EarlgreyTea です。
FJSK さんが書きました:
これらは通常の使用において問題ないとのことから、たぶん解決されないだろうと思われるので、こちらで終了とさせて頂きます。
とのことでしたが、興味深いテーマですので、もう少し「蛇足」として続けてみます。
Thunderbird のソースコードや動作を調べてみて、またわかったことがあります。
意外だったのが、about:config で
- plain_text.wrap_long_lines
- mail.wrap_long_lines
という項目があるのですが、実はこれ機能していないみたいです。
これらを false に変更してもメールの折り返し表示は無効化されません。
ちなみに、折り返し表示をさせたくない場合は、
を設定するのですが、実は内部でこんなことやっていました。
コード:
if (wrapWidth == 0 || wrapWidth > 990)
wrapWidth = 990;
else if (wrapWidth < 10)
wrapWidth = 10;
折り返し幅を 990 にしていただけだったんですね。
そして、折り返し幅は 10 から 990 の間になるように調整されています。
それで、実際にメールの折り返し表示はどうやっているかというと、CSSで制御しています。
添付ファイル:
メール折返し表示.jpg [ 234.95 KiB | 表示数: 7120 回 ]
上はメール作成画面の場合ですが、本文部分の要素に
コード:
{
font-family: -moz-fixed;
white-spece: pre-wrap;
width: 72ch;
}
が設定されています。
(日本語のかなや漢字は例外として)空白がないと折り返しされないのは、CSS の既定では単語の途中で折り返ししないようになっているからです。
ユーザーが「word-wrap: break-word;」もしくは「word-break: break-all;」を指定してやれば、空白がなくても折り返させることが可能です。