現在、Thunderbird では「68.x」と「60.x」の異なる2つの「ブランチ」が開設されています。
その「60.x」のブランチの最新版は 60.9.1(米国西部時間:November 5, 2019 公開)です。
リリース・ノートについて:
● Thunderbird — [highlight=#808000]Release Notes (60.9.1)[/highlight] | Mozilla
Version 60.9.1, first offered to channel users on November 5, 2019
https://www.thunderbird.net/en-US/thund ... 1031083309
>修正:Google 認証(OAuth2)の問題
● Thunderbird — [highlight=#808000]Release Notes (60.9.0)[/highlight] | Mozilla
Version 60.9.0, first offered to channel users on September 6, 2019
https://www.thunderbird.net/en-US/thund ... easenotes/
>追加機能:Office365 用の Exchange アカウントの構成を提案します。 このアカウントタイプにはサードパーティのアドオンが必要です。 IMAP はまだ代替として存在しています。
>修正:さまざまなセキュリティ修正
Security vulnerabilities fixed in - Thunderbird 60.9 — Mozilla | セキュリティの脆弱性の修正(詳細)
https://www.mozilla.org/en-US/security/ ... sa2019-29/
参考情報として:
Thunderbird 60.9.1 and 68.2.2 have been released | gHacks Tech News
https://www.ghacks.net/2019/11/08/thund ... -released/
by Martin Brinkmann on November 08, 2019
その趣旨(意訳)
Thunderbird 開発チームは、公式サポートされている 2つのブランチ向けに 2つのアップデートをリリースしました。
どちらのリリース(60.9.1 および 68.2.2)もメールクライアントの問題を修正しますが、新しい機能は導入されていません。
Thunderbird は現在、2つのバージョンで提供されています。
Thunderbird 60.x は電子メールクライアントの「クラシックバージョン」です。
一方、Thunderbird 68.x は新しいコードに基づいた新しいバージョンであり、その結果、以前にリリースされた「クラシックバージョン」用の拡張機能すべてと完全な互換性がありません。
チームは 2019年 8月に Thunderbird 68 をリリースしましたが、
カレンダー拡張機能の「Lightning」がインストールされていない限りは、
60.x から 68.x への新しいバージョンへの自動更新オプションは有効化されず、自動アップグレードは適用されませんが、例外的に、公式プロジェクト Web サイトから「インストーラーをダウンロードして手動でアップグレードが可能」です。
Thunderbird 60.9.1 は、60.x ブランチ(を利用するユーザー向け)の自動アップデート版です。
この新しいバージョンでは、Google アカウントを認証してメールクライアントに統合するために使用される Google 認証(OAuth2)の問題が修正されています。
リリース・ノートによると、2件の未解決の問題があります。どちらも長年の問題であり、新しいものではありません。
- Twitter が API に加えた変更のため、現在 Twitter は機能していません。
- ドライブ文字でアドレス指定された Windows ネットワーク共有は、現在 UNC でアドレス指定されています。
(60.9.1 および 68.2.2の)どちらの更新も、解決する問題の 1つに影響されない限り、実際には必須の更新ではありませんが、Thunderbird での Gmail アカウントに問題がある場合は、更新版の適用で解決される可能性があるため、アップデートをお勧めします。