gery_yoshi さんが書きました:
なぜ,添付ファイルに文字化けがおこっているかわかったというのは,
UTF-8にファイル名がエンコードされたからだということです.
これが正しいのかよくわからなくなっております.
当初の教えてもらったという内容は、以下ですね。
#最初から、該当サイトの投稿名と URL を提示しておいてください。
そうすれば、経緯が具体的に、伝わりやすくなるでしょう。
[参照]
メールソフトの添付ファイルのファイル名の文字化けについて - Yahoo!知恵袋上記で紹介されていたのが、このフォーラムの過去トピックですね。
[参照]
MozillaZine.jp フォーラム - Thunderbird8〜日本語を含む添付ファイルを送信すると、相手側で文字化けする〜添付ファイル名が文字化けする原因を、理解されているわけではなく、ヘッダの違いを知った
ということですね。
この事例は、簡単に言うと、添付ファイル名の扱い・読み方が、メールソフトの仕様によって
異なるので、問題を起こすというものです。
今回の相手先の AL-Mail の事例も、ほぼ同様の問題かと思われます。
加えて、偶然的通行人 さんから説明のあった OS の違いによるフォントの扱いの問題も、起き
ているかも知れません。
kiki さんが書きました:
但し、添付ファイル名を、本文と異なる個別なエンコードする設定はありません。
gery_yoshi さんが書きました:
私は最初これができると思っておりまして,その方法をここで伺ったのでした.
ただ,偶然的通行人様とkiki様がご指摘されるように常にiso-2022-jpでエンコードするのは
現実的とはいえないのですよね.
そうではありません。
まず、Tunderbird も含めたメールソフトは、通常 ISO-2022-JP 名のテキストファイルは、そ
のまま ISO-2022-JP 名で、メッセージに添付します。
以下のようなヘッダ情報になります。
#メッセージヘッダではなく、添付ファイルのヘッダ情報です。
#添付ファイル名は、「サンプルファイルISO-2022-JP.txt」です。
コード:
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP;
name="=?ISO-2022-JP?B?GyRCJTUlcyVXJWslVSUhJSQlaxsoQklTTy0yMDIyLUpQLnR4dA==?="
Content-Transfer-Encoding: base64
Content-Disposition: attachment;
filename*0*=ISO-2022-JP''%1B%24%42%25%35%25%73%25%57%25%6B%25%55%25%21%25;
filename*1*=%24%25%6B%1B%28%42%49%53%4F%2D%32%30%32%32%2D%4A%50%2E%74%78;
filename*2*=%74
上記のヘッダ情報に、添付ファイル名があるのですが、その中の「name」と「filename」のど
ちらを、どう扱うか(どのようにデコードするか)で、結果として表示が異なるのです。
UTF-8 の添付ファイル名になるのは、先に偶然的通行人 さんが、書かれたとおりです。
偶然的通行人 さんが書きました:
日本語環境で使う Thunderbird は、添付ファイル名に ISO-2022-JP の文字符号化方式では扱えない文字を含む場合、UTF-8 などの対応可能なエンコード方式を自動的に選択します。
次に、今回の問題となった相手先の AL-Mail のケースについてです。
相手先の AL-Mail が、どのように扱うかは不明ですが、おそらく正常にデコードしていないか、
仕様上の違いから、異なる扱い(デコード)をおこなっているものと思われます。
UTF-8 への対応が、不十分なのかも知れません。
あるいは、環境の違いにより、日本語フォントの扱いが異なるために、正常に表示できない場合
もあるかと思われます。
ですので、相手先のメールソフトなどの仕様によって、このような問題が起きる場合があるので、
配慮が必要になります。
なぜなら、相手先が、取引先の場合などは、メールソフトを変更してくれとは云えないからです。
#相手先のメールソフトに問題があるとわかっていても、云えませんよね。
#企業・団体組織内で、統一管理しているため、仕様が固定化されているところもあります。
「常に ISO-2022-JP でエンコードする」は、自分にとっては都合良くても、相手先によっては
不都合の押しつけになる可能性があることを、知って、理解しておく、ということになります。
現実的であるかどうかは、相手先の事情によって、変わってくるということです。
つまり、ISO-2022-JP でも、十分現実的なのですが、海外では言語やフォントも異なりますし、
その扱い方も様々ですので、やりとりする相手によって、問題の起きにくい対処と工夫をおこな
っておくのがいいでしょう、ということになるのです。
この点は、先に書いたとおりです。
[補足]
インターネットの標準規格に RFC というものがあります。
Thunderbird は、RFC 規格に準拠して、開発されています。
より標準規格に沿った仕様ですが、完全・完璧というわけではありません。
他のメールソフトと同様に、独自機能や仕様があり、バグもあります。
その点も誤解のないように、理解されてください。
長くなりますが、次に続けます。