Windows10でアップデートしたらThunderbirdでメールの送受信が出来なくなりました。

[サラミ]

今日、Windows10のアップデートをしたのですが、そうしたら急にThunderbirdでメールの送受信が出来なくなりました。
プロバイダはOCNを使っているのですが、特に設定の類を弄ったりはしていません。
フリーのメールアドレスからOCNのメールアドレスに送っても、Thunderbirdで受信出来ません。
OCNのHPではきちんとメールを受信出来ているのを確認出来ます。

また、メールを送ろうとしても
「送信 (SMTP) サーバー smtp.ocn.ne.jp との接続がタイムアウトしたため、メッセージを送信できませんでした。再度試してください。」
とエラーメッセージが出て来ます。

Thunderbirdを一度アンインストールしてから再インストールもしてみたのですが、それでも症状は同じでした。
それでどうしたらいいのか分からず、ネットで探していてここに辿り着きました。
どうしたらいいでしょうか？
アドバイス、よろしくお願いします。

[追伸です。]

環境を書き忘れていたので、追加させて貰います。

Thunderbird　102.2.2 (64 ビット)
OSはWindows 10 Pro　21H1

他にも何か必要な情報があれば随時追加させて貰います。

[EarlgreyTea]

サラミ さん、EarlgreyTea と申します。

今日、Windows10のアップデートをしたのですが、そうしたら急にThunderbirdでメールの送受信が出来なくなりました。

Thunderbird とご利用のメールサーバーとの通信が、受信サーバー／送信サーバーのどちらも「何か」によって阻害されている状況のようです。
下記を試してください。

1: ご利用のセキュリティソフトは何をお使いでしょうか。それを完全に無効化するか、アンインストールして動作確認をしてみてください。

• セキュリティソフトがメールサーバーとの通信を阻害しているというのが、最もありがちな状況です。
• 特にSSL/TLSによるセキュアな通信をスキャンするような機能を有効にしている場合、トラブルの元となりますので無効化することをおすすめします。

2: 下記記事を参考に新しいプロファイルにてアカウント設定を行い、動作確認をしてみてください。
新しいプロファイルで Thunderbird の動作確認する方法

[サラミ]

>>EarlgreyTea様
ありがとうございます。
解決しました。
どうやらセキュリティソフトのアバストが悪さをしていたようです。
今まではWindowsをアップデートしても今回のようにはならなかったのですが。
アバストの設定のメールシールドの「受信メールをスキャン」でメールを受信することが出来るようになり、「送信メールをスキャン」でメールを送ることが出来るようになりました。

今までは問題なかっただけに、非常に焦りましたけど何とかなって嬉しいです。
メールがスキャンされないということで少し心配は残りますが……


本当にありがとうございました。

[f-angel-mzzj]

どうやらセキュリティソフトのアバストが悪さをしていたようです。
メールがスキャンされないということで少し心配は残りますが……

「Avast 日本語版 サポートフォーラム」の情報を見てますか？
対OCNの投稿複数でAvast側が対策中ですよ。

[サラミ]

>>f-angel-mzzj様
情報、ありがとうございます。
どうやらアバストのβ版では解決してるようですね。
β版を使うか、正式版になるまではアバスト側の設定でメールをチェックしないようにするかしかないようです。

[EarlgreyTea]

サラミ さん
ここは Thunderbird のフォーラムなので、私はその立場でアドバイスさせていただくと…

Avastの利用はおすすめしないです。
PCが重くなったり、不安定になったり、誤検出などでシステムやアプリのファイルを破損したりといったトラブルの元凶になってきた実績があります。

MozillaZine.jpフォーラムでも度々事例が報告されてきました。

• Thunderbird 102 で OCN のメールを取得できない（2022年9月07日）
• 送信エラーメッセージ（2022年8月12日）
• 最新バージョンに更新できません。と表示が出ます。（2022年6月10日）
• 添付メールがおくれない（2019年9月23日）
• アイコンが消え、exeファイルも消えてしまいました（2018年4月15日）
• 送信時のエラーについて（2016年2月28日）
• [解決済み] メール送信ができません（2013年2月15日）
• Android版firefoxがAvast!でマルウェアとして検出される！（2013年3月21日）
• [解決済み] IMAP4サーバーと接続時に、設定していないのにimaps(993/tcp)にコネクションを張ろうとする（2011年1月27日）

アバスト社は自社製品の優位性を宣伝し、この機能が必要と主張してきますが、
それと引き換えにトラブル発生のリスクを高め。その対処に無駄な時間を費やすのはいかがなものかと思います。

そしてアバストに限りませんが、
セキュリティソフトがSSL/TLSの通信に介入してフィルタリングする類の機能は無効化することをおすすめします。

HTTPS、SMTPS、IMAPS、POP3Sといったプロトコルによる通信は、サーバーとアプリの2者間で暗号化されています。
したがって、本来その通信内容をセキュリティソフトが監視することは不可能ですが、中間者（MITM）攻撃と同様の手法を使って、途中に中間サーバーを設けてリレー通信するように経路変更することで実現しています。

• ウイルス対策ソフトの「SSL通信のスキャン」について – 某氏の猫空
• Superfish/eDellRootが危険な理由 - めもおきば

セキュリティソフトをインストールする際、
独自のルート証明書がWindowsとFirefoxやThunderbird（独自の証明書ストアを持っています）にインストールされ、セキュリティソフトがMITM攻撃の手法である意味やりたい放題することに、ユーザーが承認を与える形となっています。
しかし、それの意味が十分に説明されているとは到底思えません。

そんなことまでして通信途中のデータを監視する必要は通常はないはずです。
POP3SやIMAPSでは、メールデータをPCにダウンロードした後でリアルタイムスキャンすれば事足ります。
SMTPSを疑うということは意図せずマルウェアなどがデータ送信している状況を想定しているわけで、その時点で手遅れ感があります。

本来サーバーとアプリの2者間で暗号化されているはずの重要情報が、セキュリティソフトには丸見えなわけですが、セキュリティベンダーだからと信頼しているわけです。
しかし残念ながら、アバスト社を信頼するのは危険かもしれません。

アバスト社は子会社を通じて収集したユーザーデータを第三者に販売して利益を得ています。

• ポルノサイト閲覧まで筒抜け!Avastがユーザーデータを企業に販売!アバストセキュリティのデータ提供は拒否しよう | カラフルトマト001

アバスト社がセキュアな通信をフィルタリングした際のデータには手を付けないと信頼することは、私はできないですね。

そういうわけで、AvastやAVG（アバストに買収されました）のアンチウイルスや、システムクリーナーのCCleaner（アバストに買収されました、トラブル事案多数）はおすすめしないです。