「マカフィーアンチスパムのフォルダー」って、何のことか不明だったのですが、「マカフィー
トータルプロテクション」というセキュリティ対策ソフトを導入することで、Thunderbird に迷
惑メール対策機能として、アドオン McAfee Anti-Spam Thunderbird Extension 2.0 がインス
トールされるのですね。
[参照]
McAfee Anti-Spam Thunderbird Extension 2.0
迷惑メール対策機能を使用して迷惑メールを振り分ける方法 - 製品仕様・操作方法関連のQ&A | 個人向け製品 | マカフィー上記のアドオンが、Thunderbird の「受信トレイ」配下に [McAfee Anti-Spam]フォルダ を自動
的に作成し、迷惑メールを判定して、そこへメッセージを移動・振り分けをおこなうようですね。
【お勧めの対処】
「最適化」の実行で、問題の現象が改善されたようですが、根本的な解決にはなっていないと思わ
れます。
その理由は、Thunderbird は、メッセージの削除・移動・コピーなどをおこなうと、要約(インデ
ックス)ファイルの更新をおこないます。
[McAfee Anti-Spam] による迷惑メール判定は、おそらくすべての受信メッセージに対して、スキ
ャンして、迷惑メールには [Spam] のタグ情報を付加するものでしょう。
もしかしたら、非迷惑メールにも、何らかの判定によるタグ情報を、付加しているかも知れません。
タグ情報の付加で、受信メッセージのインデックス情報が、通常処理に加えて、その都度更新(書
き換え)されて、増加することになります。
この更新処理が、受信の度に増加しているにもかかわらず、最適化(インデックスの整合化)をお
こなわずに放置すると、肥大化し、不整合が起きやすくなり、最悪の場合には、メッセージを破壊
することにもつながります。
Thunderbird のオプションの [ディスク領域] に、最適化の半自動設定がありますので、適切な容
量を指定して、最適化を忘れないように、適時実行されるのをお勧めします。
こういったメンテナンスをおこなわないと、同様の問題を繰り返すことになるでしょう。
【余談】
Thunderbird が標準で装備している迷惑メール判定機能も、有用です。
[McAfee Anti-Spam] の迷惑メール対策機能は、それと重複するもので、処理の付加も増えること
につながりますので、併用はあまりお勧めしません。
環境条件によっては、[McAfee Anti-Spam] で処理が増えて、動作に支障が出ることもあるでしょ
う。
また、迷惑メールは、ご利用のプロバイダ側の判定・隔離・削除サービスなどを併用利用すること
で、受信以前にサーバ上で処理してくれますので、Thunderbird での判定処理作業が軽減されま
す。
ちなみに、当方では毎日 100 通以上のスパムメッセージが襲来しますが、サーバ上で事前に振り
分け処理されていますので、Thunderbird に届くスパムメッセージは、激減しています。
#届いてしまうスパムメッセージは、7 アカウント運用で、1 ヶ月あたり、数通程度です。
#もちろん、適時サーバ上の、スパム判定されたメッセージに、誤判定がないかチェック
しています。ほとんどが IMAP (サーバ同期)なので、チェックも簡単です。そういった賢い運用の模索・工夫をお勧めします。