メッセージペインの件名は読めるのに，スレッドペインの件名が化けるメールがあります．
送信側の問題なのでしょうか？

Thunderbird 17.0.2
Windows 7 Home Premium SP1 (64bit)


Subject: [=?iso-2022-jp?B?GyRCJF8kOiRbJV4lJCVsITwlOCUvJWklVhsoQl0gGyRCRkMbKEI=?=
=?iso-2022-jp?B?GyRCRTUkTiQ0TXhNUSRLJEQkJCRGIUobKEIyMDEzGyRCRy8bKEIx?=
=?iso-2022-jp?B?GyRCN24hSxsoQg==?=

　
以下のように、件名の部分をコピーして、疑似メッセージを作成して、確認して
みました。
スレッドペイン、メッセージペインともに文字化けはありません。
[環境：Windows 7 Professional SP1 + Thunderbird 17.0.2 日本語版]

　＃以下のソースをコピーして、sample.eml ファイルとして、文字コード
　　JIS (ISO-2022-JP) で保存作成してから、Thunderbird のフォルダに
　　ドラッグ＆ドロップすれば、再現確認できます。


　　[作成した疑似メッセージのスレッドペインとメッセージペインの件名]
　　



文字化けするメッセージの、全体のソースを拝見しないと、不明です。

上記の疑似メッセージでも文字化けする場合は、Thunderbird 側か、それ以外
に、何かしらの問題があると思われます。

以下の順番で、トラブルシューティングをおこなって、切り分けの対処をおこ
なってみてください。
これでも問題が再現する場合は、Thunderbird 以外に原因がある可能性が、高
いと思われます。

[基本的・定石的なトラブルシューティング対処方法]
以下の順番でおこない、その都度変化があるか、改善されたか、確認してみま
しょう。
１．Thunderbird のセーフモード起動
２．Thunderbird の新規プロファイルの「追加」作成と、その適用
３．Thunderbird の再インストール

[参照]
セーフモード | 操作方法 | Thunderbird ヘルプ
複数のプロファイルを使用する | 操作方法 | Thunderbird ヘルプ
プロファイル | 操作方法 | Thunderbird ヘルプ

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:21.0) Gecko/20130123 Firefox/21.0

kiki さんの疑似ソースで気づきましたが、自分も毎月そのメッセージを受信しています。
件のメッセージは S/MIME 署名されたものですが、ISO-2022-JP が関係してくる From、Subject、本文のテキストパートのいずれも ISO-2022-JP で書かれたメッセージとして妥当なものです。
自分の環境ではスレッドペイン、メッセージペインともに文字化けはありません (過去のメッセージ、過去のバージョンの Thunderbird でも記憶にありません)。
フォルダのプロパティで特定のエンコードを強制していたりしませんか？

_________________
[Desktop] Windows 10 Pro 22H2 (64bit) / Intel Core i7-2600 / Nvidia GeForce GTX 1650 GDDR6 / 32 GB Memory
[Laptop] Windows 10 Pro 22H2 (64bit) / Intel Core i5-520M vPro / Intel HD Graphics / 8 GB Memory
[Android] Android 13.0 (arm64) / Xperia 5 III (XQ-BQ42)
常用環境: Firefox ベータ版、リリース版 (Win64 x86-64, Android), Thunderbird ベータ版、リリース版 (Win64 x86-64)
テスト環境: Firefox (ESR, Nightly, Win64 x86-64, Android)
Cai/1.0 (Homo sapiens; N; Homo sapiens chemist; male; rv:0.0.4.2+)
-- いつまでたっても nightly

>kikiさん Caiさん
ご回答ありがとうございます．
以下3通りとも試しましたが，症状は変わりませんでした．




と表示されてしまいます（スレッドペイン）
また，フォルダのプロパティも確認しましたが，特定のエンコードを強制にチェックはされていませんでした.
ちなみにkikiさんの提示されたコードではメッセージペイン，スレッドペインが両方とも

と，途中で切れてしまいました．
が，Subject ヘッダの2,3行目の先頭にスペースを入れると正常に表示されるようになりました．
そこで，文字化けしたメールを見ていると2行目の行末にスペースが4個入っていたので，
行末のスペースを削除すると，スレッドペインも正しく表示されるようになりました．
※行末のスペースが1個だと正常に表示．2個以上はおかしくなる．

_________________
Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)

横から失礼します。

【行を分割したメールヘッダ】
メールヘッダにおいて、長い一行を複数行に分割する場合（フォールディング）の規定として、2 行目以降の先頭にはスペース（全角は不可）が入ることになっていたように記憶しています。
もともとは、単語をスペース区切りで記述していく欧文の仕様に則ったものだそうですが、2 行目以降の先頭がスペースになっていることで、次行が連続したものであることを判断しているらしいです。
（そこまでやる余裕がありませんでしたが、ネットを探せば RFC などの典拠が見つかるはずです...。）

例えば、Cai さんが提示されたの場合、3 行に分割された Subject の 2 行目と 3 行目の先頭はスペースになっているため、1 行目からつづく以下の 3 行は連続したものとして扱われることがわかります。

一方、noob さんが最初の投稿で提示されたの場合、2 行目の先頭にスペースがなく、1 行目で終了していることになってしまうため、1 行目だけがデコードされたような表示になると考えられます。（2 ～ 3 行目は解釈されないデータとして宙に浮く？）

この場合、理屈の上では、スレッドペインだけでなくメッセージペインでも、件名（Subject）の表示は「[みずほマイレージクラブ] 特」だけになると考えられます。

一般的なメッセージソースの解釈ではそうですが、上記だけでは Thunderbird のスレッドペインとメッセージペインで件名（Subject）の表示が異なることの説明としては不十分です。

【Thunderbird のスレッドペインとメッセージペイン】
ご存知だと思いますが、Thunderbird のスレッドペインとメッセージペインでは、読み込んでいるファイルが異なります。
例えば、[受信トレイ] なら、

スレッドペインでは、Inbox.msf を読み込んでいます。
　*.msf ファイルは、メッセージの実体の要約ファイルです。

メッセージペインでは、Inbox（拡張子なし）を読み込んでいます。
　これは、メッセージの実体ファイルです。

スレッドペインに表示されるメッセージ一覧から任意のひとつを選択すると、msf ファイルの情報から実体ファイルを呼び出してメッセージペインに目的のメッセージが表示されます。

通常、msf ファイルは実体ファイルの変化にともなって適宜更新されますが、もし何らかの事情で実体ファイルからの要約情報の反映に問題が起こっているような場合、ご質問のようにスレッドペインだけで「文字化け」が起こる可能性はありえると思います。


通常、メールヘッダのフォールディング（とくにエンコードされた文字列の場合）で、行末にそのように多くのスペースが挿入されることは考えにくいのですが、ご提示の状態を意図的に作り出したメッセージソースを Thunderbird に読み込ませてみると、おっしゃるようにスレッドペインでだけ同様のパターンの文字化けが起こりました。（当方の環境：Windows XP SP3 + Thunderbird 17.0.2）
しかし、比較のためにおこなった手持ちのメールクライアント（Sylpheed 、Outlook Express など）での検証では、メッセージ一覧画面でも表示画面でも文字化けは起こりませんでした。

これらの "状況証拠" から推測するかぎりでは、特定パターンのメッセージソースに対して、msf の処理に問題がある可能性が考えられるのではないでしょうか。

そもそも、エンコードされたヘッダ文字列のフォールディングで、途中行の行末に複数のスペースが挿入されていることに疑問がありますが、もし本当にそうだとしたら、その件については送信元に起因する可能性を否定できないと思います。

しかし試した範囲では、Thunderbird 以外のメールクライアントはそのような状態の件名もメッセージ一覧で正常にデコードしていますから、なにかしら Thuderbird 固有の問題があるようにも思われます。

同時に、そのような処理をしてしまう原因が、Thunderbird 本体にあるのか、導入しているアドオンにあるのか、もっと別の要因があるのか、そのあたりはさらに調べてみないと判断できないように思います。

アドオンがらみの点検では、通常はセーフモードで動作チェックをして問題の有無を確認します。
しかし、アドオンが原因で msf ファイルの書き換えに問題が発生していた場合、セーフモードで起動したからといって、異常の起こってしまった msf ファイルが正常に戻るわけではないため、セーフモードだけでは真の原因を見つけられない場合もあると思います。この点は留意しておいたほうがいいかもしれません。

解決策ではありませんが、思い当たることを書き込ませていただきました。的外れだったらすみません。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:18.0) Gecko/20100101 Firefox/18.0

　
失礼しました。
私の貼り付けた Subject コードでは 2,3 行目の先頭の半角スペースが、漏れていたようです。
正しくは、半角スペースが入ってます。
　＃Cai さんが提示されたコードと同じになります。

んでもって、通常の Subject の MIME コードでは、行末にはスペースはなく、改行コードの
みが入ります。
また、複数行の場合は、先頭にそれぞれ半角スペースが入ります。
今回は、そうではないケースだったようですね。


【検証テスト】
Subject の MIME コードの 2 行目の行末に、半角スペースを 4 個入れたところ、noob さん
と同じ状態が再現できました。
念のため、インデックスファイルの「最適化」と「フォルダを修復」の実行や .msf ファイル
の削除による初期化をおこなってみましたが、スレッドペインの表記は改善されませんでした。

このことから、スレッドペインとメッセージペインでは、Subject の MIME コードのデコード
の仕様（処理）は、同一ではないと思われます。
また、受信メッセージの Subject ヘッダに、余分なスペースが付加されていると、問題が起き
るということになります。

【余分なスペースを付加しているのは誰？】
同じメッセージを受信した別の方のところで再現していない場合、通過したサーバ側の処理に
問題があった可能性があります。
サーバ上で、すでにメッセージの Subject の MIME コードに、スペースが混入していたのか
も知れません。

また、ネットワーク環境やセキュリティ対策ソフトなどの介入処理の可能性も、否定できない
かと思われます。
もし、今後も再発するようならば、そのあたりを確認してみると、何かわかるかも知れません。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:21.0) Gecko/20130127 Firefox/21.0