Thunderbird 38.0 系にアップデートしてからフリーズする、応答なしになる事例が報告されて
います。
フリーズが起こるタイミングも、受信時や起動時など様々なようです。
また、どのような環境条件で起きているのかという情報も、具体的に提示されるケースが少ない
のが現状です。
一方で、当方も含めて、再現しないユーザの皆さんもいます。
現状では、ユーザ環境に依存するものなのか、バグがあるのか、原因はわかりません。
【このトピックの狙い】そこで、いくら同様の報告事例があっても何も進展しないので、ぜひとも切り分け対処をおこなっ
ていただき、改善の有無の結果事例報告を促進したいと考え、新たにトピック投稿することにしま
した。
他に有用と思われる切り分け対処方法があれば、随時追加をしていただければ幸いです。
お願い:「私もフリーズしました、応答なしになりました」だけのコメント投稿を
このトピックに追加するのは遠慮ください。
【切り分け対処の紹介】基本的なトラブルシューティングをおこなっても改善されない場合の対処方法をご紹介しておきま
す。
まだおこなっていないという方は、この機会に、まずは最初に確かめてみることをお勧めします。
注:ここでの「基本的なトラブルシューティング」とは、以下をいいます。
1.Thunderbird のセーフモード起動
2.Thunderbird の新規プロファイルを「追加」作成して、それを適用する
3.Thunderbird の再インストール(プロファイルを除いたクリーンインストール)
[その1]
次のスクリーンショットにある 3 箇所のチェックを個別に、あるいはすべて外して、無効化する。
「グローバル検索と牽引データベース」については、そのファイル global-messages-db.sqlite
を削除(初期化)することも含まれます。
補足:global-messages-db.sqlite は、プロファイルフォルダの中にあります。
添付ファイル:
オプション-一般-高度な設定ほか.png [ 48.5 KiB | 表示数: 4353 回 ]
「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する」のチェックを外して、改善された場合は、PC
内のグラフィックボード・ドライバの更新や、その設定内容を確認・見直してみることをお勧めし
ます。
[その2]
グラフィック関連(direct2d)の設定パラメータを変更する。
設定エディタ(オプション > 詳細 > 一般 > 高度な設定)で、以下のように変更してみる。
・gfx.direct2d.disabled > true
・gfx.direct2d.force-enabled > false
・gfx.font_rendering.directwrite.enabled > false
以下の user.js を作成して、プロファイルフォルダ内に置いて、再起動させて適用する方法もあり
ます
user_pref("gfx.direct2d.disabled", true);
user_pref("gfx.direct2d.force-enabled", false);
user_pref("gfx.font_rendering.directwrite.enabled", false);