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作成者 メッセージ
投稿記事Posted: 2015年3月05日(木) 22:04 
オフライン

登録日時: 2006年9月05日(火) 18:47
記事: 4207
 
私なりのコメントです。

[その1:問題が起きたときに大事なこと]
問題が起きた直後の Thunderbird のプロファイルやアドレス帳ファイルが残っていたら、それを
元に現状の正常な状態のものと、相違点を比較参照できます。
しかし、すでに復元などの作業で、それらが保管されていない現状では、記憶の世界の話になりま
す。
よって、いくらやっても、推測の域を出ないでしょう。

原因をつきとめたい、そして今後のために対処をおこなっておきたいというご希望はわかります。
しかし、元データもない状況では、具体的な解析すらもできないでしょう。
ましてや、それを他人に委ねたり、助けを借りるのであれば、尚更です。

今後、また問題が起きて、質問される際は、問題の元データをまるごと保存し、それをご自分でも
参照でき、また、このフォーラムなどで他人に開示・提示できる状態を確保した上でお願いします。

 #但し、他人が再現することが容易なケースでは、異なります。
 #ご自身で再現できるようであれば、トライしてみてもいいかと思いますが、おそらく
  手間がかかる上に、混乱するだけで、困難かと感じます。
 #再現して検証するよりも、今後同様の問題を起こさないように、善処策を講じておく
  ほうが賢明かと思われます。


[その2:原因らしきものの推測]
Setsuo さんが書きました:
USBメモリに保存してあるLDIF形式のアドレス帳で、更新しながら10年来利用してきた。

Setsuo さんが書きました:
Thunderbird の利用を始めた時にアドレス帳を LDIF 形式でエクスポートして USB メモリに保存。以来、更新を繰り返し Linux を含むすべてのパソコンでインポートしています。

Setsuo さんが書きました:
(1) Windows 7 Pro (自作機)ではAcronis True Image を使って一ヶ月前のイメージに復元。

すべての PC の Thunderbird に対して、上記の作業をおこなわれたのであれば、これがトリガ(
問題を起こす引金)になっているものと推察します。
その理由は、すべての PC の Thunderbird の共通して、ご自身で関与した内容だからです。

あくまでも推測ですが、以下が問題の要因になったのではと思われます。
・OS、バージョン、仕様の異なる Thunderbird をまたいで、同じアドレス帳の LDIF
 形式ファイルを用いたこと
・アドレス帳の LDIF 形式でのエクスポート・インポート時、あるいは保管時などの破
 損事故
・外部ツールでバックアップとリストアをおこなったことによる不整合
・これらによる prefs.js とアドレス帳の不整合

これらの要因から、正常にアドレス帳を認識できない状態になったと見受けました。


[その3:今後の対処]
1.バックアップは、異なる OS の Thunderbird のバージョン毎におこなう
  できれば Thunderbird のプロファイルをまるごとがいいでしょう
  prefs.js と整合が取れた状態のままバックアップできるからです
2.アドレス帳のバックアップは、 LDIF 形式ファイル以外に、元の *.mab ファイルも
  異なる OS の、異なる Thunderbird のバージョン毎におこなう
3.更に慎重を期するのであれば、バックアップは異なる複数のメディアか場所に保管

理由:
・アドレス帳の仕様は、今後アップデート(バージョンによって)などで変更される可能性がある
・OS の違いによって、一部 Thunderbird の仕様が異なることがある
・バックアップしたファイルは、絶対破損しないとは限らない・破損することもある
・プロファイル内の各種ファイルと prefs.js との不整合を最小限にする


【補足:大きなお世話】
バックアップやリストアに、アドオンや外部ツール類を利用するのは自己判断と自己責任です。
がしかし、問題が起きたときの解決対処を複雑なものにすることがあります。
十分にしくみや仕様を理解し、扱いに自信が持てるものに絞ったほうがいいかと感じます。

Thunderbird のプロファイルを、正しくまるごとバックアップしておけば、たいていのことは後か
らでもなんとかなります。
これをお勧めします。
 #もちろん、削除したものや破損したものは、どうにもならないことがあります。


【余談】
マルチポストされるならば、適切な扱いをお願いします。

[参照]
マルチポスト / 失礼にならない方法 - Wikipedia

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投稿記事Posted: 2015年3月05日(木) 23:15 
ボケが進んだのか、たくさん情報が一気にインプットされて混乱しています。
お二人のご質問やご指摘に一つづつお答えするのが筋なんでしょうが、3月2日にこのスレッド立てる前と、お二人からのご助言をいただきながら行った作業とその作業で確認できたことを中心にご報告いたします。

1. Acronis True Image によるバックアップと復元
1) 今回の異変 (アドレス帳消失) に最初に気づいたパソコンは Dell inspiron 14 5000 [パソコン (A)]。昨年暮れに購入した若いPC。Thunderbird や Firefox には数点のアドンを導入したのみ。このパソコンに Acronis True Image 2015 をインストールしたのは 2 月 26 日です。それまでは 2013 年版 (英語) をしてきましたが、Windws 8.1 機にはインストールしておりませんでした。
Acronis True Image 2015 日本語版はメニューも様変わりし、確認すべき事項がたくさんありました。
このスレッド中で「復元」言っているのは主に Acronis True Image での復元のことです。私の最大の関心事は Linux をインストールしたパーティションの復元でした。これは上手くいきました。

2) バックアップと復元
異変に気づく前に Acronis True Image を利用して Windows 8.1 領域の復元も試していますが、Thunderbird に関してはバックアップをとった後、アドオンを削除して復元を行い、アドオンが元通りに復元されるかを確認しただけ。この時点ではアドレス帳は関心の対象外でした。Thunderbird のプロファイルの中身を覗くこともなく MAB ファイルの認識は皆無でした。

3) Acronis True Image のバックアップ設定はバックアップスキームの決定に始まりイメージアーカイブの保存場所や保存領域のサイズ設定などを試行錯誤しました。これらの作業過程で Thunderbird が正しく復元されなかった可能性はありますが、今となっては検証の術がありません。

2. アドレス帳の消失
1) アドレス帳の消失と申しましたのは、Thunderbird のメールツールバーをクリックした時に表示される、自分で USB メモリなどからインポートして名前を付したアドレス帳のことです。
※ USB メモリなどから複数のアドレス帳をインポートすると、プロファイル中の MAB ファイルが impab-1 、impab-2 という風に増えていくことを確認。

3. 異変に気づいた時の状況
1) 利用中のパソコン
  ・パソコン (A) ・・・ Dell inspiron -- Windows 8.1
                   -- Linux Mint 17.1 (VirtualBox で仮想化)
  ・パソコン (B) ・・・自作機 --------- Windows 7 Pro (Win10 TP デュアルブート
  ・パソコン (C) ・・・ HP Pavilion ---- Linux Mint 17.1 (LM17.1)

2) 異変が複数のパソコンで同時に起きたわけではありません。
  ・ 3/1 午後 9 時頃、パソコン (A) でメール作成中に宛先のアドレスを参照できないので、メールツールバーからアドレス帳を参照したらアドレス帳が消えていた。
  ・同日、深夜にかけて、同じパソコン (A) で VirtualBox で仮想化した LM17.1 を確認。
   Win8.1 の Thunderbird と同様に、アドレスが消えていた。
   Thunderbird のバージョンは確認しなかったが、34.1.0 のはず。
 ネット上には関連情報は見つからず、私のパソコンたち限定の不具合の可能性が強いと感じた。

***解決は翌日に持ち越し***

  ・ 3/2 早朝、パソコン (B) を起動。
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳は、ちゃんと有りました。
受信メールをチェックしていると、Thunderbird アップデート通知があり、促されるままアップデートを行いました。35.1.0 にアップデートされましたが、直前のバージョン確認はしていません。(いつもことで無頓着)
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳が消えています。このときはプロファイルを参照して調べる知恵がりませんでした。
  ・パソコン (B) にインストールしてある Acronis True Image 2013 年版を利用して、1 月 19 日のバックアップから復元。 
   Thunderbird のバージョンは 24.6(前の報告では 31.4 としたが間違いだったと思う)
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳がありました。
  ・すぐにアップデート通知がありアップデート (35.1.0 へ) 。Thunderbird を再起動するとアドレス帳が消えていました。

4. その後
お二人から頂いたご助言やご指摘をなぞってパソコン (A) のプロファイルを点検してきましたが、これといった手がかりはありません。

5. パソコン (B) には 1 月 19 日と 25 日のバックアップが保存されていますのでいつでも復元可能です。

・ WADA さん、パソコン (B) について確認事項があればご指示ください。

6. パソコン (C) についても、パソコン (A) と同様なアドレス帳消失を確認しております。

一部、曖昧な記憶をたどりながら経過を綴ってみました。
3 台のパソコンの現状調査は記録を残しながら行うことが出来ますので、ご指示ください。

kikiさんからのご指導を有り難くいただき、曖昧さを残さない観察と記録を心がけます。

_________________
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投稿記事Posted: 2015年3月06日(金) 19:12 
Setsuo さん、ご報告ありがとうございます。
整理するのはたいへんだったと思いますが、おかげで少し理解が進みました。以下、順を追ってコメントさせていただきます。

Setsuo さんが書きました:
1. Acronis True Image によるバックアップと復元
1) 今回の異変 (アドレス帳消失) に最初に気づいたパソコンは Dell inspiron 14 5000 [パソコン (A)]。昨年暮れに購入した若いPC。Thunderbird や Firefox には数点のアドンを導入したのみ。このパソコンに Acronis True Image 2015 をインストールしたのは 2 月 26 日です。それまでは 2013 年版 (英語) をしてきましたが、Windws 8.1 機にはインストールしておりませんでした。
Acronis True Image 2015 日本語版はメニューも様変わりし、確認すべき事項がたくさんありました。
このスレッド中で「復元」言っているのは主に Acronis True Image での復元のことです。

最初に問題に気づいたパソコン(A)では、前段に Acronis True Image というソフトを使って何度かの「復元」をおこなっておられたのは、すでにお話があったとおりです。この「復元」については後述します。
そして、
Setsuo さんが書きました:
2) 異変が複数のパソコンで同時に起きたわけではありません。
  ・ 3/1 午後 9 時頃、パソコン (A) でメール作成中に宛先のアドレスを参照できないので、メールツールバーからアドレス帳を参照したらアドレス帳が消えていた。
  ・同日、深夜にかけて、同じパソコン (A) で VirtualBox で仮想化した LM17.1 を確認。
   Win8.1 の Thunderbird と同様に、アドレスが消えていた。
   Thunderbird のバージョンは確認しなかったが、34.1.0 のはず。
 ネット上には関連情報は見つからず、私のパソコンたち限定の不具合の可能性が強いと感じた。

言及がないので、パソコン(A)においては Thunderbird の自動更新に関係なく [アドレス帳] の消失に気がついた、ということのように見えます。
その後、いったんパソコン(A)から離れ、別のパソコン(B)を使っているとき、
Setsuo さんが書きました:
  ・ 3/2 早朝、パソコン (B) を起動。
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳は、ちゃんと有りました。
受信メールをチェックしていると、Thunderbird アップデート通知があり、促されるままアップデートを行いました。35.1.0 にアップデートされましたが、直前のバージョン確認はしていません。(いつもことで無頓着)
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳が消えています。このときはプロファイルを参照して調べる知恵がりませんでした。
  ・パソコン (B) にインストールしてある Acronis True Image 2013 年版を利用して、1 月 19 日のバックアップから復元。
   Thunderbird のバージョンは 24.6(前の報告では 31.4 としたが間違いだったと思う)
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳がありました。
  ・すぐにアップデート通知がありアップデート (35.1.0 へ) 。Thunderbird を再起動するとアドレス帳が消えていました。

Thunderbird の自動更新を挟んで [アドレス帳] の消失に気づき、とってあったバックアップから復元を実行。[アドレス帳] の復活は確認したが、Thunderbird のバージョンも古いものに戻ったため、再度、自動更新がかかり、実行後に再び [アドレス帳] の消失を確認した、ということのようです。

この流れを拝見していて気になったのは、「3/2 早朝、パソコン (B) を起動」の前にパソコン(B)がどんな状態にあったかが不明、ということ以外は、パソコン(A)や(B)の2回目の前に「復元」という操作が存在していることです。
そして、すべての PC 機体と OS を横断して何らかの関係を持っているのが、先にお話のあった "USB メモリに保存した LDIF 形式のエクスポートファイル" であるという点です。
これらのお話を合わせて推測すると、
Setsuo さんが書きました:
2) バックアップと復元
異変に気づく前に Acronis True Image を利用して Windows 8.1 領域の復元も試していますが、Thunderbird に関してはバックアップをとった後、アドオンを削除して復元を行い、アドオンが元通りに復元されるかを確認しただけ。この時点ではアドレス帳は関心の対象外でした。Thunderbird のプロファイルの中身を覗くこともなく MAB ファイルの認識は皆無でした。

断定はできませんが、この段階で [アドレス帳](と関連する部分)のデータに何らかの異常が起こっていた可能性が十分考えられます。少なくとも、この時点では正常だったという確証はなく、正常から異常に切り替わったのがどの段階だったか、明確にはなっていません。

WADA さんや kiki さんからも、それぞれ同趣旨の(と、ぼくが感じる)ご指摘がありますが、ご報告を読んだ限りでは、「バックアップ」と「復元」の操作の中に何かしらの原因が潜んでいるように、ぼくも感じました。
何を対象(バックアップ元)として、どのような方法でバックアップをとり、何を対象(復元先)として、どのような方法で復元をおこなったか。そこにカギがあるのではないかと思いました。
例えば、
Setsuo さんが書きました:
  ・パソコン (B) にインストールしてある Acronis True Image 2013 年版を利用して、1 月 19 日のバックアップから復元。
   Thunderbird のバージョンは 24.6(前の報告では 31.4 としたが間違いだったと思う)

なくなった [アドレス帳] を復元するのが目的なら、プロファイル内の関連ファイルだけを復元するのが最小限の労力ですむ方法です。正常な他の部分にも余計な影響を与えません。
しかし、どれが [アドレス帳] の関連ファイルかわからないまま、プロファイルフォルダを丸ごと「復元」対象にすることもあろうかと思われます。
その場合でも、Thunderbird 本体のバージョンを下げる必要はありません。が、なぜか「24.6」に下がっています。これはつまり、プログラムフォルダにある Thunderbird 本体も機械的に「復元」したように見えます。
[アドレス帳] を修復する目的のために、どれだけの範囲のデータを、どのように「復元」なさったのか、そのあたりに大きな疑問が残ります。「復元」直後はそれで [アドレス帳] が元に戻ったとしても、その他のデータが書き戻された結果、次に起こるべきトラブルの芽を作り出してしまった可能性も疑われます。

実際におこなわれた方法がどうだったかわからないので断言はできませんが、復元の仕方として、とってあったバックアップにある該当部分のファイル群を、現在のプロファイルフォルダやプログラムフォルダに単純上書きするような書き戻しをやると、フォルダ内に新旧のファイル群が混在してしまう事態が起こりえます。
これは、微細ではあってもフォルダ内のファイル構成や定義された構造に矛盾をもたらす原因になります。

例えば、デフォルトの [アドレス帳] 以外は、prefs.js 内の記述と impab-n.mab などの存在が整合性を維持していないと、Thunderbird 上では使えないということは、すでに説明があったとおりです。この場合、新旧ファイルの混在状態で起こりがちなのは、実際の impab-n.mab と prefs.js 内の記述が一致しなくなるケースでしょうか。
[アドレス帳] のインポートを重ねると n 部分が変化したファイルが増えていくことは理解されたと思いますが、その中のどれを生かし、どれを削除したかの経過によって、prefs.js がポイントする impab-n.mab が決まります。不用意に新旧データを混在させてしまうと、ここに食い違いを生じるケースが起こりうるわけです。

いま述べたのは一例ですが、この種の不都合を起こしうる操作が、各 PC と OS に対して過去何度もくり返しておこなわれていたとするならば、どんな潜在的問題を抱えているかわかりませんから、どんな不可解な現象が起こり出しても不思議はないと思います。

このような不都合を避ける一番簡単な方法は、問題が起こった対象フォルダの中身を全部削除し、バックアップしてある(正常な状態の)フォルダの内容物と置き換える、といった具合に「復元」することです。そうすれば、新旧の混在を避けた完全な置き換えができます。まさに、旧に復する「復旧」です。
しかし、プロファイルフォルダ全体でこれをやると、送受信したメッセージの内容がバックアップした時点にまで後退する、などの副作用を避けられなくなります。
結局、プロファイルのバックアップと復元は、それを実行する必要が生じたときの状態や、何を目的にどう復元したいかによって、適切な対処方法が変わってきます。十把ひとからげに「復元」すればすべてうまくいく、とは限りません。

加えて、新旧のデータが混在するなどして矛盾をはらんだ状態のプロファイルが出来てしまったとして、これをそのままバックアップし、別の場面で別の環境に復元する、さらにそれをバックアップし、また復元する …… ということをくり返していると、微細な矛盾がどんどん蓄積していき、不安定なプロファイルになります。不安定だからトラブルが起こりやすくなり、トラブルのたびに復元をかけるとさらに矛盾が増えてトラブルを呼び込む、という悪循環に陥ることもあります。

たしかに、Thunderbird の自動更新が "引き金" になった可能性はありえます。
本件に限らず、プロファイル内の不整合など潜在的な原因を抱えている場合、更新をきっかけに、これまでは水面下に隠れていた問題が表に出てくることがあるからです。
しかし根本的には、プロファイルの正常な状態が崩れてしまったことが原因、といえると思います。

以上述べたことは、ご説明いただいた経過報告をもとに組み立てたひとつの推論に過ぎず、何度もバックアップと復元をくり返した後となっては、「アップデート後、Thunderbirdからアドレス帳が消えた」ことの真の原因を調べるのは困難か、できたとしても労力の割に得られる成果は少ないように思います。Setsuo さんの環境条件や運用方法の特殊性を正確に把握できない以上、第三者にわかることも限られます。
そういう意味から、kiki さんから寄せられた次のご指摘はもっともなことだと、ぼくも感じました。
kiki さんが書きました:
問題が起きた直後の Thunderbird のプロファイルやアドレス帳ファイルが残っていたら、それを
元に現状の正常な状態のものと、相違点を比較参照できます。
しかし、すでに復元などの作業で、それらが保管されていない現状では、記憶の世界の話になりま
す。
よって、いくらやっても、推測の域を出ないでしょう。
 (snip)
 #再現して検証するよりも、今後同様の問題を起こさないように、善処策を講じておく
  ほうが賢明かと思われます。

今後のことを念頭に置いてくり返せば、(a)何を対象(バックアップ元)として、(b)どのような方法でバックアップをとり、(c)何を対象(復元先)として、(d)どのような方法で復元をおこなうか。目的は何で、復元を実行した結果はどういう状態にしたいのか ―― 。このあたりを今一度冷静に、順序立ててお考えになることをお勧めしておきます。

引用が多く、長くなってしまい失礼しました。ぼくからはこれで終わりにしたいと思います。
Setsuo さんのご健闘を祈ります。

_________________
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投稿記事Posted: 2015年3月07日(土) 09:49 
オフライン

登録日時: 2013年12月26日(木) 09:33
記事: 686
お住まい: 太陽系、地球、日本、ふてニャン県
Setsuo さんが書きました:
***解決は翌日に持ち越し***

  ・ 3/2 早朝、パソコン (B) を起動。
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳は、ちゃんと有りました。
受信メールをチェックしていると、Thunderbird アップデート通知があり、促されるままアップデートを行いました。35.1.0 にアップデートされましたが、直前のバージョン確認はしていません。(いつもことで無頓着)
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳が消えています。このときはプロファイルを参照して調べる知恵がりませんでした。
  ・パソコン (B) にインストールしてある Acronis True Image 2013 年版を利用して、1 月 19 日のバックアップから復元。 
   Thunderbird のバージョンは 24.6(前の報告では 31.4 としたが間違いだったと思う)
  ・メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳がありました。
  ・すぐにアップデート通知がありアップデート (35.1.0 へ) 。Thunderbird を再起動するとアドレス帳が消えていました。

> Acronis True Image 2013 年版を利用して、1 月 19 日のバックアップから復元。
> Thunderbird のバージョンは 24.6
1 月 19 日のバックアップ、なら、Thunderbirdのプログラムディレクトリーが戻されたとしても、Tb 31だと思うのだが。
このPCでは、Tb 24 esrを使っていたのかな?

「バックアップと復元」ですが、あるPCにおいて、他のPCでとったバックアップから復元、ということはなさっていますか?
アドレス帳のLDIFとかCSVへのエクスポート==一つのバックアップの方法で、LDIFとかCSVからのインポート==一つの復元の方法で、どこでとったバックアップであっても、どのPCでもインポートできるのと同様に、
「バックアップと復元」は、他のPCへの全面移行などにも使われることでもわかるように、個々のハードウェアに依存するものを除き、どこでとったバックアップであっても構わないのが普通。
HDDのイメージそのまま、みたいなものだと、トラックサイズが異なるとリストアー不可、というようなこともありますけど。

Setsuo さんが書きました:
5. パソコン (B) には 1 月 19 日と 25 日のバックアップが保存されていますのでいつでも復元可能です。

でしたら、作業自体は手馴れたものでしょうし、是非、3/1~2に行ったことを、もう一度やっておきましょう。
 パソコン (B) にインストールしてある Acronis True Image 2013 年版を利用して、
 1 月 19 日のバックアップから復元。
 Thunderbird のバージョンは 24.6
 メールツールバーからアドレス帳を参照すると USB メモリからインポートしたアドレス帳がありました。
 すぐにアップデート通知がありアップデート (35.1.0 へ) 。
 Thunderbird を再起動するとアドレス帳が消えていました。
今回は、impab.mabファイルとimpab.mabファイル用の定義の消失、が問題で、それに関してだけ追跡すればいいから、調査しなければいけない項目は少なくて済みます。
現時点の状態と3/1の状態は完全には一致しないですけど、「復元」を行うとどのような状態になるかを、ご自分で確認しておいたほうがいいと思います。
でないと、一個のアドレス帳を戻す、あるいは復旧するのに、「全面的な復元」的なことを行い、プロがラムディレクトリーまでもを古いものに置き換えてしまう、というようなことを、繰り返します。
運が良ければ、再現できて、今回は、prefs.jsの中身とか全部のデータがあるわけで、何が起こっているか、検証できますし、ソフトウェアの更新のバグが見つかる可能性もあります。
Setsuoさんの目撃証言によると、「ソフトウェアの更新+再起動」の直前には、確かにimpab.mabは存在していて、「ソフトウェアの更新+再起動」の直後には、確かにimpab.mabは存在していないのだから、たとえ、「復元」が教唆したとしても、実行犯は、「ソフトウェアの更新+再起動」以外には考えられない。
特殊な条件の時の問題だと、再現できなくて迷宮入りで、次のリリースがでれば、解析したってムダだし、何人かが、問題が起こった、といっても、あ、そ、ご愁傷様、と言うくらいしかできない(^^)

プログラムディレクトリーですら古いものに置き換わってしまうんだから、プロファイルディレクトリーのファイルに何が起こっても不思議ではありません。
メーラーですから、prefs.jsの中のアカウントの定義さえ残っていれば、最悪メール用のファイルの中身が変わっても、POP3であっても、複数のPCで使っているから、大抵はサーバーにメールは残っていて、popstate.datが壊れていれば、もう一度ダウンロードされるだけだし、IMAPなら、たとえメール用のファイルが全部消されても、サーバーに接続すれば、フォルダーは復活し、最悪でも「もう一度ダウンロード」が発生するだけ。
メッセージフィルターのようなものが少し古いものに置き換わったって、普通は更新頻度が少ないから、中身は変わらないし、直前に追加した「Add Starred」のアクションが一個消えたって、そう簡単には気づけないし、複数のPCにThunderbirdあるから、どこかでPC間のコピーが発生すれば、アクションが一個消えた、という事件は、永久に隠蔽される。
だから、かなりのムチャクチャをやったって、アカウントの定義のような最重要のデータが消えてしまわない限りは、致命的な問題は、起こりにくい。
今回は、アドレス帳で、最近自分でインポートしたものだし、大量のアドレス帳があるわけでなく、三個しかないから、なくなればすぐに気がつくことができた、ということでしょう。


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投稿記事Posted: 2015年3月08日(日) 09:27 
横合いから失礼いたします。

スレッドを読んでいて気になったのですが

Setsuoさんは、複数のパソコンで同じアドレスを同期させて使っているのでしょうか?

IMAP4なら大きな問題はないと思うのですが、
POP3をAcronis True Image 2013などで終了時にバックアップを取り
クラウドから同期させていた場合、消失が連動することもあり得るかなと思ったもので……

見当違いであった場合申し訳ありません

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投稿記事Posted: 2015年3月09日(月) 11:16 
ご返事が遅くない申し訳ないです。
ご質問、再調査のご下命などを頂いています。
この問題に気づいてからこのフォーラムにご相談する一方、Acronis True Image 2015 のサポートさんにも指導を頂いてきました。
パソコン (A) を普段使いの PC に仕立てている最中に起こった異変でしたが、Thunderbird のプロファイルの知識不足が重なり、プロファイルを壊してしまった可能性があります。
また、Acronis True Image による C ドライブ復元を繰り返し行なったことも、プロファイルの健全性の維持に悪く作用した可能性もあります。

パソコン (A) は若いPCなので一から再構築しても大した手間ではなく、一昨日の深夜に工場出荷時の状態にリカバリーしました。

アドレス帳 :
アドレス帳は 10 年以上も USB メモリの LDIF ファイルを更新しながら使いまわして来ました。DIF ファイルは単なるテキストファイルなので、この中に不具合の元が潜んでいるとは考えられないですが、パソコンの Gmail の CSV 形式でダウンロードし、Thunderbird で読み込めるように編集。これをアドレス帳のマスタファイルとして全部のパソコンにエクスポートしました。

アドレス帳の更新とエクスポート:
USB メモリに保存したアドレス帳ファイルを更新した時点で、他のパソコンにエクスポートする方法が一番簡単だし、10 年間も問題なく利用してこれました。この方法を続けたいです。
新しいアドレス帳(LDIF)をインポートするときは、古いアドレス帳を削除してから行います。古いアドレス帳を先に削除することにより、"impab.mab" は完全に入れ替わると理解しています。


皆様の貴重なお時間を頂きながら、ご指導に沿った解決に辿りつけなかったのは、私の未熟さ故。お許し下さい。
ありがとうございました。 [-o<

_________________
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投稿記事Posted: 2015年3月10日(火) 21:53 
オフライン

登録日時: 2006年9月05日(火) 18:47
記事: 4207
 
Thunderbird の話題から少し逸れますが、コメントだけしておきます。

1.Acronis True Image について
OS やドライブなどの広範囲のバックアップとリストアに対応したアプリケーションを利用
するのは、個人の自由です。
が、そのことが関係しているかも知れない問題となると、ここでは扱えません。

今後のためにも、Thunderbird のインストールフォルダやインストール情報(レジストリな
ど)や、ユーザデータであるプロファイルを、安全・確実にバックアップとリストアができる
ものなのかを、ご自身で確かめておきましょう。

この確認・検証で、正常で問題がないことが判明したら、アドレス帳用の LDIF ファイルの扱
い(編集作業内容、エクスポート・インポート手順など)に原因があるかどうかに、切り分け
がすすむことになります。

Thunderbird に限って云えば、そのプロファイルや必要なファイル類を正しくバックアップ
して、正しくリストア(復元)すれば、問題ありません。
他のアプリケーションやツールなどを利用する必要はありません。

OS や HDD 、他の利用するアプリケーションなどの障害・トラブルの巻き添えにさせないた
めにも、この方法をおすすめします。


2.アドレス帳用の LDIF ファイルの扱い
Setsuo さんが書きました:
アドレス帳 :
アドレス帳は 10 年以上も USB メモリの LDIF ファイルを更新しながら使いまわして来ました。DIF ファイルは単なるテキストファイルなので、この中に不具合の元が潜んでいるとは考えられないですが、パソコンの Gmail の CSV 形式でダウンロードし、Thunderbird で読み込めるように編集。これをアドレス帳のマスタファイルとして全部のパソコンにエクスポートしました。

USB メモリは、必ずしも安全なメディアとは限りません。
テキストファイル自体は問題なくても、外部からの影響を一切受けないとは限りません。
テキストファイルを編集したエディタや、その設定・使い方で問題を埋め込んでしまう改変を
おこなってしまう可能性もあります。


3.エクスポートとインポート手順と結果の再検証
Setsuo さんが書きました:
アドレス帳の更新とエクスポート:
USB メモリに保存したアドレス帳ファイルを更新した時点で、他のパソコンにエクスポートする方法が一番簡単だし、10 年間も問題なく利用してこれました。この方法を続けたいです。

今回、問題が起きたのは事実です。
そのことからも今後、問題が起きないと決まっているわけではありません。
問題を起こしたのですから、これまでの方法や手順を再検討し、より確実で安全な方法に移行
されるのが賢明かと感じます。

Setsuo さんが書きました:
新しいアドレス帳(LDIF)をインポートするときは、古いアドレス帳を削除してから行います。古いアドレス帳を先に削除することにより、"impab.mab" は完全に入れ替わると理解しています。

理解だけではなく、実際に手元で試して、ご自身で検証しておきましょう。
そうしないと、また問題を繰り返すことにつながるかと思われます。

オーソドックスで手間もかかるかも知れませんが、ご自身でしっかりと確認できて、後からでも
復元が確実な方法をおすすめします。
 #これは、先に書いたとおりです。

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投稿記事Posted: 2015年3月11日(水) 10:32 
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登録日時: 2013年12月26日(木) 09:33
記事: 686
お住まい: 太陽系、地球、日本、ふてニャン県
ようやく、「復元」ということを行って自分が何をしたか、について、考えが及ぶようになったみたいですね。

Setsuo さんが書きました:
アドレス帳の更新とエクスポート:
USB メモリに保存したアドレス帳ファイルを更新した時点で、他のパソコンにエクスポートする方法が一番簡単だし、10 年間も問題なく利用してこれました。この方法を続けたいです。
新しいアドレス帳(LDIF)をインポートするときは、古いアドレス帳を削除してから行います。古いアドレス帳を先に削除することにより、"impab.mab" は完全に入れ替わると理解しています

実は、これ、「バックアップと復元」の、基礎、というか、肝、というか、原点。
あるファイルだけを見ると、ある時点のファイルの内容をどこかに保存しておいて、必要になったらファイルの内容をそれに戻す、というだけのこと。
で、ある時点のファイルの内容の保存の仕方にいくつかバリエーションがあって、
(a) テキストなどは、ZIPで圧縮、(b) jpegやzipは、ZIP圧縮をやるとデータ量が増えるだけだからムダで、単純コピー、(c) ブックマークやアドレス帳から必要な部分だけを抜き出して保存(エクスポート)、などがある。
もちろん、単純コピーもZIPも、任意のファイルに対して適用可能。
戻す時は、バックアップした時の方法に応じて戻すだけの話で、(a)は、「復元」==UNZIP、(b)なら、「復元」==コピー、(c)の時は、「復元」==インポート。

そして、あるPCで「バックアップ」し、別のPCで「復元」することを、「データの移行」と呼ぶ。
で、「復元」==「Thunderbirdのアドレス帳のインポート」においては、
impab.mabが既にあると、impab-N.mabを作って、既存のimpab.mabを壊さないようにする、という仕様であるから、
今あるimpab.mabはもう不要で、インポートしたらimpab-N.mabではなくimpab.mabを使って欲しいのならば、インポートの前にimpab.mabを消す、というだけのこと。

ディレクトリー単位でも、「バックアップ」に関しては同様で、単に、一つの「バックアップ」に多くのファィルが含まれるだけ。

「復元」では、ディレクトリー単位だと、バリエーションが出てきて、(A) ディレクトリーを削除してから、バックアップからコピー、(B) 上書きコピー、で、戻した時の内容が変ってきます。
ある日付・時刻=Xにおけるファイル名=FFFの内容を、FFF#Xとして、
(T1) Fa#1, Fb#1 ⇒ BKUP#1(Fa#1, Fb#1)
(T2) Faを削除、Fbを更新, Fcを作成 ⇒ BKUP#2(Fb#2, Fc#2)
(T3) Fbを更新, Fcを削除、Fdを作成 ⇒ BKUP#3(Fb#3, Fd#3)
ここで、「復元」どいうことを行った場合、(1) どのバックアップから戻すか、(2) ディレクトリーを削除してからコピーか、上書きコピーか、で、戻した後の内容が変ってくることは、おわかりですよね。

Fb#1==Tb 24の時点のthunderbird.exe、Fb#3==Tb 31の時点のthunderbird.exe、であるならば、
「復元」で、BKUP#1を使い、(A) ディレクトリーを削除してからバックアップからコピー、をすれば、Fbの内容は、Fb#1=Tb 24になって当然ですし、
(B) 上書きコピー、の場合も、「バックアップの方が新しい時のみ上書きコピー」、ということをしていない限りは、
「復元」で、BKUP#1を使い、(B) 上書きコピー、をすれば、Fbの内容は、Fb#1=Tb 24になって当然です。

「バックアップと復元のツール」は、こういったことを、複数のディレクトリーに対してまとめて行うことが簡単な操作でできて、バックアップの時系列管理などもしやすいように工夫している、というだけです。
適当に「バックアップ」を見繕って良くはわからないがとても便利な「復元」をする、ということを何度も行ったらどうなるか、くらいは、もうおわかりですね。
以前のバックアップの内容がどういったものなのか、なんて今更覚えているはずはないし、「復元」でどのディレクトリーのどのファイルがコピーされるか、なんて知ったこっちゃないから、「復元」の後の状態は、神のみぞ知る(^^)


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投稿記事Posted: 2015年3月13日(金) 09:28 
WADA さん、
懇切丁寧な解説をいただき深謝します。
耄碌じじいにつき、ご講義の理解度は浅いですが少しづつ身になっている感じです。
WADAさんにはずいぶんと時間を割いていただきありがとうごじました。

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