当方も Windows XP SP3 (x86) + Firefox 13.0 という環境なので、少しばかりコメントさせていただきます。
「ショートカットキー」と書いておられますが、「アクセスキー」のことですよね?
バッキー さんが書きました:
再現手順:
1. Firefoxをセーフモードで起動(拡張機能はすべて無効状態)
2. ブックマークメニューからすべてのブックマークを表示する
3. ブックマークのエントリを選ぶ
4. ショートカットキー(ALT + E)もしくはマウスクリックで「詳細を表示」を実行する
5. ショートカットキー(ALT + E)で「詳細を隠す」が実行できなくなる
6. マウスクリックで「詳細を隠す」を実行する
7. ショートカットキー(ALT + E)で「詳細を表示」を実行できない
8. この状態でも他のショートカットキー(名前:ALT + Nなど)は正常に実行できる
ご提示の手順をそのままたどると、当方でもおっしゃるとおりの結果になります。
ただし、5. や 7. において、[Alt] + [E] ではなく、[E] キー単独の押下をくり返すことで [詳細を表示] と [詳細を隠す] がトグル動作になります。(
Bug 632968 に書いてあるとおり?)
いずれにしても、[詳細] ボタンにフォーカスが当たった状態が維持されている限りは、[E] キー単独の押下で [詳細を表示] と [詳細を隠す] を交互に切り替えることは可能でした。
○この一連の動作については、おそらくアクセスキーとしての正常な動作だと思われます。【A】
一方、4. の直後に [Alt] + [D] で [説明] 欄(*)に移動するなどの別動作をはさんで(つまり [詳細] ボタンからフォーカスをはずして)、再度の [Alt] + [E] キー押下では [詳細] ボタンを働かせることはできませんでした。
(*)[Alt] + [N] で [名前] 欄、[Alt] + [K] で [キーワード] 欄など、他のメニューへの移動でも同様です。
しかし、例えば [説明] 欄から [Alt] + [N] で [名前] 欄へ移るなど他のアクセスキーは機能しますから、その状態で [Alt] + [E] のアクセスキーが受け付けられないことは、適切な動作とはいえない気がします。
| テキストエディタなどでもテキスト入力エリアにフォーカスがある状態から、
| [Alt] + [*] などそのシステムで定められたキー操作によって、
| アクセスキーが設定された任意のメニューにアクセスできますし......。 ●[詳細] ボタンの操作後いったん [名前] 欄などにフォーカスを移した状態から、[Alt] + [E] で [詳細] ボタンにアクセスできないのは、Firefox の問題であるように思われます。【B】
別方法としては、5. や 7. の状態のとき、[Tab] や [Shift] + [Tab] でフォーカスを [詳細] ボタンにもっていくと、[E] キー単独で [詳細を表示] と [詳細を隠す] を切り替えることはできました。
また、例えば [Alt] + [N] で [名前] 欄にフォーカスがある状態から、[Tab] キー操作で上のエントリ一覧にフォーカスを移すと(その後 [↑] や [↓] キーで他のエントリを選択してもよい)、[Alt] + [E] キーで [詳細] ボタンにアクセスでき、[E] キー単独でのトグル動作が可能になりました。
【B】のような問題があるとしても、さしあたっての代替操作は可能なようです。
以上、大雑把ではありますが当方で試した結果です。
(それほど突っ込んでは確かめていませんから、不十分な点があったらごめんなさい。)
バッキー さんが書きました:
Firefox 12では問題なかったのですが、、、
これについてはよくわかりません。
PC 上の Firefox は 13.0 にしてしまったため、戻してまで確認する余裕はありませんでしたが、緊急用として USB メモリに入れてある Firefox が 12.0(ポータブル版)のままだったので、上記の手順を試してみました。
その限りでは 13.0(正式版)の動作と大差ないように見えました。つまり「再現手順」のとおりに操作すると、5. や 7. が再現されましたし、[E] キーの単独押下の結果も上述のとおりでした。
(ポータブル版と正式版の違いがあるかもしれないので、その程度の雑駁な比較でしかありませんが...。)
(補足)
キーボード操作を主体にしていると、ふつうは [アクセスキー] や [ショートカットキー] の違いをあまり意識せず、指先の慣れで操作するケースは多いと思います。
しかし厳密には両者の概念には違いがあるので、キーボードからメニューの選択・実行をおこなう [アクセスキー] に、特定のキーの組み合わせでストレートにコマンドを実行する [ショートカットキー] の動作を期待してしまうと、納得できない現象が起こっているように見えるケースはあるかもしれません。
[履歴とブックマークの管理] ウィンドウで一例を挙げます。
右のコンテンツビューペイン(エントリされたブックマークの一覧)を全選択する動作をおこなう場合を考えます。
[Alt] + [O] で [管理] メニューが開き、引き続き [A] キーの単独押下で [すべて選択] のメニューが選択・実行されます。この手順は [アクセスキー] です。
(注)[Alt] + [O] -> [A] で [すべて選択] のメニューが選択・実行されることに注意してください。[Alt] + [O] -> [Alt] + [A] ではありません。
一方、[ショートカットキー] の [Ctrl] + [A] では、[すべて選択] のコマンドがストレートに実行されます。
この伝でいえば、[詳細を表示] と [詳細を隠す] に [アクセスキー](E)は存在しますが、 [ショートカットキー] は存在しません。(他にも、初期状態では [ショートカットキー] が割り当てられていないメニューはあります。)
Bugzilla に報告されるなら、そのあたりの区別にも注意を払いつつ、[履歴とブックマークの管理] ウィンドウにおいてどういう条件のときに [Alt] + [E] キーが効かなくなるのが問題といえるのかを、詳しく説明できたほうが効果的だと思います。
つまり、仕様の範囲内の正常動作(例:【A】)と明らかに不具合と考えられる動作(例:【B】)の切り分けをきちんおこなって報告できるのが望ましいといいましょうか...。
(参考 ― 古い記事ですが、Microsoft の公式サポートを紹介しておきます。)
・W31:アクセスキーとショートカットキーについて
とりあえず以上です。的外れだったらすみません。