途中から失礼します。
当方、Windows XP SP3(32bit)で Firefox を使っていますが、16.0.x でも、17.0.x でも、18.0bxでも、ご提示のような現象には遭遇していません。マップ上での右クリックでは、Google Map のメニューだけが表示されます。
あらためて、最新の正式リリースバージョンである 17.0.1 で、新しいプロファイルを作り、完全にデフォルトの状態で Google Map にアクセスして試してみましたが、問題は再現されませんでした。
pal さんが書きました:
もしくは、バグ内にも書かれています(comment 5)が、JavaScriptの設定で、「コンテキストメニューを無効化または変更する:」にチェックをすることで回避できます。
「コンテキストメニューを無効化または変更する:」の設定は、
dom.event.contextmenu.enabled
のことですが、Firefox のデフォルトでは true つまりオプション設定ではチェックの入った状態になっています。
この設定のチェックを外す(false にする)設定にしてみると、上記の新しいプロファイルを適用した 17.0.1 でも、おっしゃるように Google Map のメニューの上に重なるように Firefox のコンテキストメニューが表示されました。
Firefox 以外のブラウザでは発生しないこと、ここまでの報告では Firefox でもバージョンによって問題発生の差異があること、同一バージョンでも問題が発生するユーザー環境とそうでない環境があることを考え合わせると、Firefox 側にも何らかの問題が潜んでいるのだとは思いますが、同時にユーザー環境に依存した別の要因がある可能性も否定できないと思われます。
「コンテキストメニューを無効化または変更する」の設定にチェックをつけても、再起動するとチェックのない状態に戻ってしまうのだとすれば、ユーザーの意図しないところで何者かがデフォルト値を変更している可能性が考えられ、そのあたりに問題を起こす要因が潜んでいるかもしれないからです。
pal さんが提示された「設定が保存されない」の参照先にも書かれていますが、アドオン(とくにサードパーティ製のツールバー類)の中には、Firefox 自身の設定を勝手に変更するものがあります。
この種のアドオンは、アドオンを無効にしたりアンインストールしたあとも、それが変更した Firefox の設定をもとに戻さないケースがしばしばあります。
有曲鈍 さんの環境下で、新しいプロファイルでの動作を試してみると、何か違いが見えてくるかもしれません。
(現行プロファイルを維持したまま新しいプロファイルを追加でき、現行プロファイルに影響を与えず新しいプロファイルで Firefox を起動することができます。)
新しいプロファイルでは、いっさいアドオンを入れないことはもちろん、現行プロファイルからの移植はせいぜいブックマークだけにとどめ、可能な限りデフォルトに近い状態で試してみてください。
そうすることで、影響を及ぼしているかもしれない外的要因の有無を判断できるかもしれません。
【補足】
サードパーティ製のツールバー類の中には、システムにインストールされた本体とブラウザを連携させるように働くものもあります。この場合、拡張機能(エクステンション)だけでなくプラグインを Firefox にインストールするものもあります。
Windows 環境では、Windows レジストリに登録されたプラグイン情報を Firefox が起動時に読み取ってしまうので、新しいプロファイルでも問題となるプラグイン類を認識してしまい、そのツールバー類の動作を受け入れてしまうケースがあります。
このようなときは、about:config から plugin.scan.plid.all の値を一時的に false に変更すると、レジストリからのプラグインの読み込みをおこなわないようにでき(つまりツールバー類の影響を排除でき)、より「素」の状態の Firefox に近づけられます。
水を差すようで申し訳ありませんが、ここまでの流れで気になった点を書き込ませていただきました。的外れだったらすみません。