイントとして、
  1. Thunderbirdの基本的な画面はきちんと表示されていますか?
    フォルダペイン、スレッドペイン、メッセージペインなどの表示は正常でしょうか。
    各部位の名称については手前味噌ですが画面構成。を参照
  2. 開けないのはメール作成画面のみですか?
    例えば、受信済みのメールを新しくタブで開いたりなどは出来るでしょうか。
  3. アドオンは何を入れていますか?
    アドオンが怪しそうには思いますが、何を入れているかが不明なので名称やバージョン等具体的に。
    それから、AMO(addons.mozilla.org)経由で入れたものであれば、アドオンのサイトやレビューなどで当該現象が報告されているかもしれません。アドオンのタブ「拡張機能」の「詳細」よりURLが確認できますので一度見てみるのを勧めます。
そのほかの可能性として
tomato11cats さんが書きました:
(セーフモードで立ち上げる画面の時に「すべてのアドオンを無効化する」「ツールバーとコントロールをリセットする」にチェックを入れて「変更を実行して再起動」にしてもダメでした)

添付画像の通りであれば、これは「以下の項目については恒久的に変更できます」の通り、チェックつけた項目について以後ずっとそのような設定で起動する、というものです。
もしこれにチェック入れて起動しているなら、セーフモード相当でも正常に動いていないことが疑われます。
添付ファイル:
コメント: セーフモード起動時の画面
safemode.jpg
safemode.jpg [ 36.6 KiB | 表示数: 7515 回 ]

この場合は、アドオン等の影響のほか、プロファイルそのものがダメージを負っている、壊れている可能性もあります。
そうなると、あれこれごちゃごちゃといじるよりも、従来のプロファイルを確実にバックアップした上で、既にアドバイスありますように新規プロファイルへの移行を試みるのが一番すっきりするように思います。

今の段階では、OS Xに依存した不具合よりも、個人の設定とか使用状況の影響が大きい印象ですが、状況不明なところが多くなんとも言えません。
期待されるほどのことが書けず申し訳ないです。

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Thunderbirdの基本を書いています(ずっと発展途上) とりかごとなり。
基本の操作(画像あり):バージョン確認 / セーフモード / 新規プロファイル作成
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投稿記事Posted: 2016年1月30日(土) 23:17 
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登録日時: 2015年11月30日(月) 11:00
記事: 5
偶然的通行人様

meeyar様

懇切丁寧なご説明、本当にありがとうございます。感謝にたえません。
お二方のおっしゃる通り、MacとかThunderbirdの不具合ではなく、私個人のプロファイルの問題のような気がしますので一度新しくプロファイルを作って引越してみます。
今ちょっとバタバタしてて時間が取れないので、来週辺りにやってみた結果をまた報告させて頂きます。
本当にありがとうございます。



とり急ぎ御礼まで。


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投稿記事Posted: 2016年2月04日(木) 15:37 
オフライン

登録日時: 2015年11月30日(月) 11:00
記事: 5
遅くなりました。補足説明させて頂きます。

meeyar さんが書きました:
メールの作成画面は本来タブで開くことはなく、新規で独立した画面(msgcomposeWindow)を開くのですが、何かアドオン等によって「タブで開く」設定にされていたのでしょうか?


特に設定はしていません。なので本来は新規の独立画面が開くはずですがメニューバーが反転?して反応しません。

meeyar さんが書きました:
この「Thunderbirdのアイコン」は、どこの、何を指してますでしょうか?
Thunderbirdそのものの画面上で「Thunderbirdのアイコン」は見当たらないので、さしあたってDockかアプリケーションフォルダのアイコンか…と思いましたが、もしDockのもの(添付画像参照)でしたら、これは「実際に表示中のもの」でないとでてこないです。
※メール作成画面を開いていないのに「作成:(件名なし)」などとは出ないということ


添付していただいた画像の部分です。
これが、新規メールも返信もリストとしては出て来るのですが画面自体がありません。

meeyar さんが書きました:
本当は開いているのに背面に隠れているだけ(バックグラウンドで開いている)、ということはないですか?


これはないようです。

meeyar さんが書きました:
基本的な部分は、既に偶然的通行人さんより述べられてますので、あと具体的な疑問点/チェックポイントとして、
  1. Thunderbirdの基本的な画面はきちんと表示されていますか?
    フォルダペイン、スレッドペイン、メッセージペインなどの表示は正常でしょうか。
    各部位の名称については手前味噌ですが画面構成。を参照
はい。正常に表示しています。

meeyar さんが書きました:
  1. 開けないのはメール作成画面のみですか?
    例えば、受信済みのメールを新しくタブで開いたりなどは出来るでしょうか。
はい。受信済みのメールは新しいタブで開けます。

meeyar さんが書きました:
  1. アドオンは何を入れていますか?
    アドオンが怪しそうには思いますが、何を入れているかが不明なので名称やバージョン等具体的に。
アドオンは(今は全て無効にしていますが)
拡張機能…Color Folders1.1、ConfigDate 0.7.5、Lightning 4.0.5.2、Quicktext 0.9.11.6、Quote Colors0.3++、QuoteCollapse 0.9、Silvermel and Charamel XT 1.6.1、Stylish2.0.6
テーマ…Default 38.5.1、Charamel 1.6.1、Fresh Green Leaves
プラグイン…1.0、Default Browser Helper 600、iPhotoPhotocast 7.0、Javaアプレットプラグイン15.0.1、SharePoint Browser Plug-in 14.6.0、Shockwave Flash 20.0.0.276、WacomTabletPlugin 2.1.0.6
が入っています。
meeyar さんが書きました:
添付画像の通りであれば、これは「以下の項目については恒久的に変更できます」の通り、チェックつけた項目について以後ずっとそのような設定で起動する、というものです。
もしこれにチェック入れて起動しているなら、セーフモード相当でも正常に動いていないことが疑われます。
添付ファイル:
safemode.jpg


はい。この画像の通りなんですが、チェック入れて起動しても新規立ち上げと返信の画面が出ません。

meeyar さんが書きました:
この場合は、アドオン等の影響のほか、プロファイルそのものがダメージを負っている、壊れている可能性もあります。
そうなると、あれこれごちゃごちゃといじるよりも、従来のプロファイルを確実にバックアップした上で、既にアドバイスありますように新規プロファイルへの移行を試みるのが一番すっきりするように思います。


ここでそのアドバイスを頂いて、とりあえず新しくプロファイルを作るところまではいきましたが、そのままコピーしたら元通りでした。(当たり前…)
で、何を移動すればいいのでしょうか。アドレスが10個ぐらい入っているんで「Mail」の該当のフォルダをコピーしてみたんですが反映しません。

meeyar さんが書きました:
今の段階では、OS Xに依存した不具合よりも、個人の設定とか使用状況の影響が大きい印象ですが、状況不明なところが多くなんとも言えません。
期待されるほどのことが書けず申し訳ないです。


とんでもないです。こんなにご丁寧に回答頂けると思っていなかったので感激です。

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投稿記事Posted: 2016年2月04日(木) 21:03 
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登録日時: 2011年7月14日(木) 22:59
記事: 547
報告ありがとうございます。大体の状況はわかりました。
ちょっと今時間が取れないので、最低限のことだけ。
tomato11cats さんが書きました:
ここでそのアドバイスを頂いて、とりあえず新しくプロファイルを作るところまではいきましたが、そのままコピーしたら元通りでした。(当たり前…)

まず確認すべきなのは、以前のデータを一切持ち込まない状態で、きちんとメール作成画面が開けるかどうかです。
今までの話から、「アドオンが原因じゃないの?」とか「環境壊れてんじゃないの?」などと推測されていますが、原因がきちんと特定されたわけではないので、まずはまっさらな環境にて正常に動くかどうかの確認が必要です。

前の文章までで、「まっさらな環境=新規プロファイルを作成」という意図で書いていますが、ここに今までの諸々を持ち込むと「まっさら」ではなくなるため、
旧環境のファイルを移さない
アドオン入れない
で最低限メールのアカウント設定(送受信の設定)のみした状態でどう動くか見てみてください。
※厳密には、メールのアカウント設定がなくても作成画面は開けますが、アカウントウィザードが強制的に開くため、作成画面を直接操作することができません

メールの送受信については、IMAPであればサーバに接続した時点でメールボックスを復元可能だと思います。POPの場合は、「メールアカウント設定」の画面から詳細設定を開いて、送受信を行わず、サーバからもメールを削除しない設定にしておけばとりあえずは安全と思います(添付参照)。
添付ファイル:
コメント: 赤枠内の項目にチェックを入れない/「ダウンロード後もサーバにメッセージを残す」にチェックを入れる
popcheck.jpg
popcheck.jpg [ 62.4 KiB | 表示数: 7319 回 ]


もしこの状態でもきちんとメール作成画面が出てこなければ、他の可能性(Thunderbirdの外に原因がある可能性)を探ることになります。

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投稿記事Posted: 2016年2月04日(木) 21:57 
オフライン

登録日時: 2015年11月30日(月) 11:00
記事: 5
>旧環境のファイルを移さない
>アドオン入れない
>で最低限メールのアカウント設定(送受信の設定)のみした状態でどう動くか見てみてください。

これであれば通常通りに読み書き出来ました。

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投稿記事Posted: 2016年2月05日(金) 20:20 
tomato11cats さん、追加情報をありがとうございます。
meeyar さん、画像付きの Mac 環境の詳しい説明とフォロー、いつもありがとうございます。

tomato11cats さんが書きました:
ここでそのアドバイスを頂いて、とりあえず新しくプロファイルを作るところまではいきましたが、そのままコピーしたら元通りでした。(当たり前…)
で、何を移動すればいいのでしょうか。アドレスが10個ぐらい入っているんで「Mail」の該当のフォルダをコピーしてみたんですが反映しません。

原則的に、新しいプロファイルに引っ越す(リフレッシュする)理由は、古いプロファイルに内在する不具合の原因や、使われなくなった不要な要素を排除し、現在のバージョンに最適化されたプロファイルを構築するためです。そうすることで、軽快で安定した動作が期待できます。
そのため、アカウント設定もひとつずつおこなうほうが(復習にもなって)いいのですが、数が多いと労力がかかってしまいますから、旧プロファイルから流用できるデータがあれば、新しいプロファイルで使いたいと考えるのは、自然な要望だと思います。
しかし体験なさったように、不具合の原因を特定できていない状態では、不用意なデータ移行は不具合の原因まで移行させてしまうリスクがつきまといます。
前便でも申し上げたように、既存のプロファイルから移行させるデータを最小限にとどめるのがコツです。
このあたりのバランスを勘案して実際にどうするかは、ユーザーの判断しだいでしょう。

【移行対象となる代表的なデータ項目】
赤字は、データの移行が対処の基本となる項目です。それ以外は、新しいプロファイルでいちから作り直しができる項目ですが、旧プロファイルから移行することも不可能ではない項目です。それ以外は、とくに移行対象としては挙げていません。経験的に知っている注意点を含めて書いておきます。

アカウント設定および Thunderbird 全般の基礎設定データ
prefs.js というファイルに一括して保存されています。
prefs.js はプロファイル内で中核を担う最重要のファイルですが、ここに不具合の原因が潜んでいることがしばしばあるため、移行の判断は慎重にすべきファイルです。以下の各データと連動している内容もあるので、全体を把握してから取り扱いを判断することが望ましいと思います。

送受信したメールデータ
プロファイル内にある [Mail](POPアカウント)または [ImapMail](IMAPアカウント)というフォルダ内に、アカウントごとのフォルダがあり、その中に送受信しやメールの実データを持つ各種ファイル/フォルダ(Inbox 、Sent 、Trash などの実体ファイルと、Inbox.msf 、Sent.msf 、Trash.msf などのサマリーファイル、およびサブフォルダ用のデータ)が存在します。
メッセージフィルタの定義ファイル(msgFilterRules.dat)も、アカウントフォルダ内に存在しますから、一気に移行できます。

このアカウントごとのフォルダは、上記の prefs.js で定義されているアカウント設定と連動していますから、両者の整合性がとれていないとユーザーの期待通りにならないことがあります。

理想的には、新しいプロファイルでいちからアカウント設定をおこなったあと、POP なら自動的に作成される [Mail] フォルダ配下のアカウントフォルダ内に、旧プロファイル内にある対応するアカウントフォルダの内容物をコピーすれば、移行は完了します。
prefs.js を持ち込めば、いちからアカウント設定する手間を省略できますが、不具合が再発するリスクは高くなります。

失敗したらさらに新しいプロファイルを作って移行することもできますので、まずはダメ元で prefs.js を持ち込んでみて、うまくアカウント設定が移行できればラッキーだと思います。ここでつまずくようなら、prefs.js に原因が潜んでいる可能性が濃厚なので、素直にアカウント設定をしたほうがいいでしょう。

アドレス帳のデータ
Thunderbird 既定のアドレス帳は [個人用アドレス帳] と [記録用アドレス帳] があります。この実体は、[個人用アドレス帳] が abook.mab 、[記録用アドレス帳] が history.mab です。
この2つしか使っていない場合、旧プロファイル内の abook.mab と history.mab を新しいプロファイルにコピーするだけで移行できます。

一方、ユーザーが追加作成したアドレス帳は、abook-1.mab 、abook-2.mab などのファイル名で、インポートしたアドレス帳は impab-1.mab 、impab-2.mab などのファイル名で存在します。
しかし、これらの *.mab ファイルをコピーしただけでは移行できません。prefs.js に記録されたアドレス帳情報との整合性が問われるからです。
この場合、古いプロファイルで起動した Thunderbird で目的のアドレス帳をいったんエクスポートしておき、そのあと新しいプロファイルで Thunderbird を起動してインポートするのが常道の手段となります。(prefs.js を手動で書き換えるという方法もありますが、推奨はしません。)

パスワードのデータ
メールサーバーにログインするためのパスワード情報は、独自のファイルに暗号化して保存されています。
その実体は logins.json というファイルです。暗号化のキー(鍵)は key3.db というファイルが担っています。両者は必ずペアで取り扱う必要があります。
logins.json にパスワード情報が書き込まれる際、そのときプロファイルに存在する key3.db を使って暗号化されます。復号には同じ key3.db が必要です。他のプロファイルにも key3.db はありますが、logins.json に書き込んだのと異なる key3.db ではパスワード情報を正しく取り扱えません。この点には十分注意してください。

新しいプロファイルで、いちからアカウント設定をおこなう場合はそのときにパスワード情報を入力しますから、それが自動的に logins.json に反映されるため、移行の必要はありません。
しかし、prefs.js といっしょにパスワード情報をも移行したい場合、旧プロファイルにある logins.json と key3.db をペアで移行します。

(注)以前のバージョンでは、logins.json ではなく signons.sqlite にパスワード情報が保存されていました。昔のバージョンから Thunderbird 使い続けてきた場合、プロファイル内に signons.sqlite が残っていることがありますが、Thunderbird 38.5.1 でメールの送受信が正常にできていたのなら、signons.sqlite のデータは logins.json に正しく移行されており、signons.sqlite はなくてもかまわないでしょう。

迷惑メールフィルタの学習データ
training.dat というファイルに保存されています。単純にこのファイルのコピーで移行できます。

その他のデータ
Thunderbird の外観をカスタマイズしていた場合の情報、個々のアドオンが独自に作成したファイルなど、他にも様々なデータはありますが、これらの移行は不具合の移行をともなうことが多いです。そのつど自動生成されるデータなど、わざわざ移行させるまでもないファイルもあります。

とくにアドオン関連には注意してください。Thunderbird を長年使っていると、インストールされてはいるが実際はほとんど使わないアドオンが増えていく傾向があり、新バージョンに未対応になっていて知らぬ間に無効化されていたり、prefs.js にアンインストールしたアドオンのデータが残り続けるケースもあります。こうしたアドオンとその設定データが直ちに不具合をもたらすとは限りませんが、不必要なデータが乱雑に存在する状況は好ましいとはいえません。
プロファイルのリフレッシュはアドオンの大掃除でもあると考え、新しい Thunderbird での正常な動作が確認されている信頼できるものを、必要最小限だけ導入し直すほうが、最初の手間は多少かかっても、長期的には安定性に寄与できると思います。

以上、ぼくが申し上げられるのは相変わらず一般論でしかありません。Mac 環境での実情に合わせて適宜読み換えつつ、プロファイルの移行に際しての参考情報にしていただければと思います。

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