初めまして。
一昨日にIEからFirefox4.0.1に乗り換えた者です。

IEでグーグルの検索エンジンなどに文字入力する時は最初は半角英数がデフォルトになっていまして
今開いているタブの入力欄で何回入力方法を切り替えようとも
新しいタブを開いてそこの検索エンジンで入力し始める時は半角英数に戻っていました。
Firefoxでは新しいタブを開くと直前のタブで行っていた入力方法を引き継ぐみたいなのですが
(というよりもタブごとに入力方法を分けていないのかもしれないです)
それをIEのように新しいタブを開くたび半角英数に戻るように設定するにはどうすればいいでしょうか。

あともう一つ、戻るボタンの長押しで履歴が表示されるのを無効にする方法はないでしょうか。

もしよろしければご教授お願いします。

※質問するときは、フォーラムの利用に関するご案内 、とりわけ 質問するときは に目を通し、Firefox のバージョンだけでなく、OS の種類とバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えましょう。


Firefox の素の機能ではこの種の設定変更はできなかったと思います。
しかし、アドオンを使うことでご希望がかなうかもしれません。
お使いの日本語入力システム（インプットメソッド）の種類が不明ですし、「IEのように」なるかどうかはわかりませんが、例えば下記のようなアドオンがありますので試してみてください。
・IMEStatus
＊このアドオンの設定項目をよく読んで、ご希望に沿うよう設定してください。


標準のオプション設定からの変更方法はありませんが、別解と呼べる方法はあります。
ただ、最終的な目的によって微妙にやり方が違ってきますし、100 ％ご希望の通りにできるとは限りません。

「無効にする」とは、ナビゲーションツールバーの [戻る] ボタンにおいて
（a）履歴そのものを残したくない（about:config での対処は可能。ただし、[戻る] ボタンが効かなくなる副作用あり。）
（b）[戻る] ボタンの動作は生かしつつ、長押しでポップアップされる履歴一覧だけを非表示にしたい（userChrome.css での対処は可能）
（c）その他
――などのうち、どの意味でおっしゃっていますか？
また（b）の場合、[戻る] ボタンだけの動作をご希望ですか？　[進む] ボタンを含めて同じ効果を期待されますか？
　　｜ [戻る] / [進む] の両ボタンは、機能的には統合（unified）されています。
　　｜ ご質問の動作を分けることも不可能ではありませんが、Firefox 的には
　　｜ [戻る] / [進む] 内の履歴一覧も統合的に扱われています。
　　
このあたりのニーズ（期待する操作方法や動作結果など）を具体的に書き出していただければ、もう少し詳しいアドバイスができるかもしれません。

とりあえず以上です。外してたらすみません。

わざわざ丁寧なお返事ありがとうございます。
質問する際の注意事項に目を通していませんでした、申し訳ありません。
OSや日本語入力システムも明記すべきでした。
OSはXP、入力はATOK2010です。

そして提示していただいた方法を試しましたところ1つ目の質問に関しては、お教えくださったアドオンをインストールし
「どこでもIMEをオフにする」というチェックボックスにチェックすることでこの問題はほとんど解決することができました。
なぜほとんどという表現を使ったかと申しますと、

IEの場合：新しいタブを開くと半角英数からスタート、タブごとに半角全角の切り替えを記憶している。
アドオンを入れたFFの場合：タブを切り替えるたびにすべてのタブが半角英数にリセットされる。
(例えばタブ１でひらがな入力状態になっていても、別のタブに切り替えて閲覧したあとタブ１に戻るとタブ１の入力状態が半角英数に戻っている)

つまりIEだと個々のタブの入力方法は完全に独立しているのに対して
アドオン入りFFだとタブを切り替えるたびにすべてのタブの入力方法が半角英数に戻ってしまうということです。
しかし私の当初の目的である「今って半角英数だっけ？ひらがなだっけ？」というややこしい状況を解決するには十分な方法であり
自分としては非常に満足した結果になりました、ありがとうございます。

二つ目の質問に関してはまたもや私の言葉足らずで混乱させてしまって申し訳なかったですが
完全に(b)の動作を望んでいます。(進むボタンに関しても同じ効果を期待しています)
Firefoxについて色々調べていると、みんなCSSというものをイジってカスタマイズしているみたいですね。
自分はなにぶんそういう複雑な事は分からないですが、ここで質問した事以外にやりたい事がありまして
ネットで調べた所それを達成するにはCSSをイジらなければいけないということで、これから勉強していくつもりでした。
戻るボタンに関してもやはりそういう複雑な部分が絡んでくるとなると、今の段階の自分にはどうにもできないかもしれません。

> あともう一つ、戻るボタンの長押しで履歴が表示されるのを無効にする方法はないでしょうか。

失礼ながら、単純に、「長押し」をしなけば良いだけのことだと思います。
どのような理由で「長押し」するのでしょうか？

「長押し」の目的は、この「履歴」を表示する以外にはないように思うのですが。
「長押し」しているぶんだけ「履歴」をさかのぼっていくわけでもないですし。

_________________
[Desktop] Windows 10 pro (64bit) / 16GB RAM

長押しをしてしまうのは私の癖でありましてどういう時にそうしてしまうかと言いますと、

何らかのサイトを物凄く適当に「流し読み」している
　　　　　　　　　↓
ここには自分の求めている情報は無いなと思い、戻るボタンを押しにいく
　　　　　　　　　↓
戻るボタンを押しに行き実際に押してしまうまでの間に
自分の琴線に触れるワードや文章を見つけてしまう
　　　　　　　　　↓
このまま勢いで戻るボタンを軽くワンクリックしてしまうと前の画面に戻ってしまって面倒くさいので、
とっさに長押ししてからカーソルを戻るボタンから下にずらして、前の画面に戻ってしまうのを回避

長押ししてしまう理由はこんな感じです、この動作が身に染みついてしまっています。
そしてカーソルをボタンから下にずらすアクショんの際に、表示された履歴が邪魔になってしまいます。
それに私は普段履歴を全く使わないので、上記の理由と合わせてもし簡単に消せる方法があるならと思って軽い気持ちで質問したのです。

「長押し」で現れた履歴は、ページ上(の適当なところ)をクリックすれば消えます。

_________________
[Desktop] Windows 10 pro (64bit) / 16GB RAM

>「長押し」で現れた履歴は、ページ上(の適当なところ)をクリックすれば消えます。

それは分かってます。

ご承知だと思いますが、入力状態の識別ということなら、それを色分けできるようにすることが IMEStatus の本領ですしね。


Firefox 3.6 以前は、[戻る] / [進む] ボタンの長押しではなく、その横に小さな下向き三角（ドロップマーカー）があって、それで履歴一覧を表示していました。
Firefox 4.0 ではドロップマーカーが廃止され、Google Chrome や Safari や Opera などと同じように、[戻る] / [進む] ボタンの長押しでの履歴表示に変更されました。
ぼくが知る限りでは、少なくとも Internet Explorer 8 まではドロップマーカーによる操作を踏襲しているようです。（IE 9 はどうか知りません。）
Internet Explorer における [戻る] / [進む] ボタンのナビゲーションに慣れてしまった人にとっては、Firefox や Google Chrome や Safari や Opera などの操作に戸惑いがあるのかもしれませんね。

方法としては、pal さんがおっしゃっているようにユーザー側で運用スタイル（習慣）を変更することがひとつ。
右へ倣えというわけではありませんが、[戻る] / [進む] の操作での履歴表示は「長押し」が主流といえますので、IE での習慣を改めるのもひとつの手段かと...。

一方、ということなら、これを機会に「まず勉強してみる」というのもアリかと思います。
実際に実行するかしないかはご自由ですが、本件に関する概略を書いておきます。（わからないところはネットで調べるなりして補強の上ご理解ください。）

------
[戻る] / [進む] ボタンの動作は生かしつつ、長押しでポップアップされる履歴一覧だけを非表示にしたいのなら、userChrome.css で対処は可能です。

手順は少し面倒ですが、一つひとつの操作は難しくないはずです。落ち着いて進めていけば大丈夫です。
粗筋は次の 3 点。それぞれに操作すべきことがあります。
[a] プロファイル 内に userChrome.css を配置する。
[b] userChrome.css に必要なコードを記述する。
[c] Firefox での動作を確認する。

[a] プロファイル 内に userChrome.css を配置する。
　(1) Firefox のメニューから [ヘルプ] -> [トラブルシューティング情報] を選択。
　(2) 開いた画面の [アプリケーション基本情報] -> [プロファイルディレクトリ] にある [フォルダを開く] ボタンを押す。
　(3) 開いたプロファイルフォルダをそのままにして、Firefox をいったん終了させる。
　(4) プロファイルフォルダの中に新しいフォルダを作り、名称を chrome と付ける。
　(5) chrome フォルダの中に新しいテキストファイルを作り、名称を userChrome.css と付ける。（.txt という拡張子を残してはいけない。）

[b] userChrome.css に必要なコードを記述する。
　(1) userChrome.css をテキストエディタ(*)で開く。
　　(*) UTF-8 の文字コードを扱えるものが必要。持っていなければ Windows 標準の「メモ帳」でも今回は代用可。
　(2) 開いた userChrome.css に次のコードを記述する。（これをコピー＆ペーストすればよい。）

　(3) これを UTF-8 の文字コードで保存する。
　　(*) 今回はコードそのものに日本語表記を含まないため神経質になる
　　　　必要はないが、UTF-8（BOM なし）の文字コードが基本。
　　　　「メモ帳」なら保存ダイアログの「文字コード」で選択可。

[c] Firefox での動作を確認する。
　(1) Firefox を起動し、一つのタブで適当な複数のページを閲覧する。
　(2) [戻る] / [進む] ボタンを長押ししても履歴一覧が表示されないことを確認。
　(3) [戻る] / [進む] ボタンそのものがきちんと動作するか確認。

以上が、本件についての userChrome.css の操作概要です。
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ついでながら、履歴をたどる（≒閲覧済みページの移動）方法はひとつではありません。
・[Firefox ボタン] またはメニューバーの [履歴] から、閲覧履歴をたどることができます。
・メニューの [表示] からたどるかキーボードの [Ctrl] + [H] で開く [履歴サイドバー] から目的のページに一気に戻る（または進む）こともできます。

世にあるブラウザはそれぞれ一長一短あり単純に優劣をつけることはできませんが、カスタマイズ性については Firefox が頭一つ抜き出ています。（まあそれが逆にややこしくもあるわけですが...。）
これを機会にいろいろ試してみて、アンドゥトロワ之 さんにとって使いやすい方法を工夫してください。

以上です。外してたらすみません。

返信ありがとうございます。
まさかここまで丁寧で分かりやすい説明をしてもらえるとは思わず、正直感激しております。
(こんなに長い文を打ち込むのは相当な労力だったことでしょう)
結論から言いますと見事に目的を達成する事ができました。
本当にありがとうございます。

>[戻る] / [進む] の操作での履歴表示は「長押し」が主流といえますので
そうなんですか・・・実はFirefoxをカスタマイズしていくうちに他のブラウザにも興味が出てきて、
Firefoxを一通りやり終わった後はChromeとOperaを試そうと思っていたのですが
それが主流となると困りましたね；；徐々に直していくべきなのかもしれません。

しかしFirefoxを導入して一週間も経たないうちにこのような説明を受ける事ができて非常にラッキーでした。
正直自分はCSSというものに対して非常にとっつきづらそうなイメージを持っていたのですが
今回の説明でそれがなんとなく払拭されまして、おかげで今後の糧にもなりそうです。
(一応拡張子程度のことは知っていたので作業はスムーズに進みました)
これをきっかけに勉強して自分で色々カスタマイズしていこうと思います。
非常に有益な情報をありがとうございました。

解決してしまったようなので、ご覧にならないかもしれませんが、とりあえず。


ドロップダウンを復活させるアドオンがあります。
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/a ... ropmarker/

_________________
[Desktop] Windows 10 pro (64bit) / 16GB RAM

IEはタブごとにプロセスを分離していることに理由があります。

各タブ用のプロセスがウインドウを生成して、それがタブに張り付いている形で、このウインドウがフォーカスを得て動作しています。Windowsの仕様上、IMEのコンテキストはプロセスをまたげませんので(IMEをプロセス毎に複製して起動しているイメージ)、それぞれのタブで別のIMEが使えたり、別の言語の入力モードが使えたりします。ですので、ご希望にそった動作なのでしょうけど、意図された動作ではないと思います。Windowsの一般的なアプリとは異なる動作ですので。

同じくタブごとにプロセスを分離しているGoogle Chromeでは、Firefoxと同様に動作しています。ソースコードを確認した訳では無いですが、おそらく、Google Chromeがアクティブな間は、常にひとつのウインドウがフォーカスを持っていて、ここでWindowsのイベントをハンドリングして疑似フォーカスを持っているタブのプロセスへ転送していると思われます。

そのようなアドオンまであるのですか。これを入れる事で戻るボタン周りに関してはIEを完全に再現できますね。
わざわざ教えていただいてありがとうございます。



少し難しすぎていまいちよく分かりませんが、
要はIEの動作が一般的なアプリに比べて特殊であり、
(タスクマネージャで見るとIEは複数起動しているのに対してFirefoxは１つしか起動していない)
そのせいで文字入力システムが独立しているだけで
それは狙って実装されたものではなくあくまで副産物的なものだということでしょうか。



すいませんこの部分は全く分からないです・・・
Google ChromeはIEと基本的な部分は一緒だけど何か特殊な方法を用いているせいで
Firefoxのような動作になっているということでしょうか。

Yes.



Google Chromeはちょっとトリッキーな感じの設計になってると思います(Firefoxも内部的には似たようなことやってるんですが)。Windowsアプリの開発の流儀に従って作ると、IEの動作になってしまいます。

なるほど色々複雑なんですね。
というか結果論で言えば入力方法はＩＥがちょっと特殊なのですね。



何はともあれもう一度お礼を言わせて貰います。
質問にお答えくださったみなさん、ありがとうございました。