Trash/Trash.msfを消してThunderbirdを再起動、
Trash/Trash.msfが無い時に、「trash」というフォルダーを手動で作る、
Trash/Trash.msfをA-1/A-1.msfにリネーム、A-1/A-1.msfをA-n/A-n.msfをコピーして再起動、
などを、Thunderbird英語版やThunderbird日本語版で何度か行って遊んでみてわかったこと。
Trash/Trash.msfが無い時に「trash」というフォルダーを手動で作る、を行うと、
1. MsgStoreファイルは、指示されたとおりの「trash」で作り、
Case-Insensitiveな比較で「Trashという特別なフォルダー」とわかるので、
「Trash.msf」というファイルを作る。
2. その時、trash != Trash であるから、Trash.msf の中に、
英語版だと、ファイル名=trash、フォルダー名=Trash
日本語版だと、ファイル名=trash、フォルダー名=ごみ箱
が書かれる。
Trash.msfにフォルダー名が書かれないのは、正規の「Trash」で作った時のみ。
3. Empty Trash(ごみ箱を空にする)を行った時の、Trash/Trash.msfの再作成では、
それまでに使っていたTrash.msfからスレッドペインのカラムの選択などを引き継ぐ必要もあって、
単なるTrash.msfの削除+空のTrashからTrash.msfの再構築、ではなく、
それまでに使っていたTrash.msfのデータの一部は、新規に作るTrash.msfにも引き継がれる。
そして、引き継がれるデータには、
Trash.msfの中の、フォルダー名=Trash、あるいは、フォルダー名=ごみ箱
が含まれる。
XXX.msfの中に「フォルダー名=各国語版のローカライズされた名前」を書いてしまうバグが直った後でも、
ごみ箱が消えた、メールを削除できない、Trash/Trash.msfが作られない、という現象がまだ結構起こっているのは、
(A) 日本語版だと、Trash/Trash.msfが無い時に再起動しても、
Inbox/Inbox.msfがあると、Trash/Trash.msfを作りにいかない、
ということだけが原因ではなく、
(B) 日本では、ごみ箱が消えた、メールを削除できない、Trash/Trash.msfが作られない、という大きな問題が起きた後、
完全にクリーンなTrash/Trash.msfを作るのではなく、
trashを手動で作るなり、既存のTrash/Trash.msfをコピーするなりして、
バグが直ったのに、わざわざ、また、Trash.msfの中に「フォルダー名=ごみ箱」を書かせる、
ということが未だにごく普通に行われている、
ということも、影響しているのでしょう。
その後、一度でも英語版で動かせば、Trash.msfの中のデータは「フォルダー名=Trash」に変わり、
そのTrash/Trash.msfのバックップをとれば、バックップのTrash.msfには「フォルダー名=Trash」があるわけで、
そのバックアップをコピーすれば、Trash.msfの中に「フォルダー名=Trash」が書かれている、あるいは、A-n.msfの中に「フォルダー名=Trash」が書いてある、という状態を、簡単に引き起こせる...
最初の人が、
UIでtrashを作る、でなく、UIで正規のTrashを作る、
あるいは、
Trash/Trash.msfをコピー、でなく、TrashだけコピーかTrashというヌルファイルを作るだけにして再起動、
と書いていてくれさえすれば...
https://support.mozilla.org/ja/kb/cannot-delete-messages では、当然だとは思いますけど、ちゃんと、Trash/Trash.msfを消すなりTrashを再作成、と書いてあるんですけどね。