バージョン 2.0.0.22 (20090605)のThunderbirdを使用しています。

『フォルダに書き込みできなかったため、送信済みトレイフォルダにこのメッセージを移動やコピーができませんでした。ファイルメニューのゴミ箱を空にするやフォルダを最適化によってディスク領域を増やしてから、再度試してください。』

『メッセージの送信済みフォルダへのコピーでエラーが発生しました。』

などのエラーメッセージが出ます。
送信自体はできているようなのですが
送信済みトレイにメッセージが残りません。

フォルダの最適化やゴミ箱を空にするや
ウィルスの送信メールもチェックしないようにしてみたのですが改善しません。

どなたか改善方法をご存知の方いらっしゃいましたら
ご教授お願いいたします。

　　
今まではだいじょぶだったのでしょうか。
もしそうならば直前になにかありませんでしたか。

念のためですが [ツール] > [アカウント設定] > [コピーと特別なフォルダ] の 「コピー」の 「メッセージ送信時に
自動的にコピーを作成する」のチェックが外れていませんか？
また「送信済みトレイ」に大量のメッセージが溜まっていて 4GB 近くのサイズになっていませんか？

改善されるかどうか確認してみる点は以下が考えられます。

1.索引を再構築してみる
　「送信済みトレイ」を右クリックしてメニューから [プロパティ] を選択して [一般情報タブ] で 「索引を再構築」を
　クリックしてみる。ステータスバーに「完了」が表示されるまで待ってから Thunderbird 再起動してみる。

2.Thunderbird のセーフモードで起動してみる
　セーフモードについては以下を参照。
　「トラブルシューティング - Mozilla Thunderbird 2.0.0.22 リリースノート - Mozilla Japan」
　http://mozilla.jp/thunderbird/2.0.0.22/releasenotes/#troubleshooting

3.アンチウィルス系のセキュリティアプリケーションの設定を見直す
　無効にしたり、スキャンをはずすようにしてもその機能自体が影響を及ぼすこともあるようです。
　送信メッセージを横取り移動したり隔離するようなことがないか念入りに確認してみる。
　[参照]
　Mozilla Japan - Thunderbird サポート - ナレッジベース - 送信したはずのメッセージが「送信済みトレイ」に残らない
　
4.「送信済みトレイ」のファイル属性が書き込み禁止になっていないか
　プロファイルフォルダ内の Sent と Sent.msf が「送信済みトレイ」のファイルです。
　属性が変わっていないか確認してみる。

プロファイルの場所
[Windows Vista]
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird\<profile folder>
[Windows 2000、XP]
C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Thunderbird\<profile folder>
[Windows NT]
C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Application Data\Thunderbird\<profile folder>
[Windows 98、ME]
C:\Windows\Application Data\Thunderbird\<profile folder>
[Mac OS X]
~/Library/Thunderbird/<profile folder>
[Linux および Unix システム]
~/.thunderbird/<profile folder>

　
＊OS の種類も書き添えるようにしましょう。
　

　私も最近（2010年6月）似たような事象に出くわしたのですが、その原因はディスクのエラーでテンポラリファイルが一部壊れていたためでした。

　OSごとハングアップしたのか、ハングアップしたように見えるくらい遅くなったのかわかりませんが、10分異常まったく動作しなくなったマシンを電源断（5秒押し）で立ち上げなおしたときから、この症状が起きるようになり、メールを書くたびに「送信済みフォルダに保存できませんでした」というようなメッセージが出続けていてました。2～3日この症状に悩まされましたが、ふと、C:\Windows\Temp フォルダの中で
nscopy-1.tmp
nscopy-2.tmp
nscopy-3.tmp
nscopy-4.tmp
nscopy-5.tmp
というファイルが、OSがハングアップしたときに近い日付で残っていました。これらのファイルがテンポラリファイルかと思って消そうとしたところ、nscopy-5.tmpは削除も名前の変更もできなくなっていました。さてはこのファイルが悪さをしていたかということでしたが、消せなくなっていたので、nscopy-6.tmpという空のファイルを手動でダミーとして作ってあげたところ、Thunderbirdが正常に動作するようになりました。ちなみに、XP Professional SP3, Thunderbirdは3.0.4（現時点の最新版）でした。

　これはディスク上でおかしくなっているということでリブート後にChkdskツールを走らせたところ、確かにnscopy-5.tmpが異常ファイルとして検出されて消去されました。その後は元のように快調に動作しています。Thunderbirdのエラーメッセージがもう少し詳しかったら、2～3日待たずとも解決していたような気もするので、改善してほしいものですが、備忘録としてここに書いておきます。

　以上、ご参考まで。

---jp-shin.

　
jp-shin さんが書かれた内容は同様の警告メッセージが表示された時の問題の切り分け
と対処方法として有用なものと思います。
特に OS の状態が不安定だったり、電源ボタンから強制終了した場合などは再現性が高
いかも知れません。



Thunderbird には OS の状態を詳細に判定するような機能は持っていません。
書き込みが正常にできなかった場合はその結果を警告として表示するものと思います。

書き込みができない原因までも判定してそれを警告表示できたらもっといいとは思います
が、それは OS 自体や他のアプリケーションなりに譲るべきだとも思います。

改善してほしい内容を備忘録としてここに書いても開発者には届きません。
このフォーラムはそのためにあるのではありません。
Bugzilla@Mozilla に報告してください。