profiles.ini の内容を書き換えれば Windows で使用していたプロファイルフォルダを Mac OS X に持ち込んでも使えない事はないですが、Windows でしか使用できない設定や拡張機能を使っていた場合は注意が必要です。
そんなわけで、トラブルを避けるためにはプロファイルフォルダ内の必要ファイルのみを持ち込むようにしたほうが良いかと思います。
方法としては Mac OS X で一度 Firefox を起動してから終了し、プロファイルフォルダ内のファイルを入れ替えます。
Firefox 3.5.x だと
- ブックマーク:places.sqlite
- ブックマークのバックアップ:bookmarkbackups (フォルダ)
- クッキー:cookies.sqlite
- フォームの入力情報:formhistory.sqlite
- 保存したパスワード:key3.db、secmod.db、signons.sqlite
- 検索関係:search.json、search.sqlite、searchplugins (追加していれば)
- カスタマイズ:userContent.css、userChrome.css
こんなところでしょうか。
Thunderbird は少しややこしく、Mac 側でメールアカウント設定を済ませた後、直ぐにダウンロードしないよう設定、アカウント設定から起動時にメールをダウンロードしないにチェックを入れてから終了後に移行作業を行います。
- アドレス帳:.mab がつくファイル全て
- 保存したパスワード:key3.db、secmod.db、signons.txt
- メールデータ:Mail フォルダ下のアカウントフォルダ内のファイル全て
- カスタマイズ:userContent.css、userChrome.css
- ジャンクメールの学習結果を記録するデータ:training.dat (必要なら)
Thunderbird を起動して、以前の状態が復元されている事を確認したら、アカウント設定を元に戻します。
両アプリケーションとも拡張機能は面倒でも入れ替えたほうが良いです。user.js は互換性しだいでしょう。