uri さんが書きました:
会社のPCにThunderbirdがインストールしてあるため、
色々検証は週明けになりますのでその時にご報告させていただきますが、
「ファイルとして添付」だけは試してみました。
その場合ですが「ヘッダーのみ取得だと」メールが届きませんでした。
ただ、検証した時間が遅く退社間際だったので、
その後メールが届いたのかもしれませんので確認は週明けになります^^;
わかりました。じっくり検証してみてください。
ひとつ、あとで気がついた点です。
[転送] を [ファイルとして添付] にすると、転送元のメッセージがファイルに固められて添付されますが、携帯電話側のメール設定によっては、添付ファイル付きのメッセージを拒否するケースがあるかもしれません。
どうしても Thunderbird のメッセージフィルタを使うことが前提なら、[ヘッダのみ取得] の下で、標準の [転送] ではなくアドオンを使った [リダイレクト] のほうが、ずっと簡単にご希望をかなえられると思います。
しかし、別の観点から以下のような不安も感じます。
uri さんが書きました:
環境としては、業務で常時稼動PC(Xp)があり、ここにThunderbird常駐。
会社用自分PCは別にあり使用時に起動しています。
一応会社の立場としてはシステム管理者なので
もし、これがうまく行けばThunderbirdのアカウントに希望社員を登録して
転送をしようと思ってました。(そういう使用方法は問題ないですよね?^^;)
個々の社員は帰ってから共有のPCでメール内容を確認します。
次のような複数の PC があるわけですよね。
(a)常時稼動 PC
(b)会社用自分 PC
(c)共有の PC
(a)にある Thunderbird は転送サービス専用で、uri さんや他の社員の方は、別の PC (b)(c)にある Thunderbird(あるいは他のメールクライアント)で、あとから普通に全文を受信するということでしょうか?
確かにこれなら、(a)で [ヘッダのみ取得] 後の全文取得をおこなう必要がない分、二重に転送されることは避けられそうです。
しかしながら、個人的にはこうした運用を積極的にお勧めするのには、ためらいを感じます。
なぜなら、別の深刻なリスクが生じる可能性があるからです。理由は次のとおりです。
(a)に常駐させた Thunderbird に uri さんのメールアドレス= POP サーバ [S] に対応するアカウントを設定し、[ヘッダのみ取得] で受信したメッセージを、メッセージフィルタを使って携帯電話に転送またはリダイレクトするわけですが、文字通り Thunderbird は常駐し続け、定期的に新着メッセージの確認・受信を実行します。
一方、(b)の Thunderbird は使用時に起動させるのだとして、そこにも uri さんのメールアドレス= POP サーバ [S] に対応するアカウントが設定されているのだとすると、サーバ {S} に(a)(b)2つの Thunderbird から同時にアクセスしてしまう場面が出てきます。
(c)を使う「個々の社員」の場合も考え方は同様です。
ご利用のメールサーバの仕様にも左右されますが、通常は同一の POP サーバに複数のメールクライアントが同時にログインすることはできません。
同一の POP サーバに対して、複数の Thunderbird を使うことは可能ですが、基本的にそれは排他的な使用が前提です。
(a)が定期的な新着チェックで {S} にログインし、メッセージ(ヘッダのみ)を取得しているタイミングで、(b)の Thunderbird で受信操作がおこなわれても、サーバ {S} にログインできないとか、受信できないといったエラーが起こるはずです。
タイミングによるので必ず発生するわけではありませんし、発生しても時間を置いて再受信すれば正常に受信できますが、(a)の Thunderbird が常時稼動して定期的に新着チェックをしている限り、この種のリスクの発生をゼロにはできません。
(あまり不規則な形でサーバへのアクセスが続くと、サーバ側からみて何らかの攻撃だと誤解されるケースが出てくるかもしれませんし......。)
確率的にどれぐらいの頻度で発生するかは利用条件しだいだと思いますが、(a)の新着チェック間隔が短いほど、1回の受信件数が多いほど、(b)(c)での受信操作が頻繁であるほど、タイミング的にバッティングが発生する確率は上がるはずです。
もし時間的に許されるのなら、しばらくテスト運用してみて、uri さんと社員の方々の現実の利用実態の中で、受信エラーの発生頻度が許容できる範囲に収まるかどうかを実地に検証し、携帯電話への PC メールの転送の利便性とのバランスをみてから、正式運用の是非を判断されてもいいのではないでしょうか。
すでに、受信メッセージに対応できる(在社)段階で受信エラーの頻発を招くリスクを抱えることを覚悟の上で、受信メッセージに対応できない(外出)段階で社員の携帯電話にヘッダだけでも転送して新着の状況を知らせることを優先させたい ―― という判断でやっておられることなら、第三者がとやかく申し上げることではありませんが......。
uri さんの書き込みを見て上述のようなことが気になったしだいです。
ぼくの理解が間違っているのなら申し訳ないのですし、ただの心配しすぎだったらスルーしていただいてかまいません。
(余談)
十分ご承知だとは思いますが、話の中に出てこなかったようなので、念のため最後にひとつだけ。
迷惑メールまで馬鹿正直に転送していては非効率で精神衛生上もよくありませんから、そのあたりの対策も手抜かりのないようにしてください。
ただ、[ヘッダのみ取得] の状態で、Thunderbird の迷惑メールフィルタがどの程度の速さで学習を積むことができ、どの程度の判定制度を達成できるかは、やったことがないのでわかりません。