横から失礼します。
遅ればせながらこのトピックを拝見しました。
mimori さんが書きました:
・×ボタンで終了させてもfirefox.exe*32がプロセスにずっと残ったまま(行儀悪い・・・)
(snip)
・バックアップしていたプロファイルを戻すと起動すらしなくなる
Firefox のウィンドウは [×] ボタンで閉じられるが、Windows のタスクマネージャーで見るとプロセスが残ったままになっている、ということだと思います。
だとすると、「インターネットに接続できない」ことよりは、トリガーとなる条件に遭遇したとき、Firefox がハングアップしていることが本質のようにも見えますね。
その結果として、「インターネットに接続できない」状態になると申しましょうか...。
mimori さんが書きました:
>ネットに繋がらない、というのは具体的にどのような症状でしょうか。
書いてますがこれ以上に具体的にとは何をどう書けばいいんですか?
引用:
切ってもネットに繋がらずぐるぐるローディングだけ。
404エラーとか接続出来ませんでしたという画面には切り替わりません5分くらいそのままにしてみましたが。
URLを故意に間違ってみてもエラー画面になりません。
端的な例でいえば、Firefox を [オフライン作業] の設定で使っているとき、ネットワークに接続しに行こうとすると、「オフラインモードです」というページ読み込みエラーの画面が表示されます。(追試できるなら、どんな結果になりますか?)
同様に、PC に接続されているネットワークケーブルを抜いて物理的に接続を断ったような場合、「サーバが見つかりませんでした」などのページ読み込みエラーを返すのが Firefox の標準的な動作です。(追試できるなら、どんな結果になりますか?)
ネットワークには接続できているが、Firefox から出したリクエストにサーバーからの応答がない、対象のページが見つからないといった場面などでも、「正常に接続できませんでした」とか「404 エラー」など、状況に応じたエラーメッセージが表示されます。(本件の問題が起こる前は、この種のケースではエラーメッセージが出ていたのでのすよね?)
タイムアウトするわけでもなく、何もエラーメッセージが出ないまま "ネットに繋がらずぐるぐるローディングだけ" というのは、Firefox がネットワーク接続に関連するエラーメッセージを出せる条件から、外れた部分で問題が起こっている、とは考えられないでしょうか。
で、提示された状況証拠から類推していくと、ぼくも RaC さんがおっしゃっていることに同感です。
RaC さんが書きました:
Firefox のプロファイルと Windows のプロファイル、更にアプリケーション (Firefox と Pale Moon) をまたいで影響が出るとすれば、プラグインが考えられます。
確認前の段階でプラグインが原因だと断定はできませんが、まずそこに目をつける理由は次の通りです。
ご承知のようにプラグインは、あくまでシステムにインストールされた独立したプログラムです。Firefox はそれと連携して動作しているだけなので、Firefox を再インストールしたからといって、Firefox の完全管理下にないプラグインの問題が解消されるわけではありません。
Firefox がプラグインを認識して読み込むルートはいくつかありますが、Windows レジストリに登録されたプラグイン情報をたどるルートでは、Firefox をクリーンインストールしようが、まっさらな新規プロファイルに乗り換えようが、セーフモードで起動しようが、プラグインは読み込まれます。Pale Moon でも同様でしょう。
もし、プラグインがからんだ何らかの影響で Firefox がハングアップしてしまう状態だと仮定すると、おっしゃっている各種の症状が起こるのも、ありえない話ではなくなります。
【プラグインの情報を得る】
トピックタイトルにもあるようにFirefox が「起動しない」状態だと、アドオンマネージャや about:plugins から確認することができません。
代替方法として、次の手段で確認できます。
プロファイル内にある pluginreg.dat には、Firefox が認識したプラグインの情報が記録されています。これをテキストエディタで開いてみてください。
決して見やすいものではありませんが、プラグインの本体である DLL ファイルのパスや、そのプラグインで扱えるファイルタイプの情報が記述されています。
【プラグインを強制的に無効化する】
アドオンマネージャ上で個々のプラグインを無効化することはできますが、まとめて無効化する方法もあります。Firefox が起動できない、あるいは動作が不安定な場合にも有用です。
現在の Firefox は、原則としてプログラムフォルダ内に置かれた pligins フォルダのルートは使わず、Windows レジストリから情報を得るルートを基本にしています。
このルートを Firefox の起動段階で無効化する方法は次の通りです。
user_pref("plugin.scan.plid.all", false);
この内容を書いた user.js をプロファイルに配置してから Firefox を起動すると、レジストリ経由のプラグインを読み込みません。
たいていの場合、この設定ですべてのプラグインを無効化できると思いますが、プログラムフォルダやプロファイルフォルダ内の plugins フォルダに置かれたプラグインの場合、これらは読み込まれます。
この設定項目は、標準状態で Firefox に存在し、初期値は true です。
解除するには、プロファイルから user.js を削除し、about:config から当該項目(太字)を true に変更します。
(補足)
旧世代の Firefox や SeaMonkey の動作から得た知見を、現在の Firefox に強制的に応用したやり方ですが、次のような方法もあります。
user_pref("plugin.disable", true);
この内容を書いた user.js をプロファイルに配置してから Firefox を起動すると、レジストリ経由のプラグインはもちろん、プログラムフォルダやプロファイルフォルダに置かれた plugins フォルダ内のプラグインを含め、プラグイン全般が無効化された状態で Firefox が起動します。
この設定項目は、標準状態の Firefox には存在しません。ユーザーが任意に指定した設定項目になります。
解除するには、プロファイルから user.js を削除し、about:config から当該項目(太字)をリセットします。再起動後にこの項目自体が消えます。
直接的な解決策でなく申し訳けありませんが、全体的に気になった事柄と、プラグインまわりの点検を進める上で役に立つかもしれない情報を書かせていただきました。
利用できるところがあれば、トラブルシューティングに利用してください。