Thunderbird 2.0.0.6、 Windows Vista Home Edition

１年前にEudoraから移行し、概ね快調に使わせていただいています。

最近、迷惑メールが大量に届くようになりました。
それで、「件名に○○がつくものを迷惑メールフォルダーに移動する」ようにしたいのですが、
現在フィルター設定欄には下記の項目しかありません。

１．フィルター名（自分で書き換え可）
２．受信中のメッセージが次の場合（三択）
３．以下の動作を実行する（プルダウン）

過去ログを見ると、「件名」「本文」「受信者」等々で詳細な設定ができるようですし、
私も以前はできていたように思いますが、今はそのような項目が見当たりません。
どうしたら件名などで振り分けられるようになるのかお教えください。
Thunderbirdのバージョンは自動で新しいものに更新しています。
OSは数ヶ月前にXPからVistaに変わりました。

初めての投稿で説明が舌足らずかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

自動更新やアップデート後に XX が出来なくなった、
表示がおかしくなったなどの問題が生じた場合、
まずは、Thunderbird をセーフモードで起動してみてください。
そして、セーフモードで起動している状態で、
フィルター設定欄が正常であるか確認して下さい。

Thunderbird のセーフモードの起動方法と
Thunderbird のセーフモード起動の意味については以下を参照して下さい。

Mozilla Japan - Thunderbird 2.0.0.6 リリースノート - トラブルシューティング

POCH様

早速のアドバイスをありがとうございました。
セーフモードで立ち上げたところ、詳細設定できる画面になりました。
それで、わからない点がありますので引き続きお教えいただけないでしょうか？

機能拡張をすべて外して、改めて立ち上げたら、前の状態になります。
こういう場合は、ずっとセーフモードで使い続けて良いのでしょうか？
それとも再インストールをした方が良いでしょうか？
見た目が何も変わらないので、通常モードとセーフモードの違いがよくわかりません。
素人の質問で申し訳ありません。

セーフモードはアドオン(拡張機能およびテーマ)を
すべて無効にした状態で Thunderbird を起動しています。

何種類がアドオンを入れているのであれば、
一つずつ無効にしていけばどれが「その不具合」の原因なのか
判ると思います。

手順 1
ツール -> アドオンでアドオンの画面が出て来ますよね。
まず、拡張機能およびテーマ共に "更新を確認ボタン" を押して
アドオンを最新のモノにアップデートして
Thunderbird を再起動させて表示の不具合が出ないか確認します。
これで表示の不具合が出なければ、入れている拡張機能およびテーマの中に
使用している Thunderbird のバージョンに未対応のものがあったと考えられます。

手順 2
テーマをデフォルト以外に設定している場合にはテーマをデフォルトに設定します。
ここで Thunderbird を再起動させて表示の不具合が出ないか確認します。
デフォルトのテーマで表示の不具合が出なければ使用しているテーマに問題があります。
デフォルトのテーマに設定して問題が改善されない場合は、つづけて以下の手順 3を実施して下さい。

通常モードとセーフモードで「見た目が何も変わらない」とのことなので
多分、テーマはデフォルトのままですよね、それでしたら手順 3を実施して下さい。

手順 3
拡張機能を選択すると入れている各拡張機能が表示されますが、
すべて有効化されている場合、
それぞれに "設定" "無効" "削除" の三つのボタンが表示されていると思います。
設定する必要のない拡張機能は "設定" がグレーアウトしています。
一つずつ "無効" ボタンを押して Thunderbird を起動させて
表示の不具合が出ないか確認します。
表示の不具合が出ない場合は "有効" ボタンを押して無効にした拡張機能を有効化させます。
この手順をすべての拡張機能に対して繰り返し、原因となっている拡張機能を探します。


ここで言っている「前の状態」とは不具合が出た時のことですか、
それとも不具合が出る前のことですか。
「機能拡張をすべて外して」とは拡張機能をすべて無効と言うことですか、
それともすべて削除ということですか。

>ここで言っている「前の状態」とは不具合が出た時のことですか、
>それとも不具合が出る前のことですか。

不具合がある状態です。

>「機能拡張をすべて外して」とは拡張機能をすべて無効と言うことですか、
>それともすべて削除ということですか。

２つだけ入れたアドオンはすべて削除してみました。
ですから、機能拡張のせいではないような・・・。

いつから不具合が出たのか覚えていればいいのですが、
気がついたら機能が減っていた、って感じです。

セーフモードばかりを使うと、何か不都合なことが起こりますか？
特別に必要とする拡張機能がなければ、セーフモードをメインにしても良いのでしょうか？

# 件名が抜けていたので追記しました。By 管理人POCH

セーフモードは元来、デバッギングの為の起動モードてすので、常用はお薦め出来ません。
セーフモードで起動した場合、アドオンをすべて無効、テーマはデフォルト、
ツールバー等の表示関係は初期設定の配置となります。
つまり、素のままです。


セーフモードでは不具合は出ないが、アドオンをすべて削除して
通常起動では不具合が出ると言う事ですね。


アドオンをすべて削除しており、テーマはデフォルトを使用されていて
通常起動でも表示関係に不具合が出るとなると、あと考えられるのが、
アドオン関連のファイルである
extensions.cache や extensions.ini や extensions.rdf などに異常があるとか、
extensions フォルダ内にゴミファイルが残っているなど。
表示関係の設定ファイル localstore.rdf の破損など。
いずれにしても、「プロファイル」内のファイルに異常がある事が考えられます。

Thunderbird は、メール、パスワード、アドオンなどの個人設定を
すべて「プロファイル」に保存しています。
上述したファイルやフォルダは「プロファイル」内にあります。
Vista の場合は以下のパス内にあります。
C:\Users\<Windows user name>\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\<Profile name>\
<Profile name> は xxxxxxxx.default (xxxxxxxx はランダムな文字列)となっていると思います。
Vista の「プロファイル」の場所については以下を参照して下さい。
Profile folder - Thunderbird - MozillaZine Knowledge Base
http://kb.mozillazine.org/Profile_folde ... dows_Vista

上記リンク先に紹介されていますが
AppData は隠しフォルダ( hidden folder )になっているようです。
隠しフォルダ設定の解除方法も記されています。

# 私は Vista の環境持っていません・・・。


で、問題の対処法としては、

その1
新規プロファイルを作成して、そちらに設定やデータを移行する。
新規プロファイルの作成は以下を参照下さい。

Thunderbird Help: プロファイルの管理
http://www.mozilla-japan.org/support/th ... rofile#new

その2
原因の絞り込みが出来ていないが、
「プロファイル」内にある extensions.cache や extensions.ini や extensions.rdf
および localstore.rdf ファイルを削除、
extensions フォルダ内にゴミファイルがあれば削除して
Thunderbird を再起動し、extensions.cache や extensions.ini や extensions.rdf
および localstore.rdf ファイルを再生成してみる。

・・・でしょうか。

# 件名が抜けていたので追記しました。By POCH

POCHさん、

私はフィルタの条件項目にたくさんヘッダを登録しているのですが、登録分だけは
prefs.js の "mailnews.customHeaders" の中に書き込まれています。
しかし、あらかじめ登録されている件名・差出人・本文・送信日 （たぶん　サイズまで）などは、prefs.js の中には無くて どこか別のファイルにあって、そのファイルが壊れているか別の機能拡張によって破壊されたか、または機能拡張に都合の良いように改変されたか ではないでしょうか。

ハードコーディングなどは考えられないので、どこかに必ず有るはずだと思って探してみたのですが見つけられません。このファイルに関する情報はないですか？

あと、この辺はVistaでも大丈夫そうです。
（というか、Vista Biz.でも今のところ問題は発見できず、普通に使えてる）

kiyo4_k さん、フォローありがとうございます。


プログラム本体の chrome 内の .jar ファイルの中じゃないでしょうか?
OS X だと LpDiff が使えないようで、今朝ほど Win XP 使って LpDiff で ja.jar の中身を見てみました。
(肝心の日本語は化けてダメダメでした)
locale/ja/messenger/FilterEditor.dtd のところに
"sender (差出人)" "date (送信日)" "body (本文)" "contains (含む)" "nocontains (含まない)" など
他いろいろありました。

.jar ファイルの破損であれば Thunderbird 再インストールで行けるのかなぁ?

なるほど、そんなところに有りましたか。

プログラム本体ならアンインストールして、念のため "Program Files" の "Mozilla Thunderbird"フォルダを削除してから インストールしてしまえば大丈夫そうですね。
今回は再インストールを試されていないようですから。

ということで、一度 Thunderbird をアンインストールし、
"Program Files" の中の "Mozilla Thunderbird" フォルダを削除してから
Thunderbird を再インストールしてみてはどうでしょうか?

Thunderbird 2.0.0.6 は以下からダウンロード出来ます。

Mozilla Japan - Thunderbird
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/

前述しましたが、Thunderbird は、設定データ、メール、パスワード、アドオンなどの
個人設定をすべて「プロファイル」に保存しています。
Thunderbird のプログラム本体をアンインストールしても
「プロファイル」は削除されずに残ります。
再度 Thunderbird をインストールした時に残っている「プロファイル」で起動します。

バックアップとして以下パスの Thunderbird フォルダを
何処かにコピーしておくのがよろしいかと。

C:\Users\<Windows user name>\AppData\Roaming\Thunderbird\

POCH様、kiyo4_k様

まず、POCH様の（その１）、新規プロファイルを作成してみました。
データ等を移したつもりですが、Thunderbirdを立ち上げるとアカウント作成から要求され、
これはまたいつか時間のある時に再チャレンジさせていただこうと。
ただ、新規にもかかわらず、Mailフォルダーは自動的にコピー（？）されるんですね。
私が作ったファイルやフォルダーが最初から入っていたことが"？？"でした。
（そのくせに、立ち上げた時には全く見えません。）

（その２）はまだ試しておりません。

それで、先ほど再インストールを行いました。その前に
・プログラムをアンインストール
・Program FilesのMozilla Thunderbirdフォルダーを削除

結果は、不具合が残ったまま、何も変わりません。

それから、買ったままでほとんどソフトを入れていないノートパソコン（Vista Home）に
インストールしてみましたら、フィルター操作は正常でしたので、Vistaではなくて、
これを書いているＰＣの"何か"のせいですね。

少し不便な面はありますが、大きなダメージではありませんので、
迷惑メールはThunderbirdが賢く学習していってくれるよう期待して
しばらくは手作業で付き合っていこうと思います。

おかげ様で、何も考えずに使っていたThunderbirdのことが少しわかるようになりました。
お時間をいただいてありがとうございました。

ファイルの場所から言うとプロファイルには関係ない。削除して再インストールしたにも拘わらず現象が発生するとは …　予想と違うので唖然としてしまいました。

最初、プロファイル内の"CHROME"フォルダの削除も必要かと思いましたが私のVista環境には無かったので書きませんでした。有りませんよね？　有れば削除する必要があるかもしれません。

それと、２台のパソコンの違いは機能拡張を入れたことが有るかどうか、だけですよね？
問題が発生している方に入れた機能拡張は何だったんでしょうか？　ものに依ってはプロファイル内のファイルの削除が必要かもしれません。

あと、Vistaは（Homeはわかりませんが）起動プログラムを制御しているようで、意図した通りのプログラムが起動していなくてexeやdllの連携に失敗するケースが見受けられます。（私のところではTunderbirdには問題は発生していませんが、別のプログラムで問題が発生中）

このあたり、VistaユーザーでThunderbirdユーザーが少なくて情報も少ないようです。（表に出てきてないだけかも）

kiyo4_k様

>最初、プロファイル内の"CHROME"フォルダの削除も必要かと思いましたが私のVista環境には無かったので書きませんでした。有りませんよ
>ね？　有れば削除する必要があるかもしれません。

Thunderbirdのプロファイル内にはありませんでした。
PC全体を検索したら、ユーザー/パブリック/パブリックのドキュメント/Profile に"chrome"というフォルダーがあります。
ノートにはありません。

>問題が発生している方に入れた機能拡張は何だったんでしょうか？　

Thunderbirdのアドオンのことでよろしいでしょうか？
それが、さっさと削除してしまったし、活用していなかったので記憶があやふやなんですが、
Signature Switch と Text size toolbar の二つだったと思います。

右に同じです。


このへんが肝なんでしょうかね、Vista の場合・・・。
私、自身 Vista の環境は無く、また、周りで Vista に乗り換えた人が全く居ないので、
Vista の制約についての切実な実情は情報無い状態です。
たとえば、UAC（ユーザーアカウント制御）や、INIファイルに保存するソフトウェアの制約など・・・。

「ユーザー/パブリック/パブリックのドキュメント」というのは他のユーザに公開できるフォルダだと思うので、そこに存在するのはヘンなような気がします。私のところには有りません。

アドオン（私が機能拡張と書いたもの）の二つはフィルタ定義とは関係なさそうですが …　よくわかりませんね。

「ユーザー/パブリック/パブリックのドキュメント/Profile」の"chrome"をバックアップコピーして削除して試すのも良いかもしれません。