HE さんが書きました:
・保護された接続を使用する:TLS(SSLではないです)
TLSでしたか。
http://kiyo.chips.jp/website/blog/2008/02/avg_75_1.html のコメントのところに書いたように、ThunderbridにはTLS接続で異常があると不具合が発生することがあるようです。
かなり前にTLS接続していたときは問題がなかったので、接続時に異常が発生した場合だけ おかしくなるのだと思いますが現在はTLS接続のアカウントが無いため試せません。
以下、参考までに
ウィルスチェッカの中には設定で動作をオフにしても、ウィルスチェックを行わないだけでプロキシ動作が解除されないものもあります。プロキシ動作そのものに問題がある場合はウィルスチェッカの設定をオフにしても解決しないことがあります。
これを調べるには通信の状況を見てみるのですが、私が時々使っているものを紹介しておきます。
TcpView
マイクロソフト TechNet
http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysi ... ault(en-us).aspx
このTcpViewというプログラムは通信を行っているプロセス/スレッド毎にローカルとリモートのプロトコルとポートの通信状態を表示するものです。
これを通信状態にあるものだけを表示する設定(Show Unconnected Endpointsのチェックを外す)で起動しておいて、受信操作を行ったときにThunderbirdの他にウィルスチェッカの接続が表示されたらプロキシ動作が解除されていないと判断して良いと思います。
例えば私の場合はAVG7.5ですが、メールチェックを行うとavgemc.exeというプログラムがローカルホスト名とポート10110という接続が表示され、プロキシで動作して相手との通信を行うのが見えます。通信が終了すると一覧表示から消えますが、通信回線が速い場合は一瞬のうちに表示されて消えます。
ただ、
今回の問題がNorton Internet Securityに有った場合、解決は面倒です。
私もNorton Internet Security2008の正規ユーザですが、いろいろ問題が有ったためアンインストールしてしまいましたがアンインストーラーに問題があるために通常の方法では完全にアンインストールが出来ないです。
それと、そもそもNortonがTLS接続に対応しているかどうかも確認した方が良いと思います。
もうひとつは、
Thunderbirdの通信ログを採取してパスワードのやりとりの部分を確認することです。
私の場合は、スタートメニューの「コンピュータ」を右クリックのところからシステムのプロパティのところで環境変数を設定してログを取得しています。
NSPR_LOG_FILE という環境変数にログファイルのフルパスを、例えば「C:\Users\ユーザ\Documents\Thunderbird.log」など。
NSPR_LOG_MODULES という環境変数に"IMAP:5,SMTP:5,POP3:5"を設定しておいて、
Thunderbirdを起動して受信操作を行ってから終了します。
その後にドキュメントに出来たThunderbird.logをエディタなどで開いてみるとThunderbirdのログが見えます。
#Vistaの場合、ログを作るディレクトリには注意が必要です
SSL接続をTLSに間違って接続したときの状況は以下のようになっています。これはパスワードの送信以前にエラーになってしまい、Thunderbirdが永久ループに陥ったときのものです。
引用:
0[1800d30]: SEND: STLS
0[1800d30]: Entering NET_ProcessPop3 34
0[1800d30]: POP3: Entering state: 3
0[1800d30]: RECV: -ERR Unknown command, try again.
0[1800d30]: POP3: Entering state: 45
0[1800d30]: POP3: Entering state: 33
0[1800d30]: SEND: STLS
0[1800d30]: Entering NET_ProcessPop3 34
0[1800d30]: POP3: Entering state: 3
0[1800d30]: RECV: -ERR Unknown command, try again.
0[1800d30]: POP3: Entering state: 45
0[1800d30]: POP3: Entering state: 33
0[1800d30]: SEND: STLS
0[1800d30]: Entering NET_ProcessPop3 34
0[1800d30]: POP3: Entering state: 3
0[1800d30]: RECV: -ERR Unknown command, try again.
パスワードが間違った場合は、
引用:
0[1750d30]: SEND: AUTH PLAIN
0[1750d30]: Entering NET_ProcessPop3 4
0[1750d30]: POP3: Entering state: 3
0[1750d30]: RECV: +
0[1750d30]: POP3: Entering state: 34
0[1750d30]: POP3: Entering state: 6
0[1750d30]: Logging suppressed for this command (it probably contained authentication information)
0[1750d30]: Entering NET_ProcessPop3 29
0[1750d30]: POP3: Entering state: 3
0[1750d30]: RECV: -ERR Authentication failed.
このように「Authentication failed」のようなメッセージが表示されています。
上記は、これをやるスキルがあるかどうかに関係なく書きましたが、Thunderbird自体の設定を弄らずに確認できる方法の例です。
TcpViewはインストールするわけではないので悪さはしません。
Thunderbirdのログ採取の環境変数を削除すればログ採取はやめます。