ご質問のようなケースはしばしば起こります。
booze さんが書きました:
これは私のパソコンがウイルスに感染しているということでしょうか?
なお、セキュリティソフトではウイルスは見つかっていません。
結論としては、厳重にチェックして問題がないなら、booze さんのパソコンがマルウェアに感染していることはありません。
迷惑メール送信者による "送信元のなりすまし" の一種だと考えてください。
迷惑メールの送信元から見た場合、宛先(To)と差出人(From)は通常ランダムに選択されます。そのバリエーションで、To と From を同一にするような例もよくあります。
気持ち悪いでしょうが、基本的には無視するのが一番です。
(補足)
電子メールのアドレスは、さまざまな理由で不特定の第三者に知られてしまうことがあります。
― 自分自身にその気はなくても、日常的にメールをやり取りしている相手が暴露型のウィルスに感染することで、その人が持っているメールアドレス(booze さんのアドレスを含む)が第三者に漏れてしまうことがあります。
― 迷惑メールによっては "送信停止を希望する人は連絡してください" 的なことが書いてあります。これに連絡すると、実在するメールアドレスであることと、一度はそのメールを読んだことが送信元にわかってしまい、逆に確実性の高いアドレスだと知られてしまいます。
― Web ページやブログなどで実在のメールアドレスを晒していると自動収集されてしまうことはよくありますし、何らかの Web サービスへの登録でメールアドレスを提出するようなこともありますが、そうした情報がクラッキングで盗まれたり、管理不備で漏洩することもあります。
― 迷惑メールはランダムにメールアドレスを生成して無差別に送りつけてくるものがあります。実在しないアドレスはエラーになって送れませんが、実在するアドレスに合致したものは送信できます。その結果、迷惑メール送信元はそのアドレスが実在するものだと判断できます。
加えてこの迷惑メールに対し、受信者が HTML 形式でメールを購読している場合、仕組まれた Web ビーコンなどによって受信したメールを開いた事実が送信側にわかってしまうことがあります。つまり、ランダムに生成したアドレスのうち、送信ができ、かつ受信者がそれをいったんは開いたことから有効なアドレスであると判断され、以後は確実性の高い実在アドレスとして、迷惑メール送信者の宛先リストに登録されてしまうわけです。
― いったん漏れ出た情報は、非合法な売買などで広がっていくこともあります。
― ほかにも次々と巧妙なやり方が出てきますので、一般のエンドユーザーが自力でそれに対処するのはほとんど困難です。必要なセキュリティ対策、迷惑メール対策をしっかりおこない、それでも紛れ込んでくる迷惑メールは徹底的に無視して、すぐに廃棄してください。
大雑把ですがとりあえず以上です。外してたらすみません。