※質問するときは、フォーラムの利用について [投稿する前にお読みください] に目を通し、OS の種類や Thunderbird のバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えるか、投稿用テンプレート の利用をお勧めします。
hideki さんが書きました:
元々読んでいた箇所(または任意で指定した箇所)
というのは、「スクロールバーの位置」という解釈で、以下にコメントさせていただきます。(この前提が間違っていたらごめんなさい。)
スレッドペインで選択したメッセージを、(1)メッセージペインで表示・閲覧、(2)タブに開いて表示・閲覧 ―― という方法で運用なさっているなら、ご質問のような状況が起こります。
(参考)
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使い方ガイド - 画面構成と基本操作
(1)は、スレッドペインで個々のメッセージを選択し直すごとに新規に開くことになるため、読み位置(スクロールバーの位置)は常に初期状態(スクロールバーが最上部)で表示されます。
他のメールクライアントでも、これと同じ表示方法なら動作は同様になるはずです。この方法で読み位置を記憶するようなものを、ぼくは知りません。
(2)は、現時点での Thunderbird のタブの仕様です。ユーザーから見れば、タブをウィンドウと同等な感覚で扱っている認識になりますが、Thunderbird 的には必ずしもそうではありません。
極端なたとえになりますが、Thunderbird のタブはスレッドペインのメッセージリストに相当し、タブを切り替えるということはスレッドペインでメッセージを選択し直すことと動作的には同等になるため、タブの切り替え後のメッセージ本文の表示状態は(1)と同じになります。
このあたりのタブの動作は Firefox とは異なりますから、Firefox のような感覚で Thunderbird のタブを使うと混乱すると思います。
これらとは別に、(3)スレッドペインで選択したメッセージをウィンドウで開く ―― という運用方法があり、この場合はウィンドウで開いたメッセージの読み位置はウィンドウごとに維持されます。
あるウィンドウ内でメッセージ本文の文字列を選択して反転させた状態も、他のウィンドウに切り替えても維持されます。
現役バージョン(この時点で 13.0.1 と 10.0.5 ESR)の Thunderbird でもウィンドウで開くことは可能ですから、メッセージをウィンドウで開く運用方法に切り替えることで、ご希望はかなうと思います。
これは、タブ機能がなかった 2.0 系以前の Thunderbird の動作に相当します。
現役バージョンの Thunderbird では、スレッドペインでメッセージをダブルクリックして開く際の初期動作は [タブ] になっています。
[オプション] -> [詳細] -> [既読と表示] -> [既読] -> [メッセージを次の場所に開く] で、[新しいメッセージウィンドウ] を選択すれば、ダブルクリックすると [ウィンドウ] で開くようになります。
また、上記の設定の如何によらず、メッセージを選択して右クリックから、ウィンドウで開くかタブで開くかを、そのつど任意に選択することも可能です。
フォルダペインの [アカウント] や、[受信トレイ] などのフォルダを対象に、右クリックから [タブ] や [ウィンドウ] を開くこともできます。複数のアカウントを使っていてアカウントごとにウィンドウを開くとか、整理されたフォルダごとにウィンドウを開き、そのフォルダ内のメッセージはそのウィンドウ内のタブで開くとか、いろいろなバリエーションも可能です。
ご自身のニーズに合わせて [タブ] と [ウィンドウ] の使い分けを工夫してみてください。(ウィンドウを開きすぎて混乱しない程度に、ですが...。)
一方、もっと個別的な事情があってのご質問なら、冒頭の利用案内などに目を通した上で、ご利用の環境条件や実際にやっておられるメッセージの表示・閲覧の手順などを具体的に追記してください。他の方からアドバイスが寄せられるかもしれません。
とりあえず以上です。的外れなことを書いていたらすみません。
(余談)
ウィンドウで開く動作は、タブで開く動作に比べてメモリ消費が多くなります。最近のマシンではまず問題にならないと思いますが、もし古めのマシンでメモリ搭載量が少なく、かつ複数のアプリケーションを起動して Thunderbird と併用しているような状態で、無頓着にたくさんのメッセージをウィンドウで開くと、状況によってはシステムに思わぬ負荷をかけてしまうかもしれません。可能性は低いと思いますが、いちおう頭の隅にでもとどめておいてください。