体験から得た知見としての話ですが......。
Thunderbird は、メッセージの「重要度」を指定するヘッダとして X-Priority を使っているようです。
スレッドペインの [重要度] 列は、X-Priority ヘッダを認識した結果を反映していて、Importance ヘッダには対応していません。
その「重要度を"高"に設定したメール」が、ヘッダとして「Importance: High」だけしか持っていないなら、Thunderbird の [重要度] 列には反映されないと思います。
「重要度/優先度」を表すメールヘッダについては、歴史的に複雑な変遷があり、かなり曖昧な部分が多いヘッダです。そのため各メールクライアント、メールシステムによって、対応にはけっこう幅があるみたいですね。
ぼくはその使い分けの場面を十分に理解できないのですが、厳密には Importance =重要度、Priority =優先度 を意味するヘッダだそうです。
"X-" が付くのは非標準のヘッダですが、X-Priority けっこう利用されているようです。
このような事情から、送信側/受信側の条件をそろえられない場合は、「重要度/優先度」を指定すること自体があてにならないといわれたりもします。
どうしても Importance ヘッダの内容を Thunderbird のスレッドペインの [重要度] 列に反映させたいなら、メッセージフィルタを使って対応することができるかもしれません。
フィルタ条件でカスタムヘッダに Importance を追加し、その値(例えば High)に対応した動作として [重要度を設定する] を指定するやり方です。
ただし、あくまで Thunderbird 内部での独自処理になります。受信メッセージ本体のヘッダ部に X-Priority が付加されるわけではありません。
とりあえず以上です。的外れだったらすみません。
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