標題の通り，受信したメールに対して返信(or全員に返信orリストに返信)すると，別のアカウントで返信する画面が立ち上がってしまいます．
詳細は以下の通りです．

環境
OS:Windows 7 SP1 Pro 64bit
Thunderbird: 31.3.0
・アカウントは2つ(仕事先とISP)，いずれもPOPで，共通受信トレイを使用した環境．
・デフォルトのアカウントはアカウントAで設定
・各アカウントのデフォルトの送信アカウントは，各々の送信サーバに設定．
(name@example.comの送信サーバはsmtp.example.comなど)

事象
・アカウントA宛のメールに返信しようとすると，アカウントBで返信する画面が立ち上がる

返信アカウントのデフォルトの設定項目が見当たらず困っています．
それとも別の原因があるのでしょうか？

どうかご教授のほどよろしくお願いいたします．

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:34.0) Gecko/20100101 Firefox/34.0

　　
＊質問・投稿する前に、サポートサイトやヘルプ、このフォーラム内を検索・閲覧して
　該当項目、同類・類似事例がないか、確認してみましょう。
　また、広くインターネット上でも、同類・類似事例がないか、調べてみましょう。
＊質問した後やアドバイスをもらった後は、放置せずに、結果や経緯を必ず書くように
　しましょう。
＊ここは、相互ユーザサポートを通じて、各種情報・事例を、ユーザ同士でシェアする
　場でもあります。　
　
　

当方では再現しません。
尚、当方は、共通受信トレイを使用していませんので、同じ設定状態ではありません。
[環境：OS:Windows 7 Professional SP1 + Thunderbird 31.3.0 日本語版]

２つのアカウントを、すべて共通受信トレイに統合されているのでしょうか？
それとも、どちらか一方だけでしょうか？
また、何かアドオンを利用されていますか？

通常は、受信メッセージの宛先にあたるアカウントの差出人で、返信メッセージのウィンドウ
が開きます。

念のため、その受信メッセージのヘッダ情報（ソース表示で）を確認してみてください。
他に、Thunderbird のセーフモード起動や、アカウント設定のやり直し、新規プロファイルの
「追加」作成でも再現するかを試して、確認して、問題点を切り分けてみてください。
　＃アカウント設定のやり直しは、一旦削除後に、再起動して、再度新規設定です。

[参照]
Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ
複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ



以下の箇所で、既定のアカウントが設定（変更）できます。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:37.0) Gecko/20100101 Firefox/37.0

kikiさん

返信ありがとうございます．

2つのアカウントとも共通受信トレイに設定しています．

アドオンは使用しておりません．
念のためセーフモードで起動して試行しましたが，問題は再現します．
アカウントの再設定（設定削除→再起動→再設定）を行いましたが，状況は変わりません．

受信したメールヘッダの宛先を確認したところ，アカウントAであり，
返信しようとすると送信元がアカウントBになってしまいます．

既定アカウントの設定もアカウントAに設定し，A宛てのメールに返信を試みましたが，
アカウントBが送信元になってしまいます．

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:34.0) Gecko/20100101 Firefox/34.0

横から失礼します。
以下の問題と類似した現象でしょうか?
MozillaZine.jp フォーラム ; トピック - ローカルフォルダの送信済トレイから転送する際の差出人は、既定のアカウントではない？

上記の事例は「返信」ではなく、「送信済のメールを転送時」のものではありますが。
共通受信トレイではなく、それぞれのアカウントの受信トレイに存在するメールに対して返信した場合は如何でしょうか。

_________________
Thunderbirdの基本を書いています(ずっと発展途上)　とりかごとなり。
基本の操作(画像あり)：バージョン確認　/ セーフモード / 新規プロファイル作成

　

了解しました。
となると、既定アカウントの設定情報がおかしくなっているか、破損しているかも知れません。



これも了解です。



念のためですが、アカウント A と B の送信サーバは、同一ではありませんよね？
あるいは、逆になっているようなこともないですよね？

アカウント A と B のそれぞれの送信サーバが個別に設定されていて、アカウント A が既定の
アカウントになっているにもかかわらず、宛先アカウント A と異なるアカウント B が差出人
になるのであれば、アカウント設定情報がおかしくなっている可能性が考えられます。

念のため、アカウント自体が既定になっているか、以下のスクリーンショットを参考にして、
確認してみてください。
もし、アカウント A が、既定のアカウントになっていなかったら、再度、既定のアカウントに
設定してみてください。



上記の確認と再設定でも変化が見られない場合は、次の対処になるでしょうか。
これで、問題点を切り分けてみてください。

[基本的・定石的なトラブルシューティング対処方法]
以下の順番でおこない、その都度変化があるか、改善されたか、確認してみましょう。

１．Thunderbird の新規プロファイルの「追加」作成と、その適用
　　＃従前のプロファイルから、一切データ類を引き継がないで、真っ新な状態で、
　　　再現の有無を確認するものです。
　　＃もちろん必要最小限の初期設定をおこない、再現テストの環境条件にします。
　　＃これで問題が再現せず、正常ならば、従前のプロファイルに、何らかのダメ
　　　ージがあったと切り分けできます。

[参照]
複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ

２．Thunderbird の再インストール
　　＃通常のアンインストール後に、インストールフォルダが残っていたら、それ
　　　も削除します。
　　　その後、PC 再起動後に、インストールをおこないます。
　　＃アンインストールで、プロファイルは削除されません。
　　＃これで問題が再現せず、正常であれば、本体側に何らかの問題があったと切
　　　り分けできます。


[補足]
当方では、共通受信トレイを利用していませんので、手元では再現テストできていません。
現時点での仕様という可能性もありますので、その際はご容赦ください。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:37.0) Gecko/20100101 Firefox/37.0

はじめまして。私も全く同じ事象で悩んでいます。
同一のローカルフォルダで複数のメールアドレスを管理しています。
数年使ってきてこんな事はなかったのに、31.3．0にしてからなったような気がします。

元のバージョンに戻そうか考慮中です。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/34.0.1847.131 Safari/537.36

　　
＊ご自分の利用環境と正確な OS の種類ぐらいは書き添えましょう。
＊質問した後やアドバイスをもらった後は、放置せずに、結果や経緯を必ず書くように
　しましょう。
＊ここは、相互ユーザサポートを通じて、各種情報・事例を、ユーザ同士でシェアする
　場でもあります。　
　
　

私が先に書いた切り分けの対処（[基本的・定石的なトラブルシューティング対処方法]を含
む）を、すべておこなってみましたか？

その結果はどうでしたか？



元のバージョンは不明ですが、セキュリティ修正がおこなわれない旧バージョンに戻すのは
お勧めしません。
それよりも、先に書いた対処を、すべておこなってから判断されてください。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:37.0) Gecko/20100101 Firefox/37.0

　
当方で、POP アカウントを共通受信トレイに統合して、再現テストをおこなってみました。

環境および設定内容は、次のとおりです。
[環境：OS:Windows 7 Professional SP1 + Thunderbird 31.3.0 日本語版]

・POP アカウント 3 つを共通受信トレイ（ローカルフォルダ）に統合
・POP アカウント 3 つは、すべて、まったく異なるドメインとプロバイダ（送信サーバ）
・POP アカウント 3 つを、仮に A、B、C とする
・POP アカウント A、B、C を、それぞれ個別に既定のアカウントの設定もおこなう


次に、テストの実行内容です。

・この条件・設定で、POP アカウント A、B、C に対して、相互にテストメッセージ
　を送信し、受信させる（つまり、すべて自分宛にテスト送受信をおこなう）
・A --> A、B、C に送信　B --> A、B、C に送信　C --> A、B、C に送信
・宛先が、それぞれ A、B、C になっている受信したメッセージに対して返信する
・通常使用中のプロファイルおよび新規作成したプロファイル、各プロファイルでのセーフ
　モード起動でおこなう


結果：

・すべてのアカウントで、受信メッセージに対する返信では、宛先のアカウントが差出人に
　なる。
・アカウント A、B、C とも、すべて既定のアカウントの設定に関係なく、左右されない。
・宛先が複数アカウント（メールアドレス）になっている受信メッセージの返信では、先頭
　のアカウント（メールアドレス）が差出人になる。
・通常使用中のプロファイルおよび新規作成のプロファイル、セーフモード起動のいずれで
　も同様の結果になる。


上記の結果から、問題の現象は再現しませんでした。

通常使用中のプロファイルや Thunderbird のセーフモード起動でも問題が起きるのであれば、
新規プロファイルを「追加」作成し、それを適用して試してみることを強くお勧めします。

これで問題が再現しなければ、通常使用中のプロファイルに、何らかの問題があったと切り分
けできます。
この場合は、新規に「追加」作成したプロファイルに移行するのがいいでしょう。
　

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:37.0) Gecko/20100101 Firefox/37.0

_________________
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.59.10 (KHTML, like Gecko) Version/5.1.9 Safari/534.59.10

　

このトピック当初の質問者の kkay さんも、同様の現象が起きているとコメントされた kuma
さんも、転送用のメールアドレスとかメーリングリストのケースのみで起きているとは言及さ
れていません。
よって、新たな、別のケースのように思われますが、いかがでしょうか。


「転送用のメールアドレス」とは、具体的に、
・どのアカウントのメールアドレスなのか
・どこで、どこから、どこに転送するように設定しているのか
・該当メッセージのヘッダ情報（宛先）は、どのようになっているか
でしょうか？

メーリングリストの仕様にもよりますが、そのメッセージのヘッダ情報（宛先）は、どのよう
になっていますか？

また、念のため、差出人情報の設定内容も確認してみましょう。



バージョン24.6.0 と 31.4.0 の異なるバージョンでは、仕様変更もあり、アドオンの対応の有
無も影響します。

先に書いた Thunderbird のセーフモード起動と併せて、[基本的・定石的なトラブルシューテ
ィング対処方法] をおこなっても再現しますか？
ぜひ、その結果のレポートもお願いします。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:38.0) Gecko/20100101 Firefox/38.0

[quote="たどん"]
[quote="kiki"]「転送用のメールアドレス」とは、具体的に、
・どのアカウントのメールアドレスなのか
・どこで、どこから、どこに転送するように設定しているのか
・該当メッセージのヘッダ情報（宛先）は、どのようになっているか
でしょうか？

メーリングリストの仕様にもよりますが、そのメッセージのヘッダ情報（宛先）は、どのよう
になっていますか？[/quote]

ヘッダーに関しては、内容が理解できていないので、説明できません。
[quote="たどん"]
[quote="kiki"]
バージョン24.6.0 と 31.4.0 の異なるバージョンでは、仕様変更もあり、アドオンの対応の有
無も影響します。

先に書いた Thunderbird のセーフモード起動と併せて、[基本的・定石的なトラブルシューテ
ィング対処方法] をおこなっても再現しますか？[/quote]
セーフモードで立ち上げてみましたが、同様の結果になりました。
しばらくThunderbird 24.6.0を使用することにします。

_________________
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.59.10 (KHTML, like Gecko) Version/5.1.9 Safari/534.59.10

先ほどの返信メールですが、引用の使い方がうまくできていません。
すみません。

_________________
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.59.10 (KHTML, like Gecko) Version/5.1.9 Safari/534.59.10

　
＊質問した後やアドバイスをもらった後は、放置せずに、結果や経緯を必ず書くように
　しましょう。
＊ここは、相互ユーザサポートを通じて、各種情報・事例を、ユーザ同士でシェアする
　場でもあります。　
　
　
[追加テストの結果]
当方でも、共通受信トレイに統合している POP メールアカウントで、参加・購読している
メーリングリストのメッセージを受信し、返信および転送をおこなってみました。
[環境：OS:Windows 7 Professional SP1 + Thunderbird 31.4.0 日本語版]

結果、受信したメッセージの宛先となっているメールアカウントが、差出人になりました。
メーリングリストに参加していない他のメールアカウントが、差出人になることはありませ
んでした。



ヘッダ情報とは、該当メッセージの宛先のことです。
メッセージのソースで、確認してみましょう。

メッセージのソースは、該当メッセージを選択した状態で、

・メニューボタンから [表示] > [メッセージのソース]
・メニューバーから [表示] > [メッセージのソース]
・またはショートカットキーの Ctrl+U

で開いて、表示させて、確認することができます。

そこで、To: の箇所が宛先になりますので、その記述内容を確認してみてください。


もし、返信時に、明らかに宛先と異なる別のメールアカウントが差出人になるようであれば、
アカウント情報を含むプロファイルが破損している可能性が考えられます。

新規プロファイルでも再現するかどうかを試すなどして、問題点をきちんと切り分けて、対
処されるのを強くお勧めします。


[当初の質問者の kkay さん、同様の現象が起きているとコメントされた kuma さんへ]
これまでに、新規プロファイルの適用によるトラブルシューティングを試された結果報告が
ありませんので、再度、同様のアドバイスとさせていただきます。



バージョン 24.0 系の最新版は、バージョン 24.8.1 です。
加えて、すでにサポート対象ではありません。
セキュリティ修正もおこなわれない古いバージョンをご利用になるのは、お勧めしません。

また、異なるバージョンで、同じプロファイルを使うと、最悪の場合はプロファイルが不整
合壊を起こしたり、一部破損して、正常に動作しないこともあります。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:38.0) Gecko/20100101 Firefox/38.0

遅ればせですが、横から失礼します。

当方にある複数の POP アカウントは、ローカルフォルダ（共通受信トレイ）に統合せず個別アカウントで運用していて、ご質問にあるような症状に遭遇したことはありません。（現在、Windows 8 Pro 64bit + Thunderbird 31.4.0）

症状を訴えておられる方々の共通点は、アカウントをローカルフォルダ（共通受信トレイ）に統合している点にあるようです。そこで新しいプロファイルを作り、[ローカルフォルダ] に複数のアカウントを統合して、簡単な動作検証をしてみました。

【ベースとなる条件】
・OS は Windows 8 Pro 64bit
・３つの POP アカウント 【A】 【B】 【C】 を設定し、[ローカルフォルダ] に統合。
・[既定のアカウント] は 【A】 とする。
・３つともメッセージの作成形式はプレーンテキスト。
・【A】 【B】 【C】 宛の様ざまなタイプのメールを受信。
・それらはすべて [ローカルフォルダ] の [受信トレイ] に入る。

【A】 アカウント宛のメッセージ
（A-1）To が 【A】 のアドレスになっている通常のメッセージ
（A-2）To が差出人のアドレスなどになっている Cc や Bcc の同報メッセージ
（A-3）To が undisclosed-recipients になっている Bcc の同報メッセージ
（A-4）To がメーリングリストのアドレスになっている ML メッセージ

【B】 アカウント宛のメッセージ
（B-1）To が 【B】 のアドレスになっている通常のメッセージ
（B-2）To が差出人のアドレスなどになっている Cc や Bcc の同報メッセージ
（B-3）To が undisclosed-recipients になっている Bcc の同報メッセージ
（B-4）To がメーリングリストのアドレスになっている ML メッセージ

【C】 アカウント宛のメッセージ
（C-1）To が 【C】 のアドレスになっている通常のメッセージ
（C-2）To が差出人のアドレスなどになっている Cc や Bcc の同報メッセージ
（C-3）To が undisclosed-recipients になっている Bcc の同報メッセージ
（C-4）To がメーリングリストのアドレスになっている ML メッセージ

受信した各々のメッセージに対し、[返信] および [転送] を何度か実行したとき、開いたメッセージ作成ウィンドウの [差出人] 欄に表示された結果。

【Thunderbird 31.4.0 の動作】
（A-1）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（A-2）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（A-3）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（A-4）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス

（B-1）[返信] と [転送] で 【B】 のアドレス
（B-2）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（B-3）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（B-4）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス

（C-1）[返信] と [転送] で 【C】 のアドレス
（C-2）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（C-3）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（C-4）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス

【Thunderbird 24.8.1 の動作】
（A-1）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（A-2）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（A-3）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス
（A-4）[返信] と [転送] で 【A】 のアドレス

（B-1）[返信] と [転送] で 【B】 のアドレス
（B-2）[返信] と [転送] で 【B】 のアドレス
（B-3）[返信] と [転送] で 【B】 のアドレス
（B-4）[返信] と [転送] で 【B】 のアドレス

（C-1）[返信] と [転送] で 【C】 のアドレス
（C-2）[返信] と [転送] で 【C】 のアドレス
（C-3）[返信] と [転送] で 【C】 のアドレス
（C-4）[返信] と [転送] で 【C】 のアドレス

（補注）
・Thunderbird 31.4.0 では、（B-4）（C-4）の場合に返信メッセージの差出人が、既定の 【A】 になるケースと元の 【B】 や 【C】 になるケースがあった。
・Thunderbird 31.4.0 、24.8.1 のいずれも [転送] の場合は、転送の形式（メッセージ本文／添付ファイル）の違いによって、転送メッセージの差出人が変動することがあった。

【考察】
Thunderbird 31.4.0 で複数のアカウントを [ローカルフォルダ] に統合した場合、オリジナルメッセージの所属するアカウントで [返信] や [転送] が実行されず、機械的に既定のアカウントでの返信になるケースが多々ありました。
一方、Thunderbird 24.8.1 では、オリジナルメッセージが所属しているアカウントのルールが、素直に反映されていました。

[ローカルフォルダ] から新規に作成するメッセージや、外部からインポートしたメッセージのように、アカウントの所属関係が定まっていないメッセージに対しては [既定のアカウント] のルールが適用されるのはわかります。
しかし、[ローカルフォルダ] の [受信トレイ] のスレッドペインでカラムに [アカウント] の項目を表示させてみるとわかるように、所属するアカウントがはっきりしているメッセージに対する [返信] や [転送] で [既定のアカウント] が強制適用されるのは解せません。
開いたメッセージ作成ウィンドウで差出人情報を変更できるとはいえ、実際の運用面で望ましい動作とは思えません。

動作結果から推測すると、31.4.0 では X-Account-Key の値を参照していないか、参照していたとしても対象アカウントのルールを反映できていないような印象があります。
オリジナルメッセージの To が当該アカウントの情報を含んでいる場合のみ、24.8.1 と同等の動作になっています。

"対象アカウントのルールを反映できていない" という点では、次のような問題もあるようです。
例えば、【B】 アカウントの [編集とアドレス入力] の項目で、[HTML 形式でメッセージを編集する] にチェックを入れ、【B】 宛に来たメッセージに [返信] を実行してみたところ、24.8.1 では HTML 形式のメッセージ作成ウィンドウが開きましたが、31.4.0 ではプレーンテキスト形式で開きました。
31.4.0 で、他のアカウントを HTML 形式にしても、[返信] や [転送] の際にその設定は反映されませんでした。
しかし、24.8.1 では反映されますし、[ローカルフォルダ] に統合せず 【A】 【B】 【C】 を独立して扱った場合は、31.4.0 でも反映されました。

さらに不可解なのは、31.4.0 で既定の 【A】 になってしまう返信・転送時の差出人が、アカウント設定のウィンドウを開いたり閉じたりしたあとだと、当該アカウントのものに変動することもあった点です。（しかしながら、試した範囲では法則性をつかめませんでした。）

具体的な因果関係までは突き止められませんでしたが、少なくとも Thunderbird 31.4.0（およびそれ以前の 31.x 系）には、[ローカルフォルダ] が不可解な挙動を示すケースがあるようです。
ソースコードのレベルで比較してみる能力はなく、検証テストを積み重ねて現象面を把握するしかできませんでしたが、個人的には Thunderbird 31.x 系のバグである可能性が高いと思います。
自分の日常的なメールの運用とは別に、[ローカルフォルダ] を使った動作検証を続ける余裕があまりないので、ざっと表面をなぞったテストしかできていない自覚はあり、検証の甘い点が多々あると思いますので、訂正や補足、追試の結果などのツッコミを歓迎します。

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.2; WOW64; rv:35.0) Gecko/20100101 Firefox/35.0

　
偶然的通行人 さん、検証テストの結果レポートをありがとうございます。
かなりの手間・手数がかかってのではないかと推察します。

当方では再現しなかったのですが、受信メッセージの種類・形式や、一部のアカウント設定
などによって挙動が変わってしまう、ということのようですね。

バグの可能性が考えられますので、検索してみたら、以下のものがあったりします。
該当するものかどうかまではよくわかりませんが、やっかいな問題を起こしているように見
受けます。

[参照]
Bug 699681 – [Meta] Preset From: upon Reply/Forward is frequently far different from user's expectation, due to forcing X-Account-Key: based identity selection or "Reply-to-self" on any user, by inappropriate mail addr matching/guessing or Reply-To handling)
Bug 1051671 – Reply to BCC'd mail adds `undisclosed-recipients:;`
　補：Bug 699681 では、[Meta] ということもあり "Depends on" が、多数あります。


当面の回避策として、次になるでしょうか。
１．差出人を手動で切り替える
２．アドオンを利用する
　　Correct Identity というアドオンの機能を利用してみる。
　　[参照]
　　Correct Identity :: Add-ons for Thunderbird
３．共通受信トレイを利用しない

_________________
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:38.0) Gecko/20100101 Firefox/38.0