素早い応答ができなくて、すみません。
追加情報、ありがとうございます。> lefty さん
フォロー、ありがとうございます。> EarlgreyTea さん
今回も走り書きみたいなレベルですが、ご容赦を...。
lefty さんが書きました:
プロファイルを新規作成し移行したのですが,
再度,同様の現象が再現されたので報告いたします.
(引用、中略)
ここからは類推ですが
「何らかのトラブル時に,thunderbirdは日本語表記のmsfファイルやフォルダー
を作成することがある.その際,msfファイルとフォルダー表記が一致していれば
一見問題ないが,日本語と英語が混在してしまうことがあり得る」
という事でしょうか?
Thunderbird のバグである可能性が考えられます。
基本的な仕様は前便で申し上げたとおりですが、フォルダーペインの表示が動的にローカライズされることとの関連で、予期しない問題が発生しているのかもしれません。
maildir 形式か mbox 形式かを問わず、Thunderbird に新しいアカウント(N)を設定したとき、アーカイブの初期設定は、そのアカウント内の [アーカイブ] フォルダ(実体名は "Archives")が対象になっています。
そのアカウント配下に保存されているメール、例えば [受信トレイ] 内のメールに対してアーカイブを実行すると、初回はそのアカウント内に自動的に [アーカイブ] フォルダー(オリジナルアイコンの)が生成され、その配下に対象メールがアーカイブされます。
このとき、プロファイル内にできるのは、"Archives" という名前のファイル(mbox)またはフォルダー(maildir)です。(並行して、Archives.msf ファイルと、[Archives.sbd] フォルダーもできます。)
これに対し、アカウント(N)のアーカイブ先を [ローカルフォルダー] 配下に移したいとき、順当に考えればアカウント設定から、[アカウント(N)] -> [送信控えと特別なフォルダー] -> [メッセージの保管] にある選択肢で、[次のアカウントの "アーカイブ" フォルダー] を選び、右側のドロップダウンリストから [ローカルフォルダー] を指定すると思います。
ここに、問題を切り分ける上での分岐点があります。
(1)[ローカルフォルダー] 配下にすでに正常な [アーカイブ] フォルダーが存在している場合。
(2)[ローカルフォルダー] 配下にはまだ [アーカイブ] フォルダーが存在していない場合。
(1)のケースでは、アカウント設定で施した指定が普通に反映されるはずです。
(2)のケースでは、[ロ―カルフォルダー] 配下に、新しく [アーカイブ] フォルダーを生成しなければなりません。問題はこのとき、プロファイル内にどのようなファイル/フォルダーが生成されるかです。
理論上は、プロファイルの [Local Folders] 内に Archives の既定名に基づくファイル/フォルダーが生成されなければなりません。
しかし、もし [次のアカウントの "アーカイブ" フォルダー] のローカライズ名をそのまま使ったファイル/フォルダーが [Local Folders] 内に生成された場合、フォルダーペインの [アーカイブ] としては生成された日本語名の実体ファイル/フォルダーを参照しますが、実際に [アカウント(N)] からアーカイブされるときは Archives に保存されるので、アーカイブの保存結果と、フォルダペインの [アーカイブ] の参照先が乖離することになります。
これまでの経験から得た知見に過ぎませんが、アカウント設定の [送信控えと特別なフォルダー] にある [次のアカウントの "***" フォルダー] は、すでに指定先に適正な対象フォルダーが存在していることが前提になっているように思えます。
しかし、そういう前提は明示されていないので、普通に考えれば指定先に正しい [アーカイブ] フォルダーが新規生成されると理解するはずです。
けれども、本件のように既定名である Archives とは異なる日本語名の "アーカイブ" ファイル/フォルダーができる場合があるのだとすると、ユーザーが期待した設定結果にはなりません。
そういう意味で、ぼく個人は、Thunderbird のバグである可能性を疑います。
予防策アカウント設定の [次のアカウントの "アーカイブ" フォルダー] でアーカイブ先を変更したい場合は、指定先アカウント(A)に正常な [アーカイブ] フォルダーが存在することを確認してから切り替えてください。
指定先アカウント(A)で、一度アーカイブを実行すれば、アカウント(A)内にフォルダーアイコンがアーカイブ独自のものである正常な [アーカイブ] フォルダーができるはずです。
そのあと、アカウント設定のアカウント(N)から、[次のアカウントの "アーカイブ" フォルダー] でアカウント(A)を指定してください。
あるいは、既定の [アーカイブ] フォルダーにこだわる必要がないなら、ぼくの前便で例示したような感じで、ユーザーが任意に作ったフォルダーを、[その他のフォルダーを指定する] で選択する方法でも、アーカイブ機能そのものは働くと思います。
修正すでにおかしなかたちでアーカイブされてしまったメールデータのサルベージも、基本的には可能だと思います。
具体的な手順等は、lefty さんのところの正確な現状をふまえないと言及できませんが、大筋はプロファイル内で乖離してしまった "Archives" と "アーカイブ" を適切に統一すればいいことになります。
とりあえず以上です。役に立たない話だったらすみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。