横から失礼します。
下記の件のみですが......。
みみ さんが書きました:
アカウント設定からの切替は無事にできたのですが、outlookやwindows livemailのように
メールの作成中に切り替えることはできないでしょうか。
普段はテキスト形式で問題ないのですが、リッチテキストで画像を挿入しないといけない時があります。
その都度アカウント設定からの変更が必要になりますか?
「メールの作成中」、つまりメッセージ作成ウィンドウを開いたあとの編集作業中に切り替えることは無理ですが、メッセージ作成ウィンドウを開くときにメッセージの形式を選択的に切り替える方法なら、Thunderbird 単体で可能です。
[Shift] キーを押しながら、メールツールバーの [作成] ボタン(あるいは [返信] ボタンなど)を押してみてください。
アカウント設定の [編集とアドレス入力] -> [編集] -> [HTML 形式でメッセージを編集する] で設定されている既定値と反対の形式でメッセージ作成ウィンドウが開きます。
通常はアカウント設定で指定されている形式、例えばプレーンテキスト形式でメッセージを作成しているが、たまに HTML 形式でのメッセージを作成したい――といったときに使える小技です。
とりあえず以上です。外してたらすみません。
(余談 1)
Thunderbird の用語では、メッセージの形式で「リッチテキスト形式」という名称はどこにも使われていません。「HTML 形式」という標準的な名称になっています。
電子メールにおける「リッチテキスト形式」と「HTML 形式」の(厳密な)違い、および「プレーンテキスト形式」についての細かい説明は省略しますが、「プレーンテキスト形式」の対語として装飾可能な電子メール形式という意味でいえば、「リッチテキスト形式」という名称を使っているのは一部のメールクライアントだけで、「HTML 形式」または「HTML メール」のほうが一般的な名称として広く使われているようです。
Mozilla の古い文書には "Rich Text" という言葉が使われているものがあったように記憶していますが、近年の Thunderbird では "HTML format" =「HTML 形式」で統一されているようですね。
ユーザー固有の習慣はあると思いますし、たかが名称ではありますが、少なくとも Thunderbird のヘルプ&サポートで使う際は「HTML 形式」と呼ぶほうが望ましいと思います。
「リッチテキスト」という名称を使わざるをえない場面では、"区別を明確にした上で使い分ける" ほうがいいと思います。
(余談 2)
ご存知とは思いますが、携帯電話のメールはそれぞれの携帯キャリアの独自形式から出発していて、いわゆる標準的な電子メールの規格とは異なる部分があります。一方、Thunderbird など PC 上のメールクライアントは標準規格に準拠したものが多いので、両者をイコールで結ぶことは本来できません。
すでにご紹介のあるような方法で対処は可能ですが、標準から外れて携帯キャリアに合わせたやり方になることを十分理解しておいてください。ビジネスとプライベートの切り分けを曖昧にして使ってしまうと(とくにビジネスシーンで)マズイ場合もありますから。いちおう念のため。