ドンマイ さんが書きました:
メールアドレスの大文字と小文字を使い分けて連絡先を登録していますが、メッセージヘッダの宛先の表示名の判別で、メールアドレス大文字小文字の判別を厳格に行っていない模様。
メールアドレスは、ローカルパート@ドメインパート、において、"ローカルパート"@ドメインパートと、ローカルパートがクォートで囲まれる場合を除いて、ケースインセンシティブ、です。
"ローカルパート"として、そこにnon-asciiや空白などを入れて運用したいイントラサーバーでも、"AAA"@x.y.zさんと"Aaa"@x.y.zさんは別のアドレスでメールボックスが別、とやったら混乱を招くだけだから、まずやらないので、事実上は、"ローカルパート"であってもケースインセンシティブ。
で、差出人情報やアドレス帳のデータとの比較などに関しては、全部、ケースインセンシティブでの比較を行っているはず。
差出人情報やアドレス帳のデータ自体は、指定されたケースで保存していて、メールを作成する時は、ケースを変えることはやらないはずですけど。
"A空白A"@x.y.zの場合に、SMTPで送る時のFrom:メールアドレスの申告のときに許されている空白をとってしまう、というバグはあったけど、ケースは維持しないといけない、という部分は、ちゃんと守っていたはず。
差出人情報やアドレス帳で、ローカルパートをクォートで囲い、"Aaaaaa"@x.y.zと"aaaaaa"@x.y.zで使い分けると、どうなりますか?
SMTPサーバーが、この形のFrom:を拒否しない限りは、この形でずっと引き渡され、最終宛先に届けば、クォートを除去するから、仕様上は、意図通りの宛先のメールボックスに入る。
あとは、受け取った側のTbが、差出人情報やアドレス帳のデータと比較する時に、クォートで囲ったローカルパートはケースセンシティブ、を厳密に適用してくれるかどうかにかかってきます。
そうは問屋が卸さない、に一票、ですけど(^^)
フィルターでの比較もケースインセンシティブだから、フィルターで自動的に振り分けは無理だけれど、手動で別々のアカウントのフォルダーに移動して、X-Account-Key:ヘッダーを無理矢理消して、各アカウントごとの差出人情報をチェックさせれば、"Aaaaaa"@x.y.zさんと"aaaaaa"@x.y.zさんは別人、と思ってメールの返信などはしてくれるかもしれないけれど、果たして、差出人情報の比較において、クォートで囲まれたローカルパートはケースセンシティブの比較、なんてなコードがあったっけ?
アドレス帳でも、クォートで囲ったローカルパートはケースセンシティブ、を適用しているとは考えにくいし、受信メールのスレッドペインの表示の時に、アドレス帳から表示させるのは、無理なような気が...
差出人情報をわければ、「From: "AAA" <Aaa@x.y.z>」、「From: "AAA" <"Aaa"@x.y.z>」、「From: "BBB" <aaa@x.y.z>」、「From: "BBB" <"aaa"@x.y.z」>を使い分けられるのだから、返信者がそのままで送り返してくれることを期待して、スレッドペインでの名前の表示をアドレス帳から持ってきたものにするのを止める、というのが、一番良さそうに思えますけど。
適当なローカルメールフォルダを作って(FolderXとか)、そこに短いテキストメールをコピーし、FolderXというファイルをテキストエディターで開き、本文は英数字で数文字だけに書き換え、"From - 日付"の行から最後までをたくさんコピーして複数のメールのデータを作り、
From: とかTo: とか CC:ヘッダーに、英数記号のみで、"AAA" <Aaa@x.y.z>、"AAA" <"Aaa"@x.y.z>、"BBB" <aaa@x.y.z>、 "BBB" <"aaa"@x.y.z>などをちりばめ、
Repair Folder(フォルダの回復、とか、修復とか、要約の再作成とか、そんな感じの訳のボタン)をやれば、
いくつものパターンを簡単に比較できます。