当トピック
「Windows版Firefoxを使用時にどんどんリモートプロシージャーコールのCPU使用率、メモリ使用率が上昇しハングアップしてしまいます」の症状には無縁だったので、
実情が不明で、トピックの推移に関心を持っていました。
ところが、
GMY さんのコメント「RPCもアクセシビリティサービスを使っている」
>
https://support.mozilla.org/ja/kb/accessibility-services以下、アクセシビリティサービスインジケーターとは? | Firefox ヘルプ から抜粋転載
引用:
ウイルス対策またはマルウェア対策のブラウザープラグイン
"ブラウザー保護" と書かれたセキュリティ改善を促すものがありますが、これらの機能が Firefox やその他のブラウザーに対して有効なセキュリティを追加することは滅多にありません。多くは、設計やテストが十分に行われておらず、不注意にも Firefox に搭載されている効果的なセキュリティ機能を無効化することがあります。これらの機能は、Firefox のアップグレード中に問題を引き起こし、起動時にクラッシュしたり異常を起こしたりする原因となります。
Mozilla は、このようなアクセシビリティサービスの使用について、サポートや認可をしません。アンチウイルスベンダーとともに、これらのアクセシビリティサービスを利用する拡張機能を Firefox 拡張機能のメカニズムへ移行するよう努めています。
Mozilla は、これらの Firefox アクセシビリティサービスを有効にするようなウイルス対策機能は無効にすることを推奨しています。
にヒントを得て、
当方に生じている下記の事象での対処に、応用してみました。
> 2週間ほど前に、更新を迎えた Norton Internet Security(更新価格 2,980円+税/1年3台版) に見切りをつけ、
期間限定特価(税込み 5,980円/3年5台版)だった Kaspersky Internet Security 2018 を実装しました。
その実装後、どういうわけか、時折、文字入力が出来なくなることが(Google日本語入力、MS-IMEともに、反応はするが、全文字種の入力ができない。PC 起動時のログインでさえも入力不能になることも)あり、因果関係を探求していました。
Kaspersky は、定義ファイルを 1時間ごとに更新するため、そのタイミングで、文字入力が出来なくなることが分かりましたが、
「ネット決済保護」機能や「Kaspersky ブラウザプラグイン」が、RPC 機能を使用しているため、
それらを無効化してみたところ「入力不能の症状」が収束しました。
「RPC」機能が、システムやアプリ動作の障害要因になっていることは確かなようです。
「RPC」機能を使用するものとして、サードパーティ製のシステムモニターやプロセスモニターの類い(ex.Wise System Monitor、etc)も懸念されます。
蛇足ですが、
Kaspersky には、既知の問題として
設定 > 詳細 > ネットワーク >「暗号化された接続のスキャンを有効化」時には、
Firefox が機能不全(安全なウェブサイトでのエラーコード "SEC_ERROR_UNKNOWN_ISSUER" )になります。
「スキャンしない」を選択で回避できます。
追記:スキャン=透視の事です。暗号化通信をスキャンする行為は、盗聴・漏洩などの不正との「諸刃の剣」になるため、Mozilla は認可していません。そのため、スキャンを検知した場合に、接続をブロックします。