遅ればせながら......。
本トピックの主題から外れたオフトピ気味な話になりますが、後々このトピックをご覧になる方のために補足させていただきます。
改悪にドキドキ さんが書きました:
プロファイルを新しく作り直す必要がありますが、特別最先端の機能を追求しないのであれば、Ver.24.0系のESRの方が従来仕様なのでトラブルは起こりにくいです。ESRは法人向けですが個人でも使用できます。この先UIなどの大幅な仕様変更が予定されており、それに伴うトラブルが想定されますので、乗り換えるなら今のうちかもしれません。
たしかに、当面は現行仕様のまま使えるという意味では、"改悪にドキドキ" さんがおっしゃることも一理あると思います。
とはいえ、ESR 版は同じバージョンナンバーの通常版がベースになっています。例えば、次期 ESR 候補の Firefox 31.0 では、すでに "Australis" が採用された通常版がベースになるはずです。(Windows OS では、この時点で Microsoft 社の XP のサポートは終了しています。)
ぼくは、仕事がらみでは ESR 版(ESR 用プロファイル)を使いつつ、プライベートでは通常版(通常用プロファイル)を使っています。
ESR 版を 10.0.x -> 17.0.x -> 24.x と使ってきた印象は、メリットもあるがデメリットもあるということです。
同一仕様のバージョンを、マイナーアップデートでセキュリティフィックスしながら長く使える点はメリットですが、約 1 年ごとのメジャーアップデート時の変化は通常版の小刻みな変化と比べてはるかに大きな落差となって現れる点は、人によっては十分デメリットになりえると感じています。
(ぼく自身は、通常版を併用していることで漸進的に理解を深めながら ESR 版のメジャーアップデートに備えられるため、大きな混乱はまだ経験していませんが......。)
ESR 版が法人向けの位置づけなのはご存知のとおりです。
それは、頻繁な新機能の追加や仕様変更を控えた現行バージョンを安定して使いながら、じっくりと次期バージョンのテストをおこなう期間を設け、法人内でのいっせいアップデートおよびサポート体制の準備などを整えつつ新バージョンへの移行を確実におこなうため、と申しましょうか。
同一仕様での運用期間の長さだけではなく、次期バージョンのテストと導入準備期間を長く取れる点に意味があると、ぼくは理解しています。
このあたりの事情を度外視し、単純に "現状維持" を期待して ESR 版を使うのだとしたら、あまりお勧めはしません。
ESR 版のバージョンも必ず上がっていき、その変化は上述のとおりだからです。
しかし、個人でもきちんとバージョン管理できるユーザーであれば、ESR 版を使うのは十分選択肢に入ると思います。
一方、そこまでできない、やろうとは思わない方が安易に ESR 版を使うと、メジャーアップデート時に大きな混乱に陥ってしまいかねません。十分ご注意ください。
とりあえず以上です。的外れなことを書いていたら、他のユーザーさんからの補足や訂正をお願いいたします。