[Thunderbird 3.3a2pre] Bug 195702 が修正された(添付ファイルのサイズ表示) の記事に触発されて、個人的に興味を持ったことの感想を述べてみたいと思います。
ぼく個人はほとんど HTML 形式のメールは使わないのですが、まったく無視するわけにもいかないため、それとなく目を配っています。
で、
Miramar Alpha 1(Thunderbird 3.3a1) をいじくり回していて気がついたのですが、デフォルトで HTML5 パーサーが有効になっているようです。
これの何が面白いかというと、Thunderbird のメッセージペインで直に MathML が展開できることです。
3.1 系とそれ以前のバージョンでは、HTML 形式のメールに MathML を使って書いた書式を挿入し、メッセージペインで [オリジナル HTML] の表示を選択しても、数式としては表現されません。
しかし、3.3a1 では数式として表示できました。
同様に、インラインで記述した SVG(Scalable Vector Graphics)も表示できました。
ご存知のようにベクトルイメージは式と数値で記述するためビットマップイメージより格段に軽いですし、[表示] -> [ズーム] での拡大・縮小に対しても画質が荒れないという利点があります。
ただし、Thunderbird のメッセージ作成ウィンドウには MathML や SVG を編集するメニューはないため、手書きまたは他のツールで作ったコードを HTML 書式として挿入するしかありません。
まあ、自分の日常的なメールの用途では、数式もベクトルイメージも使う場面はほとんどないのですが、いろいろな使い方が考えられそうで面白いとは感じました。
【参考】テストに使ったコード(文法的におかしなところがあるかもしれませんがご容赦を。)
コード:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html>
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<title>mathml svg test</title>
</head>
<body>
SVG のテスト<br />
<svg width="320" height="160" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
<g>
<title>Layer 1</title>
<rect id="svg_1" height="118" width="207" y="11" x="13" stroke-width="5" stroke="#000000" fill="#FF0000"/>
<ellipse ry="42" rx="45" id="svg_2" cy="67" cx="215" stroke-width="5" stroke="#ffff00" fill="#00ffff"/>
</g>
</svg><br />
MathML のテスト<br />
<math display="block" xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML">
<maction>
<mrow>
<mi>x</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow>
<mrow>
<mo>-</mo>
<mi>b</mi>
</mrow>
<mo>±</mo>
<msqrt>
<mrow>
<msup>
<mi>b</mi>
<mn>2</mn>
</msup>
<mo>-</mo>
<mrow>
<mn>4</mn>
<mi>a</mi>
<mi>c</mi>
</mrow>
</mrow>
</msqrt>
</mrow>
<mrow>
<mn>2</mn>
<mi>a</mi>
</mrow>
</mfrac>
</mrow>
</maction>
</math>
</body>
</html>