はじめまして。

他のメーラ（電信八号）からThunderbirdに引越ししたばかりです。
移行は、MailExpというツールでNetscapeMail形式に変換後、
文字コード変換ソフトでjisに変換してから、Mailフォルダ配下に取り込んでいます。

移行後のメール環境において、
通常のフォルダ表示では表示され、個別にビューワーでみれるし、
メッセージソースも表示できるけれど、
フィルタにかからないメールが多数あることがわかりました。

ためしに右上の虫眼鏡マークのところで同じキーワード（半角英数字）で試しても、
そのフィルタにかからないメールは表示されませんでした。
（同じメールアドレスからきているメールで、表示されるものは表示されます）

ためしにmsfファイルを削除して再度要約を作成させても、
ダメな対象はあいかわらずフィルタの対象となりません。
また、違うフォルダに移してみましたが、やはりフィルタ対象になりませんでした。

どのような原因が考えら得るでしょうか？
また、どのような対処が考えられるでしょうか？

よろしくお願いします。

・Thunderbird のメッセージフィルタは通常受信時に自動的に動作しますが、それが機能していないのかな？
・それとも手動でやってみたけど動作しないという事でしょうか？

あくまでも推察ですが、以下がヒントになるかな・・・・。
・適当なキーワードで検索してみたらヒットしますか？
・インポート（引越し）したメッセージだけがフィルタで振り分けできないのでしょうか？
・フィルタできないメッセージまたはフォルダの文字エンコードはフィルタできるメッセージと違いがありますか？
・念のため、セーフモードで起動しても同様でしょうか？
　

自動受信では試していません（まだ該当メールがこない）。
手動で試していますが、同じキーワードを含むアドレスからのメールなのに、フィルタにかかるものとかからないものがあるようです。



セーフモードは関係ありませんでした。いまのところインポートしたメールだけで発生しています。

具体的にかいちゃいますね。

ソース表示：
From: BIGLOBE カスタマーサポート <info@bcs.biglobe.ne.jp>

Thunderbirdのファイル上：
From: BIGLOBE $B%+%9%?%^!<%5%]!<%H(J <info@bcs.biglobe.ne.jp>


・本文中のキーワードで検索したら、引っかかりました。
・"BIGLOBE カスタマーサポート"で引っかかりました。
・infoやbcsで引っ掛けても、かかりませんでした。

"ESC (J"で英数に切り替わった場合、メールアドレス部分が検索対象になっていない気がします。

検索にかかるやつをサンプリングしてみたところ、"ESC (B"で切り替わったメールは、ちゃんと検索対象になっているようです。

Thunderbirdが、"ESC (J"に未対応、というオチでしょうか？

それはたまたまです。
From: の中に、エスケープシーケンスが生で現れるのは正しくありません。RFC に従ってエンコードされている必要があります。

あ、そういうことですか。なぞが解けました。うわ、はずかしー。
Web検索して見つけた移行方法のページを、何の疑問も無く実行していました。

コード変換ツールで単純にJIS変換してはいけなかったのですね。
=?ISO-2022-JP? で始まるエンコードじゃなきゃいけなかったんですね。
よく使えていたなぁ。。

SJIS(またはJIS)で保存されたメールを、正しくエンコードされたメール形式に変換できるツールがあればよいのですね。
もし何かよいツールをご存知でしたら、教えてください。

メッセージファイルを単純にヘッダ部分も本文部分もまとめて一括文字エンコードを変換するとだめですね。
emlXtracter という変換ツールがあります。
電信八号にも対応しているようですのでお試しください。
　

exmXtracterを試してみました。
残念ながらこのツールは、エンコード変換はしてくれないツールでした。

MailExpという最初に使ったツールが、マニュアルにはちゃんとかかれていないのですが、ヘッダと本文に別にnkfをかけることができるとわかりました。
(iniファイルに直接、nkfのオプションを書く)

MailExp3228添付のnkf32.dll(ver1.0.3)ではMIMEエンコードできないのですが、最新のnkf2.0.8だと-MオプションでMIMEエンコードができるので、nkf32.dllを入れ替えて試してみました。

NkfChk=1
NkfHead=-SjM
NkfBody=-Sj

と、ヘッダのみMIMEエンコードにしてみたところ、ヘッダの日本語文字列はキレイにMIMEエンコードしてくれたのですが、日本語有無に関係なく、ヘッダのあちこちに"0A"のコードが埋め込まれてしまいました。
NkfHead=-Sjとやると"0A"が埋め込まれることは無いので、nkf自体のバグっぽい気がします。nkf32.dllの作者の連絡先には連絡してみましたが、いまのところ応答なしです。
nkf本体の開発のほうに連絡したほうがよさそうですかね。

よいツールは知りませんが、正しくエンコードはしなくても、全部 UTF-8 にしてしまえば Thunderbird で見る分には大きな問題はないような気がしています。

UTF-8ならば、ヘッダにそのままでもよかったのですか。知りませんでした。

nkf32.dllをvectorに公開されている方とnkfのフォーラムに問い合わせたところ、
nkf32.dllを公開されている方からhotfix版をいただき、MailExpでうまくヘッダのみMIMEエンコードできることを確認できました。

そのうち、バグ修正版nkf32.dllが公開されることと思います。

JIS/euc/SJIS/UTF-8など単一エンコードで保存されたメールについて、
公開されているコンバートツールを使って、
RFCにあった形にコンバートする方法がやっと確立できた、という感じでしょうか。

コメントしていただいた、あさん、kikiさん、ありがとうございました。

(Thunderbird の外へも渡すメッセージだったら間違いですが)Thunderbird 内で使う分には、とりあえず問題なく使えているかのように見えます。
絶対に問題がないかと言われると断言はできませんが、トータルで手間を減らすには良いかもしれません。