Thunderbird3.1.12以前では問題なかったのですが、Tb5以降(5.0, 6.0.*, 7.0b2)でメッセージの表示がやたら遅くなってしまいました。
OSはWindows XP SP3です。

3ペインでのメッセージ選択表示や、タブ表示/ウィンドウ表示でFキー押して読み進める等、いずれも同じですがメール本文を新たに表示させようとすると、表示完了までに早くて1秒弱、遅いと10秒以上かかります。
その間CPU100%。ディスクアクセスは一瞬あるかないか。
IMAP、ローカルフォルダどちらの場合でも同症状なのでネットワークは関係なく、純粋に"表示"に時間がかかっているように見えます。

待ち時間はメッセージ内容に依存しているようで、
・本文のサイズが大きいと遅い傾向
・添付ファイルのサイズは関係なし（数MBの添付ファイルが付いていても本文が短ければ早い）
・添付無し＆同程度サイズでも、本文の内容によって待ち時間が異なる（引用ネストが多いメッセージほど遅いようにも思えますがいまひとつ相関はっきりしません）
・上記はすべてプレーンメール　（HTMLメールは調査できていません）

今までに下記のことを試してみましたが、改善しませんでした。
・フォルダ最適化
・セーフモード
・profileディレクトリ削除して新規設定（メールサーバ設定だけ）
・グローバル検索をOFF
・添付をインラインで表示をOFF
・Thunderbirdアンインストール（componentsにGoogleデスクトップのDLLが残っていたのでそれも削除）して再インストール
・gfx.direct2d.disabled=true
・layers.acceleration.disabled=true

どなたかアドバイス頂けないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ストレートに原因と解決策がわかるわけではないのですが...。

かなり詳しく検証しておられるようですから、これ以上のアドバイスをほとんど思いつきませんが、ご質問の文面に触れられていなかったことと、若干気になった点についてコメントさせていただきます。

ご存じのように、Thunderbird 3.1 系と 5.0 系以降では大きな変化があります。
まず大前提として、それぞれのシステム要件は確認なさっていますか？
http://mozilla.jp/thunderbird/6.0/system-requirements/
http://mozilla.jp/thunderbird/3.1/system-requirements/

とくにご質問の内容に関連する項目でいえば、5.0 系以降ではグラフィックスまわりの機能が大幅に強化されています。これが、ご利用の環境によってはマイナスに働くケースがあるようです。
すでにそのあたりはでお試しのようですが、全体的に 3.1 系以前よりは 5.0 系以後のほうが要求するシステム要件が高い分、スペック的な余裕に乏しい古めのシステム環境での利用には、予期しない問題が起こりやすいのかもしれません。


新しいプロファイルにアカウント設定を正規の手順で施し、まっさらのままテスト用のメールを送受信して表示動作を確かめられたという意味でしょうか。
それとも、これまでのプロファイルからメールデータをコピーされましたか。

前者の場合だと、ぼくの能力ではお手上げ感が強いのですが、後者だとメールデータ（～\Profiles\<xxxxxxxx.yyyy>\Mail\）に何らかの不具合が起こっているのかもしれません。

Thunderbird のメイン画面で、左のフォルダペインから [受信トレイ] を選択したとき、右上のスレッドペインには [受信トレイ] に含まれるメッセージ一覧が表示されます。この一覧から任意の一つを選択すると右下のメッセージペインにその内容が表示されます。
この一連の流れを実体ファイルとの関連で追えば次のようになります。
スレッドペインには Inbox.msf の内容が表示されています。Inbox.msf はメッセージの実体ファイルである Inbox（拡張子なし）の要約情報であり、両者は効率的に関連付けられています。スレッドペインで選択されたメッセージはその関連付けをたどって実体ファイルから読み込まれ、メッセージペインに表示されます。

もしかしたら、この関連付けに不整合が生じるているとか不要な情報が残っているなどしていると、メッセージのソースを探し出して読み込み、表示するまでに時間がかかるケースがあるのかもしれません。（たいていは表示できないなど不正な状態になるんですけど...。）
フォルダの最適化は試されたようですが、フォルダの修復（*.msf ファイルの再構築）を試すとどうなりますか？


あるメッセージ A を選択してメッセージペインに表示させたあと、別のメッセージ B を選択して表示が完了した直後、もう一度メッセージ A に戻ったときも、やはり表示は異常に遅いですか？
確信はありませんが、キャッシュまわりの影響があるかどうかを切り分けられないかと......。

いささか強引な仮説としては、以下のようなことも考えられるかもしれません。
セキュリティ対策ソフトの仕様や設定内容にもよると思いますが、ファイルにアクセスがあるたびにチェックしにくいようなケースで、例えば [受信トレイ]（実体は Inbox ファイル）に 1 フォルダの容量上限（4GB）に近いぐらいメッセージが溜め込まれていて、システム上でそのファイルが極端なフラグメントを起こしていたとすると、断片化したギガバイト級のファイルをスキャンしてから表示動作がおこなわれるようになるため、顕著な遅延が起こるとか...。メッセージによって表示時間に差が出るのは、キャッシュの影響の有無とか。（たぶん可能性はものすごく低いと思いますけど。）

以上、ご質問の文面から気がつく点を挙げてみました。外してたら...たぶん外してますのでごめんなさい。

アドバイス頂きありがとうございます。

PCスペックは、Core2Duo 1.4GHz、メモリ3GB、HDDも6GB位空いているのでシステム要件は問題ないと思っています。


前者です。
フォルダの修復（*.msf ファイルの再構築）でも改善しませんでした。


再表示させた場合も新規表示のときと同程度に遅いです。

mboxファイルサイズにも依存しないようです。
数KBのメッセージと数十KBのメッセージ（共に添付無し）ふたつだけ新規ローカルフォルダにコピーして作ったmbox（実体100KB以下）でも、現象再現します。
セキュリティ対策ソフトの影響も考えられますが、タスクマネージャでプロセス負荷を見ている限り特にセキュリティソフトが暴れている様子はなく、Thunderbirdの負荷だけが高い状態。

その後検証続けたところ、表示時間の遅さはどうやら本文中に含まれるメールアドレスの数に依存しているように見えてきました。（メールヘッダの宛先ではありません）
添付無し、本文サイズ（50KB超)の新規メールを自分宛にテスト送信して比較してみると以下の結果。
1) 本文中にメールアドレス無し　→ 一瞬で表示
2) 1)の本文にメールアドレス30個ほど追記　→ 5,6秒かかる
3) 2）の本文から"@"だけ消去　→ 一瞬で表示
本文中のメールアドレスをさらに増やすとそれに比例して表示が遅くなる模様。
最初の投稿で本文サイズや引用ネスト云々と書きましたが、それらは直接は関係ないみたいです。

念のためオプションやアカウント設定の迷惑メール学習設定等をOFFにしたり、詐欺メール検出をOFFにしてみましたが、改善には至りませんでした。


何かお気付きの点、ご指摘頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

連投失礼します。。

本文中にメールアドレスが記載されていると、本来青字アンダーライン表示されるはずですが、問題が発生するTb5以降では通常表示のままになっていました。
クリックするとメッセージ新規作成ウィンドウが開くので、メールアドレス検出はしてそうです。

何かThunderbirdがおかしな状態になっていると思われるので、思いつく関連ファイル等のディレクトリ
・C:\Program Files\Mozilla Thunderbird（アンインストールしてから）
・C:\Documents and Settings\xxxxxx\Application Data\Thunderbird
・C:\Documents and Settings\xxxxxx\Local Settings\Application Data\Thunderbird
を消して一からやり直してみましたが、改善せず。

他にThunderbird関連のファイル等ございますか？
よろしくお願いいたします。

　
おおよそ Thunderbird 側で考えられるトラブル対処はひととおりおこなわれているようですね。
一方で Thunderbird で起きている現象なのでそちらの方に疑念が集中しているようにも感じま
す。　

もう少し探索範囲を広げて他のアプリケーションやツール類、OS の状態や各種ドライバ類の影
響も考えてみてはいかがでしょうか。

よくあるのがセキュリティ対策ソフトの影響や設定によるものなどです。
例えば以下のような事例もあります。
[参照] [解決済み] 受信したメールの内容表示に15秒かかってしまう



タスクマネージャに現れないものがあるかも知れません。
セキュリティ対策ソフトを無効化してもその設定や機能が残っていて影響を残すものがある場合
があります。

リンクがあるとどうも遅くなるようだという現象からしてそのあたりに何か手がかりがあるかも
知れません。
例えば、あるアプリケーションをインストールするとおまけでバンドルされているものが中途半
端に機能（悪さ）していたとか。。。。。

ということで直接の解決策ではありませんが、今一度ご自分の環境条件を広く見直してみるのを
お勧めします。
　

私の会社のPCも、ケヤキさんと全く同じ症状です。

To/Cc の数が多いと遅い傾向、
本文内の URI 表示の色が変わらないけど、リンクとしては機能する

という辺り、全く同じ。

私も困ったなぁと思ってググっていて、ここにたどり着きましたので、解を持たず、なのですが...

　
直接的な解決策ではありませんが、ハードウェアアクセラレーションに関する以下のバグが
関連しているかも知れません。

Bug 668552 – Interface is unusable when GPU is busy (hardware acceleration, Direct2D rendering) starting in TB5. Slow deletes, message viewing, address autocomplete ...
Bug 667989 – DirectWrite/Hardware Acceleration should be disabled by default (direct2d)
Bug 680265 – Add a Pref checkbox in Advanced > General to Thunderbird to "Use hardware acceleration when available"
Bug 646043 – Hardware acceleration seems to require discrete GPU on Macs with two GPUs

以下、おおまかに読み解いてみましたが英語なので間違っている箇所もあるかと思いますの
で、その点を踏まえて参考にしてください。

【問題点】
これらはいずれも DirectWrite あるいは Hardware Acceleration に関するものでグラフィッ
クカードのグラフィックドライバが問題を起こしているか、不適合な状態を起こしているよう
です。
Thunderbird 5 から GPU 支援が採用されたため、特定の環境下でクラッシュも含めて多発し
ているようです。（NVIDIA 製やサードパーティ系のドライバでその傾向があるようです）

【回避策】
（１）以下の設定のパラメータを変更して、その都度 Thunderbird を再起動させる。
　　　・gfx.direct2d.disabled = true
　　　・layers.acceleration.disabled = true
　　　環境によっては以下の設定のパラメータの変更も有効かも知れません。
　　　・layers.prefer-opengl = true
　　　・webgl.disabled = true

（２）グラフィックドライバの設定をデフォルトにする。
　　　グラフィックカードのオプションでデフォルトに戻す、あるいは調整してみる。

（３）グラフィックカードのグラフィックドライバを更新する。
　　　以下は Firefox のヘルプガイドですが、参考になると思われます。
　　　グラフィックドライバを更新する方法 | 操作方法 | Firefox ヘルプ


【補足】
Thunderbird の [ヘルプ] > [トラブルシューティング情報] で以下の情報が確認できます。
この情報を提示していただくと、アドバイスがもらいやすくなると思われます。

[変更されている設定]　＃各種設定のパラメータの変更状況

　以下は、私の事例です。すべて有効（false）＝デフォルトにしています。
　　　・gfx.direct2d.disabled = false
　　　・layers.acceleration.disabled = false
　　　・layers.prefer-opengl = false
　　　・webgl.disabled = false

[グラフィックス]　＃グラフィックドライバ関連の情報と状況

　以下は、私の事例です。

　

　尚、私の以下の環境では表示が遅くなる現象は起きていません。
　OS:Windows 7 Professional SP1 32bit
　Thunderbirdバージョン: 5.0、6.0.2、7.0.1 日本語版
　

kiki さん

　アドバイスありがとうございます。

　　　・gfx.direct2d.disabled = true
　　　・layers.acceleration.disabled = true
　　　・layers.prefer-opengl = true
　　　・webgl.disabled = true
この設定を試してみましたが、状況変わらずでした。

　会社のＰＣなので、管理者権限を持っておらず、システム周りの設定は基本いじれないので、あまり色々な実験が出来ず、という状況です。残念ながら。

> Thunderbird の [ヘルプ] > [トラブルシューティング情報] で以下の情報が確認できます。
これで見たグラフィックの状況は以下です。

グラフィックス

アダプタ名: Mobile Intel(R) 945GM Express Chipset Family
ベンダ ID: 8086
デバイス ID: 27a2
アダプタ RAM: Unknown
アダプタドライバ: ialmrnt5
ドライババージョン: 6.14.10.4516
ドライバ日付: 2-27-2006
WebGL レンダラ: グラフィックドライバのバージョンが対応していないため描画支援がブロックされました。グラフィックドライバをバージョン 6.14.10.4926 以降に更新してみてください。
GPU 描画支援のウィンドウ: 0/1. グラフィックドライバのバージョンが対応していないため描画支援がブロックされました。グラフィックドライバをバージョン 6.14.10.4926 以降に更新してみてください。

OS は WinXP SP3、Thunderbird のバージョンは 7.0.1 です。症状が出たのは 5 以降で、6, 7 でも変わらず。3 の時は問題ありませんでした。

けやきさんのポストを見て、自分でもどういうメールで症状が出るかを色々観察してみたんですが、やはり表示にかかる時間は、本文に含まれるメールアドレスの数に比例しているようです。うーむ。

　
【回避策】のところで 1 点漏れていました。以下を追加します。
　　・テーマをデフォルトにするか、変更してみる。


通りすがり さんへ

上記の情報から、ドライバがかなり古いように見受けます。
【回避策】の（２）と（３）を試してみてください。

社内でご利用のようですので、システム担当部署の方に問い合わせ・相談の上おこなって
ください。
ポイントは以下になろうかと思います。
・Windows Update をきちんとおこなっているか。
・ノート PC と思われますが、製造元メーカーのサポートを受けてきちんと各種ドライバ
　や BIOS 等の更新をおこなっているか。
・Thunderbird は管理者権限でインストールされているか。

　＃社内のアプリケーション管理やセキュリティ対策などの事情は他人には不明ですので、
　　このフォーラムのようなパブリックな場所に質問投稿するよりも前にきちんと社内担当
　　部署にまずは相談するのが先決です。
　

通りすがりの別のものです。

私も同じような症状だったのですが、アドオンのQuoteFolders を無効化したら速くなりました。

特定方法は各種アドオン全部無効化して１つづつ戻していったら、QuoteFoldersオンにするとめちゃめちゃ遅くなることがわかりました。
遅い理由は全く分かりませんし、Tb5以降なのかも不明ですが、ご参考まで。

typoです。
×QuoteFolders
○QuickFolders

バグでした。
https://www.mozdev.org/bugs/show_bug.cgi?id=24219
７月から報告されていますが直ってないようです。

[/quote]